←きのう、アサギマダラを見た、という記録です。この一頭だけ。
12日
名瀬12時 17.9度 降水0.0 北 2m/s
日照0.5h 湿度56 気圧1023.6
大相撲初場所7日目
○里山(4-3) 送り出し 玉力道
○旭南海(3-4) 寄り切り 琉鵬
新年の軽量で安馬が体重を増やし(189cm 115k→124k)、里山(176cm 117k)は、関取最軽量と呼ばれるようになりました。
軽量ながら、大きな相手にも正攻法で真っ向勝負の里山。
立ち合い、変化することはありません。あっぱれです。
そればかりか、幕内を目指している、里山は、前に出て相手を押し出す相撲をとりたい、と言います。
この気持ちの強さが、現在の位置を維持し、けれんみのない相撲で連日館内をわかせているゆえんです。
立ち合い、里山の左下手が、すっと、玉力道の前褌に届きますが、
玉力道は、これを警戒して、里山の肩口を突き上げ、許しません。
合計10回づつの突き、回転が速い。
もぐりこみたい里山、相手のふところに入れません。
しかし、ここは心配するところでは、ありません。
玉力道は、里山の出足をふせぐのでせいいっぱい。
腰が入っていません。踏み込みもありません。
逆に前に出るのは里山です。
相手の突き押しに、突っ張り手で応戦しているように見える里山の両手の動きをご注目ください。
あごに入った一発は、まだ痛む首を反らして、吸収します、相手の攻撃を背中を反らして、しなやかにかわしながら前にでます。相撲力学です。身体能力の高さと、普段の稽古がひつようです。
玉力道のひじを下からあてがい、突っ張りをひとつひとつ、うま~く払いのけているのがわかります。できればスローで再生してください。(このブログはスロー再生機能がない機器を使ってお送りしています。)
頭を下げ、前にでる里山に、玉力道、たまらず里山の首根っこを押さえて、はたこうとしますが、里山ここは、よく残しました。俵に付いたのは左足のつま先。
ここから、土俵中央に押し返したあと、再び土俵際の里山、右足が俵に乗ります。
しかし、ここからが里山です。ここもドキ、ドキしながら見る必要はありません。里山の足には目がついているようです。
まわしを与えていない、土俵際のこの体勢は、里山の勝ちパターンなのです。過去幾多。
注意しなければならないのは、むしろ、おいつめた玉力道なのです。
おっつけていた玉力道の右腕をたぐるようにしながら、体勢をくずし、
すばやく、里山は自分の体勢を入れ替え、左にまわりこみます。
ここは、よく残した玉力道、左にまわりこんだ里山を、両手で突き出そうとしますが、里山は、もうそこにはいません。
いないどころではありませんでしたね、そのとき、すでに里山は、玉力道の真後ろに回り込んでおり、後ろから送り出し。
この土俵際の、腕をたぐってからの、すばやい里山の身のかわしと、フットワーク、いまのところ、これのできるのは、牛若丸?か里山だけです。
礼に戻りながら、けげんそうな表情で、現場を見つめる玉力道でした。