毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今宵これから楽しむのは、本流のリリアン・ゴルディをはなれ、マティアス・マウテとアンサンブル・カプリスによる「シャコンヌ」です。「シャコンヌ」とはもちろん、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番のチャッコーナで、マウテの録音ではリコーダーを中心にしたアンサンブルに編曲(マウテ)されています。収録されているのは、2015年録音の「Chaconne - Voices of Eternity」(Analekta AN 2 9132)。マウテ作曲の7曲の「シャコンヌ」と、バロック時代の作曲家のチャッコーナ、パッサカリア、フォリアを交互に配したおもしろい企画のCDです。

AN 2 9132

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いまレギュラーできいている、リリアン・ゴルディの「BACH Lillian Gordis Harpsichord」。収録された8曲を順番どおり楽しんでおり、これからきくのは「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」からプレリュードとフーガ第22番(BWV891)です。ゴルディとって、「平均律クラヴィーア曲集」両巻は、13歳のときに両親から楽譜を贈られたということで、思い入れの強い曲集のようです。ところで、この第2巻の第22番のプレリュードをきくと思い出すのが、第1巻の第22番のプレリュード。第1巻第22番の主題と似た旋律が、第2巻第22番でも頻出します。

CD : PTY1521280(PARATY)

PTY1521280

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昨日から楽しんでいる、リリアン・ゴルディの「BACH Lillian Gordis Harpsichord」。今日きくのは収録順どおり、「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」のプレリュードとフーガ第21番(BWV890)です。ゴルディの弾くのはフィリップ・ユモーの1999年製チェンバロ(ジャーマン・モデル)で、録音は2020年です。

CD : PTY1521280(PARATY)

PTY1521280

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今週と来週は、リリアン・ゴルディがバッハを弾いた「BACH Lillian Gordis Harpsichord」をきいていきます。ゴルディは1992年、アメリカ生まれのチェンバロ奏者で、ピエール・アンタイ、スキッペ・センペに師事。2020年録音のアルバムには、パルティータが2曲、イギリス組曲が2曲、プレリュードとフーガ(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)が4曲収録されており、これを収録順に楽しみます。これからきくのはパルティータ第1番(BWV825)。使用楽器はフィリップ・ユモーの1999年製チェンバロ(ジャーマン・モデル)です。

CD : PTY1521280(PARATY)

PTY1521280

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復活節後第4日曜日にきくのは、カール・リヒターたちによる「わが去るは汝らの益なり」(TELDEC 9031-77614-2)です。このカンタータは1725年4月29日の初演。バスのアリア、テノールのアリアとレチタティーヴォ、合唱、アルトのアリア、コラールという構成です。リヒターたちの録音は1958年。独唱はリリアン・ベニグセン、ピーター・ピアーズ、キート・エンゲンで、合唱と管弦楽はミュンヘン・バッハ同合唱団、ミュンヘン州立歌劇場管弦楽団員です。なお、すでに紹介済みですがリヒターにはアルフーフでの録音があり、そちらは1967年の録音です。

9031-77614-2

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これから楽しむのは、マルツィン・シヴィオントキエヴィチ(マルチン・スフィオントケヴィッチ)による「ゴルトベルク変奏曲」(BWV988)です。シヴィオントキエヴィチは1984年生まれのポーランドのチェンバロ奏者。このブログでも一度紹介していて(半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 [12])、それもとてもおもしろい演奏でした。この「ゴルトベルク変奏曲」も、けっして眠れないおもしろい演奏。レジスターを足で操作できるよう、ペダルを装備したチェンバロで、色彩感ゆたかな演奏を披露しています。2度のアリアでの装飾も意表をつかれるもの。そんなおもしろさもある反面、これでよいのかという疑問も湧きます。バッハの孫弟子あたりだと、こういう演奏をしていたかもしれませんが、さてどうなのでしょう。録音は2018年。使用楽器はマティアス・クレーマーの2006年製のチェンバロ(18世紀のジャーマン・モデル)です。

CD : RCD1064(RUBICON)

RCD1064

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ヴィクトリア・ムローヴァの「Bach Concertos」は、オリジナルの2曲、編曲の2曲のヴァイオリン協奏曲が収録されたアルバム(2012年録音)。このアルバムでは、オッターヴィオ・ダントーネ(チェンバロ)とアカデミア・ビザンチナが共演しており、これから楽しむのはハ短調のヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲は、ダントーネに配慮した編曲なのでしょう。原曲は2台のチェンバロのための協奏曲第1番で、一般的にはオーボエとヴァイオリンを独奏楽器とする再構成で録音されます。ムローヴァとダントーネの独奏楽器のバランスは、ヴァイオリンが主でチェンバロが従という感じです。

CD : ONYX 4114(ONYX)

ONYX 4114

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ヴィクトリア・ムローヴァたちによる「Bach Concertos」から、収録順にきいている4曲のヴァイオリン協奏曲。3日目はヴァイオリン協奏曲第1番(BWV1041)です。ムローヴァの演奏は力みのない流麗なもので、音楽もいきいきしています。共演するのはオッターヴィオ・ダントーネ(チェンバロ)とアカデミア・ビザンチナ。明澄な音色でムローヴァをサポートしています。録音は2012年です。

CD : ONYX 4114(ONYX)

ONYX 4114

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昨日からききはじめた、ヴィクトリア・ムローヴァたちによる「Bach Concertos」。今日きくのは収録順どおりニ長調のヴァイオリン協奏曲です。この協奏曲はホ長調のチェンバロ協奏曲(第2番)を編曲したもの。reconsructionではなくarrangementとあるので、再構成(復元)ではなく、「ヴァイオリンを独奏にしてみました」というぐらいの感覚のようです。共演はオッターヴィオ・ダントーネ(チェンバロ)とアカデミア・ビザンチナで、録音は2012年です。

CD : ONYX 4114(ONYX)

ONYX 4114

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今日から明明後日まできいていくのは、ヴィクトリア・ムローヴァたちによる「Bach Concertos」。2012年に録音されたアルバムには、オリジナルと編曲のヴァイオリン協奏曲が2曲ずつ収録されており、今日のヴァイオリン協奏曲第2番(BWV1042)から収録順に楽しみます。共演はオッターヴィオ・ダントーネ(チェンバロ)とアカデミア・ビザンチナです。

CD : ONYX 4114(ONYX)

ONYX 4114

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インカンターティの編曲、演奏できいてきた15曲のインヴェンションとシンフォニア。15曲は2021年に録音された「J.S.Bach: Keyboard Works」に収録されたもので、これを収録順どおりに楽しんできました。これからきくのはシンフォニア第13番(BWV799)。ヴォイス・フルートのエマ・マーフィー、ヴィオラ・ダモーレのレイチェル・ストット、ヴィオラ・ダ・ガンバの森川麻子の3人での演奏です。アルバムにはほかに、オルガン・コラールやトリオ・ソナタの編曲も収録されていますが、それらはまたの機会にでも楽しむことにします。

CD : FHR122(FHR)

FHR122

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復活節後第3日曜日にきくのは、トーマス・グロッパー指揮、アルツィス・ヴォーカリステン・ミュンヘン(AVM)、バロック・オーケストラ・ラルパ・フェスタンテ(BOLAF)による「泣き、嘆き、憂い、怯え」(BWV12)です。この全7曲からなるカンタータは1714年4月22日に初演。シンフォニアに続く合唱曲は、ロ短調ミサ曲の「クルチフィクスス」に転用されたことでも有名です。合唱をうけもつAVMは2005年に結成された合唱団で、昨今のカンタータ録音にくらべると、比較的大きめな編成で歌っています(参加人数は解説書にもなく不明)。BOLAFは1983年に結成されたオーケストラ。録音は2012年におこなわれています。

CD : OC 425(OEHMS CLASSICS)

OC 425

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今日これからきくのは、イギリスのアンサンブル、インカンターティによるインヴェンション第15番(BWV786)です。インカンターティはそのアルバム「J.S.Bach: Keyboard Works」でインヴェンションとシンフォニアを、曲ごとに編成をいろいろかえた編曲で楽しませてくれ、ここでは、エマ・マーフィーのアルト・リコーダー、森川麻子のヴィオラ・ダ・ガンバできかせます。録音は2021年です。

CD : FHR122(FHR)

FHR122

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このところレギュラーできいている、インカンターティの「J.S.Bach: Keyboard Works」(2021年録音)。このアルバムからインヴェンションとシンンフォニアのアンサンブル編曲を収録順に楽しんでおり、これからきくのはインヴェンション第8番(BWV779)です。この曲は、エマ・マーフィーのソプラノ・リコーダー、森川麻子のヴィオラ・ダ・ガンバでの演奏。ソプラノ・リコーダーのキラキラした音色とガンバの渋さが対照的です。

CD : FHR122(FHR)

FHR122

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「こどもの日」に楽しむのは、イギリスのアンサンブル、インカンターティによるシンフォニア第11番(BWV797)。このBWV797を前回きいたのは同じくアンサンブル編曲で、ステファニー・ポーレのヴァイオリンとエリーザベト・ガイガーのオルガンによるものでした(記事は「シンフォニア 第11番 ト短調 BWV797 [7]」)。インカンターティは同曲を、エマ・マーフィーのヴォイス・フルート、レイチェル・ストットのヴィオラ・ダモーレ、森川麻子のヴィオラ・ダ・ガンバで演奏しています。録音は2021年です。

CD : FHR122(FHR)

FHR122

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