降誕節後第1日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「新たに生まれし嬰児(みどりご)」(BWV122)です。このカンタータは1724年12月31日に初演された、いわゆるコラール・カンタータ(キリアクス・シュネーガスの同名コラールによる)。第3曲レチタティーヴォにのみ登場する、めずらしい3本のリコーダー(フラウト・ドルチェ)ですが、バッハのオーケストラでは専任の奏者ではなく、オーボエ属の奏者が兼任で吹いていたようです。BCJの録音(2003年)では、いずれもリコーダー奏者の、向江昭雅、太田光子、森吉京子が吹いています。
CD : BIS-CD-1401(BIS Records)