バッハをはなれて(でもバッハの近く)今夜きくのは、ヨーハン・ヨーアヒム・クヴァンツのフルート協奏曲。音源はフランク・トゥンスとレ・ビュッファルダンによる「クヴァンツ:フルート協奏曲集」(ACCENT ACC 24258)で、アルバムにはト短調、ニ短調、イ短調、ト長調の4曲が収録されています。音楽はバッハの息子世代と共通性のあるもので、イ短調協奏曲の第1楽章あたりは、カール・フィーリップ・エマーヌエルの曲といわれたら信じてしまいそうです。著名なフルート奏者の名を冠したレ・ビュッファルダンは、フランソワ・フェルナンデスをはじめとする6名で編成。録音は2011年です。