今週と来週は、ジェド・ウェンツの「Bach Complete Sonatas for Flute」から、収録順にそのフルートの妙技を楽しむ予定です。「Bach Complete Sonatas for Flute」は1991年に録音されたもので、CD1にBWV1033、BWV1034、BWV1038、BWV1013、BWV1031、BWV1032、CD2にBWV1030、BWV1035、BWV1020、BWV1039が収録されています。またCD2には、BWV29とBWV1006を独奏フルートのために編曲したパルティータもおさめられています。
ウェンツのフルート・ソナタの録音には、この録音(初出はFidelio 9210/11)のほかに、2008年録音の「Bach Complete Chanmber Music for Flute」(Brilliant Classics)もありますが、新録からはBWV1020、BWV1033、編曲のパルティータがはずされ、かわってBWV1079全曲が収録されています。これからきくのは、新録ではずされたハ長調のソナタ(BWV1033)で、共演はクリスティアーネ・ヴァイツ(チェンバロ)とフェーベ・カライ(チェロ)です。
CD : 99025(Vanguard Classics)