サーストン・ダートによるフランス組曲を、番号順に楽しんでいる今週。1961年録音の「フランス組曲集」(DECCA 482 9398)では、ダートはチェンバロではなくクラヴィコードを選択しており、その家庭的とでもいえる親密さを楽しむことができます。これからきくのは第4番。第3番まではすべて短調曲でしたが、第4番からは長調曲で、より家庭的な雰囲気を感じさせます。なお、ダートが弾くクラヴィコードは、同時代の製作者、トーマス・ゴフによる楽器です。
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