毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これからきくのは、シェン・ユエン(盛原)のピアノで、フランス組曲第4番。今週これまできいてきたアルバムと同じく、「フランス組曲集曲」(Piano Classics PCL10162)に収録されたものです。6曲のフランス組曲は、前半3曲が短調、後半3曲が長調。今日きく第4番は変ホ長調で、以下ト長調、ホ長調と続きます。録音は2017年および2018年。使用ピアノはスタインウェイです。

PCL10162

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今週きいているのは、中国のピアノ奏者、シェン・ユエン(盛原)の「フランス組曲集曲」(Piano Classics PCL10162)。シェン・ユエンは、2012年に「ゴルトベルク変奏曲」を録音、J.S.Bach Keyboard Worksシリーズとして、2014年に「イタリア協奏曲」など、2015年に「パルティータ集」、2017年から2018年にかけては、いまきいている「フランス組曲集」を録音と、主要なバッハの鍵盤楽曲をピアノ(スタインウェイ)で録音してきています。

また2016年には2度めの「ゴルトベルク変奏曲」をチェンバロで、さらに2019年には「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」をクラヴィコードで録音しています。フランス組曲はピアノでの演奏ですが、ピリオド・アプローチをピアノに援用してたような表現で、テンポも全体的に速めです。これからきくフランス組曲第3番も同じ傾向ですが、サラバンドはピアノのよさを強調し、情趣豊かにゆっくりと弾いています。

PCL10162

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昨日からききはじめた、中国のピアノ奏者、シェン・ユエン(盛原)の「フランス組曲集曲」(Piano Classics PCL10162)。先週末にはシェン・ユエンが弾くクラヴィコードで「運指練習曲をききましたが、フランス組曲ではピアノ(スタインウェイ)での録音(2017年、2018年)です。今日きくのはアルバムの収録順=番号順どおり、フランス組曲第2番です。

PCL10162

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今週きいていくのは、中国のピアノ奏者、シェン・ユエン(盛原)の「フランス組曲集」(Piano Classics PCL10162)です。このアルバムは2017年、2018年の録音で、Piano Classicsでの一連の録音、「J.S.Bach Keyboard Works」の第3巻にあたります。アルバム収録順は番号どおりで、これからきくのはその順どおり、フランス組曲第1番。弾いているピアノはスタインウェイです。

PCL10162

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顕現節後第2日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「わがため息、わが涙は」(Hanssler CLASSIC CD 92.004)です。このBWV13は1726年1月20日に初演。全6曲中、第3曲はヨーハン・へールマンのコラール、第6曲はパウル・フレミングのコラールですが、この2曲はゲオルク・クリスティアン・レームスの台本にはなく、バッハが追加したとみられています。

リリングたちの録音は1981年。管弦楽と合唱は、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライ。独唱はアーリーン・オジェー(第4曲のレチタティーヴォ)、キャロリン・ワトキンソン(第2曲のレチタティーヴォ)、アーダルベルト・クラウス(第1曲のアリア)、ヴァルター・ヘルトヴァイン(第5曲のアリア)です。

CD 92.004

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これからきくのは、中国のピアノ奏者、シェン・ユエン(盛原)による「運指練習曲」(BWV994)です。この小曲は「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」の劈頭に記入された運指法の教授のための曲。奏者のシェン・ユエンのバッハ録音は、これまですべてピアノ(スタインウェイ)でしたが、この曲集の録音ではクラヴィコードをもちいています。そのクラヴィコードは、ヤーコプ・アードルングの1726年製の楽器にもとづく、ヨリス・ポトフリーゲの2018年製で、録音は2019年です。

CD : 96455(Brilliant Classics)

96455

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ピーテル・ヤン・ベルダーが1999年に録音した、「Bach / Notenbuchlein fur Anna Magdalena Bach」(「アンナ・マクダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」。このアルバムから少しずつ数度にわけ、バッハの真作性が疑われるクラヴィーア曲をきいてきました。これからきくのはニ短調のメヌエット(BWV Anh.132)。はじめの4小節は、「この旋律どこかできいたことがある」と思わせるもの。メヌエットはそんなにきく曲ではないので、瞬間「はてな」なのですが、「クリスマス・オラトリオ」第2部のテノールのアリアですね。オブリガートのフルートは装飾的ですが、テノールの歌いだしはとくに近似しています。「クリスマス・オラトリオ」を作曲するさい、バッハはこのメヌエットが念頭にあったのでしょうか。ベルダーはアルバムでチェンバロ、クラヴィコードを弾き分けていますが、この曲ではチェンバロを弾いています。チェンバロはコルネリス・ボムの1999年製チェンバロ(ルッカース・モデル)です。

CD : 93098(Brilliant Classics)

93098

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今週ここまできいてきたのは、ダニエル・コルゼンパが1995年に録音した「J.S. Bach: Preludes and Fugues」。収録曲は4曲と少なく、これからきくのは最後に収録されたホ長調のプレリュードとフーガ(BWV566)です。コルゼンパのレジストレーションは明るく柔らかい響きが出色で、アルンシュタット時代に作曲したとされるBWV566は、そうしたコルゼンパにもあっていて、アルバムの最後を飾るにもふさわしい曲だと感じます。使用楽器は、アルベルトゥス・アントニ・ヒンツが1743年に建造した、オランダのボーフェン教会のオルガン(1743年)です。

CD : 416 363-2(PHILIPS)

416 363-2

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今日きくのはダニエル・コルゼンパの「J.S. Bach: Preludes and Fugues」から、ハ短調のファンタジーとフーガ(BWV537)です。この曲は後世の作曲家や演奏家をいたく刺激したようで、このブログでもエドワード・エルガー(オーケストラ編曲)やオイゲン・ダルベール(ピアノ編曲)を紹介しました。コルゼンパの録音(1995年)はもちろんオルガンを弾いてのもので、そのオルガンはオランダのボーフェン教会のアルベルトゥス・アントニ・ヒンツ建造(1743年)のそれです。

CD : 416 363-2(PHILIPS)

416 363-2

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昨日からきいている、ダニエル・コルゼンパの「J.S. Bach: Preludes and Fugues」。今日きくのはアルバム収録順どおり、ト長調のプレリュードとフーガ(BWV541)です。コルゼンパが弾いているのは、アルベルトゥス・アントニ・ヒンツが1743年建造した、オランダのボーフェン教会のオルガン。録音は1995年です。

CD : 416 363-2(PHILIPS)

416 363-2

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今日からきくのはダニエル・コルゼンパの「J.S. Bach: Preludes and Fugues」。このアルバムは1985年、オランダのボーフェン教会のオルガン(アルベルトゥス・アントニー・ヒンツが1743年建造)を弾いての録音です。まずきくのは収録順どおり、ニ短調のトッカータとフーガ(BWV538)。といっても有名なほうではなく、「ドリア調」と呼ばれるトッカータとフーガです。

CD : 416 363-2(PHILIPS)

416 363-2

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顕現節後第1日曜日にきくのは、ミリアム・フォイアージンガークラウス・メルテンス、そしてバッハカンタータ・イン・フォルアルベルク・アンサンブルによる「いと尊きイエス、わが憧れよ」(BWV32)です。このBWV32は1726年1月13日に初演されたカンタータ。全6曲中、第1曲から第5曲はゲオルク・クリスティアン・レームスの詩で、魂(フォイアージンガー)とイエス(メルテンス)の対話からなっています。第6曲のコラールはパウル・ゲールハルトの詩で、独唱者2名にリーア・エリーザベト・ミュラーとクレメンス・ブロイスがくわわり、4名で歌われます。第1曲はしみじみと美しいアリアで、そこでのオーボエのオブリガートはエリーザベト・グリュンマー(往年の名歌手と同名ですね)。アンサンブルの編成はヴァイオリン2名、ヴィオラ1名と通奏低音3名で、第1ヴァイオリンはレナーテ・シュタインマンです。ソースのアルバム「Bach Dialog Kantaten(バッハの対話カンタータ集)」にはこのBWV32のほか、「われは行きて汝をこがれ求む」(BWV49)とクリストフ・グラウプナーのオーボエ協奏曲も収録。録音は2023年です。

CD : CHR 77473(CHRISTOPHORUS)

CHR 77473

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1月6日、顕現節に視聴するのは、ルドルフ・ルッツとザンクト・ガレンJ.S.バッハ財団合唱団・管弦楽団による、カンタータ「主よ、勝ち誇れる敵どもの息まくとき」(「クリスマス・オラトリオ」第6部)です。第5部では黙していたトランペットとティンパニーが復帰し、第1曲の合唱曲や第11曲のコラールでは勇壮に鳴り響きます。そのトランペットを吹くのはヤロスラフ・ロウチェクら3名。オーケストラのリーダーはレナーテ・シュタインマンで、独唱者はルビー・ヒューズ、アレクザンドラ・ラヴォール、ダニエル・ヨハンセントビアス・ヴィッキーです。録画は2020年1月17日、トローゲン(スイス)の福音教会でのライブ収録です。

Youtube : J.S. Bach - Cantata BWV 248 "Weihnachtsoratorium" (J.S. Bach Foundation)(Bachstiftung)

Cantata BWV 248-6

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今日これから視聴するのは、新年後の日曜日ためのカンタータ「栄光あれと、神よ、汝に歌わん」(「クリスマス・オラトリオ」第5部)です。今日は日曜日ではないのですが、今年の新年後はじめての日曜日は1月7日で、1月6日の顕現節よりあとの日曜日、つまり顕現節後第1日曜日となるため、日にちをくりあげて今日、「栄光あれ」を視聴することにしました。視聴する映像は、ルドルフ・ルッツとザンクト・ガレンJ.S.バッハ財団合唱団・管弦楽団による2019年1月18日のライブ。このカンタータでは金管楽器は編成されておらず、弦楽とオーボエ・ダモーレ、通奏低音と、「クリスマス・オラトリオ」中の最小編成です。オーケストラのリーダーはエヴァ・ボルヒで、独唱者はマリー・ルイーゼ・ヴェルネブルクマーゴッット・オイツィンガーダニエル・ヨハンセンマティアス・ヘルムです。

Youtube : J.S. Bach - Cantata BWV 248 "Weihnachtsoratorium" (J.S. Bach Foundation)(Bachstiftung)

Cantata BWV 248-5

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これからきくのはバッハの初期のカンタータ、「深き淵より、われ汝に呼ばわる、主よ」(BWV131)です。歌詞はマルティン・ルター訳の同名詩篇130篇とバルトロメーウス・リングヴァルトのコラール「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」。バッハ研究者アルフレート・デュルによれば、このカンタータは1707年のミュールハウゼンの大火をうけた、懺悔の礼拝のために作曲されたということです。全5曲はシンフォニアに導かれる合唱曲にはじまり、コラール付きアリオーソ、合唱曲、コラール付きアリア、合唱と続く構成。ここできくのはOVPPによるシアター・オブ・アーリー・ミュージックの胸に沁み入るような録音(2001年)。オーケストラの編成はBWV131では6名編成で、歌手はスージー・ルブラン、ダニエル・タイラー、ヤン・コボウスティーヴン・ヴァーコーの4人です。

CD : ACD2 2279(ATMA Classique)

ACD2 2279

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