大相撲夏場所5日目
東十5 豊桜0勝5敗 ● 引き落とし ○ 旭南海3勝2敗 西十8
東幕9 佐田の富士 2勝1敗○押し出し ●1勝2敗 里山 東幕11
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今日の放送席
幕下としてはめずらしく、
仕切りのあいだに、
行司の衣装の紹介があった。
十両格の行司の夏用の衣装。
薄くすきとおった美しい絽(ろ)の衣装。
行司の世界にも厳しいランク付けがあり
ぞうりに足袋(たび)に絽(ろ)の衣装は若い行司さんのあこがれ。
絽の衣装は非常に高価で、産地としては大聖寺・桐生・八王子などが有名。
里山は、日本最高品質の絹織物、大島紬(おおしま・つむぎ)の産地として全国に知られる奄美市笠利町の出身。
絽(ろ)の衣装の行司が裁く、十両土俵入り前、最後の一番。
つむぎさんの情報によると、里山これまで分の悪い相手 佐田の富士 戦
里山、今日も、きのうとよく似た、怒涛の攻めをくらふ。
きょうは、ナゼ、どとうの攻撃をしのげなかったのか?
一目瞭然
写真で分析した。
それは、目には見えないほどの一瞬の立ち合いの遅れにあった。
上が今日の取り組み、右が里山
下は、昨日里山(左)が勝った一番 (ともに立ち合いの瞬間と、その次の瞬間)
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きのうは、里山フライング気味の絶妙なタイミングの立ち合いで、
右足が踏み込んでいて、まわしを取りにいって、成功。
その一枚まわしで土俵際をしのぎ、そのまま反転攻勢の下手出し投げが決まったのだった。
しかし、きょうは、一瞬の遅れ(写真では、腰の浮き具合が違う)。
足がそろってしまい、佐田の富士に踏み込まれ、上体は起き、なすすべなく怒涛の押し出しを食らふ。
一瞬といっても、VTRでも注意しないとわからない。
ほとんど心理的な一瞬だ。