毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨日のロ短調ソナタ(BWV1030)からききはじめた、ミカラ・ペトリ(リコーダー)、マハン・エスファハニ(チェンバロ)、ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による6曲のフルート・ソナタ(OUR Recordings 6220673)。今日きくのはCDの収録順どおり、変ホ長調のソナタ(BWV1031)です。このソナタは、感傷的なシチリアーノ(第2楽章)で有名で、第2楽章単独で録音されたりしています(真作性には議論あり)。ペトリはここではテナー・リコーダーを吹いており、使用楽器はアルトと同じくメック・エラートです。録音は2019年で、ペトリの母国デンマーク(コペンハーゲン)のガルニソン教会でおこなわれています。

6220673

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今週きいていくのは、ミカラ・ペトリ(リコーダー)、マハン・エスファハニ(チェンバロ)、ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による6曲のフルート・ソナタ(OUR Recordings 6220673)です。録音は2019年で、BWV1030からBWV1035まで番号順に収録されています。これからきくのは収録順どおり、ロ短調のソナタ(原調のまま)。ここでのペトリは、アルト・リコーダー(メック・エラート)を吹いています。

6220673

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三位一体節後第2日曜日にきくのは、ルーシー・クロウたちによるカンタータ「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」(J. S. Bach: Jauchzet Gott in allen Landen BWV 51 · hr-Sinfonieorchester · Lucy Crowe · Bejun Mehta)です。この映像も、すでに紹介してきた映像と同じくコロナ禍中のもので、2020年11月3日に録画。公開されているのは、hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)のYoutube公式チャンネル、hr-Sinfonieorchester - Frankfurt Radio Symphonyです。

映像をみておどろいたのは、指揮者として登場してきたベジュン・メータ。メータはすぐれたカウンターテナー歌手(変声まえもすぐれたソプラノ歌手)で、このカンタータも歌えるのではないかと思うのですが、ルネ・ヤーコプスやラファエル・ピション(こちらはずっと若いのですが)のように指揮者に転向ということなでしょうか。それはともかく、ここで歌うのはクロウ。クロウは1978年生まれの、イギリスのソプラノ歌手です。

J. S. Bach: Jauchzet Gott in allen Landen BWV 51 · hr-Sinfonieorchester · Lucy Crowe · Bejun Mehta

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これから楽しむのは、堀米ゆず子による無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番です。この映像は、インターネットラジオのOTTAVAのYoutube公式チャンネル、OTTAVA TV: Classical music station based in Tokyoで公開されている、「Yuzuko Horigome with J.S.Bach 2020 at Suntory Hall, Tokyo」。2020年11月11日におこなわれた、サントリーホールでの演奏会「堀米ゆず子 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル J.S.バッハとともに」を収録したもので、プログラムは、無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータのそれぞれ第1番と第2番の4曲です。ここできくのは、有名なシャコンヌ(チャッコーナ)をふくむパルティータ第2番。コロナ禍のなかでの演奏会ということで、客席は密にならないよう席をあけていますね。なお、この演奏会にむけてのインタビュー「堀米ゆず子(ヴァイオリン)」が「ぶらあぼONLINE」で公開されています。

Yuzuko Horigome with J.S.Bach 2020 at Suntory Hall, Tokyo

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これから楽しむのは、エヴァンジェリーナ・マスカルディによるハ短調のパルティータ(BWV997)です。この映像は、サウンドエンジニアであるエドアルド・ランベルテンギのYoutube公式チャンネル(Edoardo Lambertenghi)で、2021年3月5日に公開されたもの。録画は2021年2月26日、ランベルテンギらによっておこなわれています。マスカルディは、1977年、ブエノスアイレス生まれのギター、リュート奏者で、この曲ではバロック・リュートでの演奏。マスカルディもYoutubeの公式チャンネル(Evangelina Mascardi official)をもっており、そこにもバッハがあるのですが、ランベルテンギのほうがずっと画質がよいので、こちらを選択しました。

Youtube : J. S. Bach - Partita in C moll BWV 997 - Evangelina Mascardi, Liuto barocco(Edoardo Lambertenghi)

J. S. Bach - Partita in C moll BWV 997 -  Evangelina Mascardi, Liuto barocco

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これからきくのは、ブラジル・バッハ協会によるトリオ・ソナタ第1番(BWV525)です。この映像は、ブラジル・バッハ協会による「バッハ|ブラジル」シリーズの第10回にあたるもので、同協会のウェブサイトのほか、コンテンツ制作会社「EROICA」のYoutube公式チャンネル(EROICA música)で公開されています。録画は2021年(Youtubeでの公開は2021年6月6日)で、BWV525のほか、「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」(BWV645)、トリオ・ソナタ第5番(BWV529)が収録されています。演奏しているのは、ジョバニ・ドス・サントス (ヴァイオリン)、ルチア・カルペナ (リコーダー)、ディエゴ・S・ビアジベッティ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)、アレクサンドル・リッター (コントラバス[BWV525のみ不参加]) 、フェルナンド・コルデッラ (チェンバロ、音楽監督、解説)の5人です。リコーダーのカルペナをのぞき、マスクを着用していますね。

Youtube : BACH BRASIL #10 Concerto Trio Sonatas com direção de Fernando Cordella.(EROICA música)

BACH BRASIL #10 Concerto Trio Sonatas com direção de Fernando Cordella.

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これからきくのは、トン・コープマンによるハ短調のプレリュードとフーガ(BWV546)です。この映像は、オランダ・バッハ協会のプロジェクト、「オール・オブ・バッハ」のYoutube公式チャンネル(All of Bach)で公開されているもので、録画は2020年9月14日です(譜めくりのかたはマスク装着)。オルガンはツァハリアス・ヒルデブラントが1746年に建造した、ナウムブルクの聖ヴェンツェル教会のそれ。ちなみに、このオルガンはバッハがその検査にあたった楽器で、さらに、バッハの弟子で娘婿のヨーハン・クリストフ・アルトニコルは同教会のオルガン奏者を務めています。

Youtube : Bach - Prelude and fugue in C minor BWV 546 - Koopman | Netherlands Bach Society(All of Bach)

Bach - Prelude and fugue in C minor BWV 546 - Koopman | Netherlands Bach Society

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これから楽しむのは、ヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704によるブランデンブルク協奏曲第4番(BWV1049)。この映像は、コレギウム1704のYoutube公式チャンネル(Collegium 1704)で公開されているもので、ドヴォルザーク・ホール(無人)での録画です。録画時期は不明(公開は2020年6月10日)ですが、メンバー全員がマスクを着用しているので、コロナ禍中であることにはまちがいないでしょう。びっくりなのは、リコーダーの2人もマスクを着けていること。もちろん、スリットは入っていて、ちゃんと吹けるようになっています。また、リコーダーの足部管にも、マスク代わりのフィルターらしきものが装着されています。

Youtube : Collegium 1704 | Brandenburg Concerto No. 4 in G Major (BWV 1049)(Collegium 1704)

Collegium 1704 | Brandenburg Concerto No. 4 in G Major (BWV 1049)

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これから楽しむのは、ナターリア・ミルスタインのピアノで、嬰ヘ短調のトッカータです。この映像は、オランダ公共放送に加盟する、アヴロトロスのYoutube公式チャンネル、AVROTROS Klassiekで公開されている、「Bach: Toccata in Fis mineur BWV 910 - Nathalia Milstein - Live HD」。録画は2021年4月に、オランダはユトレヒトの鉄道工廠(密からはほど遠いひろびろとした空間)で、ワンテイクでおこなわれたということです。ミルスタインは、1995年、リヨン生まれのピアノ奏者。弾いているピアノは、ファツィオーリですね。

Bach: Toccata in Fis mineur BWV 910 - Nathalia Milstein - Live HD

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三位一体節後第1日曜日にきくのは、この日のためのカンタータ「飢えたる者に汝のパンを分かち与えよ」(BWV39)です。演奏はバッハ・コレギウム・チューリッヒ(BCZ)で、指揮はベルンハルト・フンツィカー。視聴するのはYoutubeの公式チャンネル(BachCollegiumZuerich)で公開されている映像で、コロナ禍中の2020年6月に録画されています。

合唱の編成は各声部1名(OVPP)の4名(カルメラ・コンラート、ウルリケ・アンダーゼン、ラファエル・ヘーン、ザムエル・ツィント)で、オーケストラも同じく各声部1名の12名(通奏低音はチェロ、コントラバス、オルガン、ファゴット、リュートの5名)です。

BCZは2000年に結成されたアンサンブル。コロナ禍以前はもっと大人数ので演奏にのぞんでいましたが、感染症対策のため、最小編成の演奏となったとみられます。また、録画はチューリッヒのアウグスティヌス教会でおこなわれていますが、観客は入れていないようです。

Youtube : J.S. Bach - Kantate "Brich dem Hungrigen dein Brot", BWV 39(BachCollegiumZuerich)

J.S. Bach - Kantate "Brich dem Hungrigen dein Brot", BWV 39

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今日これからきくのは、「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収のイ短調のデュエット(BWV805)。昨日までとおなじく演奏はピーテル・ヤン・ベルダーです。ここでのベルダーはチェンバロではなく、クラヴィコードを弾いて録音しておりそのクラヴィコードは、ヘールト・カルマンの製作(フリーデリーチにもとづく)。録音は2018年です。

CD : 96035(BRILLIANT CLASSICS)

96035

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これから楽しむのは、ピーテル・ヤン・ベルダーのクラヴィコードで、ト長調のデュエット(BWV804)です。このデュエットはベルダーの「フーガの技法」に、ほかの3曲のデュエットとともに収録。これら4曲は「クラヴィーア練習曲集 第3部」に所収された作品です。ベルダーのクラヴィコードの製作はヘールト・カルマン。録音は2018年です。

CD : 96035(BRILLIANT CLASSICS)

96035

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2021年のバッハ・メダルは、バッハ・アルヒーフの所長(デレクター)を務めた、ハンス・ヨアヒム・シュルツェとクリストフ・ヴォルフに授与されました。これまで音楽家がバッハ・メダルを受賞したさいには、そのCDをきくなどしていましたが、ともに研究者ですのでそれはできません。そこで紹介するのはヴォルフの退任記念の演奏会の映像「Leipzig Bach Archive • Farewell concert for Christoph Wolff」(2014年2月19日旧市庁舎)です。なお、これはバッハ・アルヒーフのYoutube公式チャンネルに公開(2014年5月22日)されたものなので、すでにご存じのかたもいると思います。

演奏会のプログラム第3曲(4台のチェンバロのための協奏曲)の出演者はサプライズだったようで、ヴォルフの驚く顔が映しだされています。独奏者として、トン・コープマン(バッハ・メダル受賞者)、マルコム・ビルソン、ロバート・ヒル、ロバート・レヴィン(同受賞者)。オーケストラのメンバーにはバッハ・アルヒーフ現所長のペーター・ヴォルニーや、ヴォルフの家族らも出演しています。第4曲(「われはおのがうちに満ち足れり」)と第6曲(「神はわれらの確き望みなり」)の指揮はジョン・エリオット・ガーディナー(同受賞者)で、チェンバロはヘルマン・マックス(同受賞者)が弾いていますね。



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昨日からききはじめた、ピーテル・ヤン・ベルダーによる4曲のデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)。今日きくのは番号順どおり、ヘ長調のデュエット(BWV803)です。ここでのベルダーはクラヴィコードを弾いての録音(2018年)。ふつうオルガンかチェンバロで演奏されますから、ベルダーのようにクラヴィコードはめずらしいですね。このブログでは2011年6月にも、ヤロスラフ・トゥーマのクラヴィコードできいています。

CD : 96035(BRILLIANT CLASSICS)

96035

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今日から週末まできいていくのは、ピーテル・ヤン・ベルダーによる、4曲のデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)です。4曲は先日きいたベルダーの「フーガの技法」のCDに収録されたもので、今日のホ短調のデュエット(BWV802)から、番号順に楽しむことにします。ベルダーが弾くのはチェンバロではなく、クラヴィコード。製作者はヘールト・カルマンで、録音は2018年です。

CD : 96035(BRILLIANT CLASSICS)

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