毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨日からききはじめた、ラミン・バーラミ(ピアノ)とリッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の「ピアノ協奏曲集」(DECCA 478 2956)。昨日きいたBWV1052は、第1楽章が6分52秒、第2楽章が5分48秒、第3楽章が6分57秒と、3楽章ともあきらかに速いテンポでした。演奏時間は解説書のもので、実測すればさらに最大10秒近く速い時間になるかもしれません。ちなみに、ピリオド楽器によるCDを、いくつか適当にひっぱり出してみたのですが、第1楽章だと、そのなかではピエール・アンタイのものが7分17秒(解説書表示)で最速でした。今日これから楽しむ第2番も、かなり速かった記憶があり、このテンポ設定はだれが主導しているのか、ちょっと気になるところです。

478 2956

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先週のグレン・グールドに続き、今週のバッハもピアノによるバッハを楽しみます。きくのは、ラミン・バーラミ(ピアノ)と、リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のピアノ協奏曲 (DECCA 478 2956)。ただし、アルバムのタイトルは、「piano」ではなく「keyboard」とされています。

バーラミは、1976年、テヘラン(イラン)生まれのピアノ奏者。アレクシス・ワイセンベルク、アンドラーシュ・シフ、ロバート・レヴィンたちに師事したらしく、「ゴルトベルク変奏曲」や「フーガの技法」など、バッハの録音も多数あります。なお、シフとレヴィンのバッハは、このブログでも何度か紹介しています。

シャイーは、1953年、ミラノ(イタリア)生まれの指揮者。2005年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第19代カペルマイスターに就任してからは、それまで録音では無縁だったバッハの作品もとりあげるようになり、「マタイ受難曲」や「クリスマス・オラトリオ」といった声楽曲の大曲も録音しています。

バーラミとリッカルド・シャイーが共演したアルバムは、1台のチェンバロ協奏曲の第1番から第5番までを収録。これを番号順に楽しむ予定で、まず今日は第1番です。なお、国内仕様では「ピアノ協奏曲全集」となっていますが、ほかの協奏曲から編曲された第6番と断片の第7番は収録されていません。

478 2956

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三位一体節後第13日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンたちによる「汝の主なる神を愛すべし」。このBWV77は1723年8月22日、つまり先週きいた「わが魂よ、主を頌めまつれ」の翌週に初演されたカンタータ(全6曲)です。トロンバ・ダ・ティラルシ(スライド・トランペット)が奏すコラール「これぞ聖なる十戒」の響く合唱曲にはじまり、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、アリア、コラールと歌いつがれます。録音は1999年で、このころのBCJは、独唱者は合唱団員(BWV77だと16人編成)とはべつで、緋田芳江(ソプラノ)、キルステン・ソレク・アヴェラ(アルト)、櫻田亮(テノール)、ペーター・コーイ(バス)が歌っています。

CD : BIS-CD-1041(BIS Records)

BIS-CD-1041

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今週は、グレン・グールドによる「イギリス組曲集」(SONY CLASSICAL SM2K 52606)を番号順にきいてきました。それまでのピアノ美(ピアノによるバッハの)を根底からひっくりかえしたグールドのバッハは、きき手によって好き嫌いがはっきりわかれる録音だといえるでしょう(ちなみに、わたしの友人にも生理的にダメ派がいます)。これからきくニ短調の第6番の、ゆったりと演奏されたプレリュードの導入部にしても、じゅうぶんに美しい演奏だと思うのですが、生理的にダメとなると苦痛でしかないのかもしれません。なお、この第6番の録音は、1975年10月と1976年5月におこなわれています。

SM2K 52606

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一昨日の夕方から昨日のお昼すぎまで、京都も天気が不安定でしたが、今日は朝からよい天気。まだ雲は多いものの、空気はからっとして、日中でも秋の気配が感じられるようになりました。さて、グレン・グールドによる「イギリス組曲集」(SONY CLASSICAL SM2K 52606)。今週はこれを番号順にきいており、これから楽しむのはホ短調の第5番です。この第5番の録音は、1974年12月と1976年5月にトロント(カナダ)でおこなわれており、昨日の第4番と同じく、複数年にまたがっての録音です。

SM2K 52606

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グレン・グールドの演奏で楽しんでいる「イギリス組曲集」(SONY CLASSICAL SM2K 52606)。これからきくヘ長調の第4番は、1974年11月と1976年5月にトロント(カナダ)で録音されたもの。この第4番から第6番までは、どれも複数年にまたがっての録音となっています。

SM2K 52606

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今週のバッハは、グレン・グールドの「イギリス組曲集」(SONY CLASSICAL SM2K 52606)。一昨日から番号順にきいており、今日楽しんだのは第3番(録音は1974年)です。グールドの演奏は、対位法をいききと表現、音が密集しているところでもすっきりときかせます。

SM2K 52606

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昨夜は中秋の名月。午前中はあまりよい天気でもなかったので、名月は期待していなかったのですが、予想外に美しい月を堪能するできました。今夜はスーパームーンで、しかも朝から上々の天気。このぶんだと、また美しい月を愛でられそうです。さて、昨日からききはじめたグレン・グールドの「イギリス組曲集」(SONY CLASSICAL SM2K 52606)、番号順にきいているので、今朝きくのはイ短調の第2番。録音は1971年です。

SM2K 52606

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今週きいていくのは、グレン・グールドの「イギリス組曲」(SONY CLASSICAL SM2K 52606)です。このアルバムは、1971年、1973年、1974年、1975年、1976年と、5年にわたって録音されたもので、今日から番号順(収録順)に楽しむ予定です。まずきくのは、1973年に録音されたイ長調の第1番。さわやかな風の吹く午後のひとときを、グールドの乾いたピアノの音で楽しみます。

SM2K 52606

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三位一体節後第12日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「わが魂よ、主を頌めまつれ」です。このBWV69aは1723年8月15日に初演されたカンタータ。全6曲のうち、第1曲の合唱曲と第3、第5曲のアリアは、1748年8月26日に初演された、市参事会員交代式のための同名のカンタータに転用されました。そうしたことから推察できるように、BWV69aは「厳しい訓戒と神学上の論点への集中が目立つ三位一体節後の日曜日のためのカンタータとしては、例外的に明るく華やかな内容をもってい」(『バッハ事典』)ます。

CD : SDG 134(SDG)

SDG 134

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今週きいてきたのは、ルネ・ヤーコブス指揮のRIAS室内合唱団、ベルリン古楽アカデミーによるモテット(1995年録音)。アルバムに収録されたBWV225からBWV230までのモテットを、番号順=収録順にきいてきました。今日きくのは最後となる、4声合唱のための「主を頌めまつれ、もろもろの異邦人よ」。この単一楽章のBWV230は、「カンタータの一部とする説もある」(『バッハ事典』)ようで、また、バッハの真作ではないとする説もあります。

CD : HMC 801589(harmonia mundi)

HMC 801589

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ルネ・ヤーコブス、RIAS室内合唱団とベルリン古楽アカデミーが、1995年に録音したモテット。これからきくのは二重合唱のための「来ませ、イエスよ、来ませ」です。このBWV229については、「オリジナル資料が失われているため、成立年代、機会とも、不明とするほかない」(『バッハ事典』)とのことです。

CD : HMC 801589(harmonia mundi)

HMC 801589

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今週のバッハは、ルネ・ヤーコブスと、RIAS室内合唱団、ベルリン古楽アカデミーによるモテットをきいています。アルバムは1995年に録音されたもので、その収録曲をBWV225から番号順=収録順にきいており、今日これからきくのはBWV228です。「恐るるなかれ、われ汝とともにあり」は、ふたたび二重合唱のためのモテット(昨日のBWV227は5声合唱)で、「1726年2月4日、ライプツィヒ市参事会員ヴィンクラーの未亡人、ズザンナ・ゾフィアの追悼式で演奏された」(『バッハ事典』)という説も提唱されています。

CD : HMC 801589(harmonia mundi)

HMC 801589

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ルネ・ヤーコブス、RIAS室内合唱団、ベルリン古楽アカデミーによるモテットの録音。一昨日から番号順にきいており、今日は「イエスよ、わが喜び」です。このBWV227は、ヨーハン・フランクの同名コラールと「ローマの信徒への手紙」を交互に配した構成の、じつに美しいモテットで、5声合唱で歌われます。

CD : HMC 801589(harmonia mundi)

HMC 801589

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昨日からききはじめた、ルネ・ヤーコブスたちによるモテット。今週は、BWV225からBWV230までのモテットを番号順(収録順でも)にきいていきます。今日きくのは「み霊はわれらの弱きを助けたもう」。このBWV226は、1729年10月20日、トーマス学校長のヨーハン・ハインリヒ・エルネスティの葬儀のために作曲されモテット。合唱はRIAS室内合唱団、オーケストラはベルリン古楽アカデミーで、管楽器、弦楽器ともに合唱の声部をなぞります。

CD : HMC 801589(harmonia mundi)

HMC 801589

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