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ソテツ観察 中級編2-2 胚珠断面

2009年06月11日 | 植物

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↑ ソテツの実(方言 ナリ) 雌花 胚珠の断面 (コーヒー豆ほどの大きさ)熟すころには、緑色の部分が赤くなり4センチほどの大きさになる。

まだ早いようですが、胚珠の先端部に入り込んだ花粉が花粉管を伸ばします。撮影に成功するでしょうか。

世界で最初に植物の精子(鞭毛をもった精虫)を発見したのは、日本人で、

明治29年(1896年)平瀬作五郎がイチョウで、

同じ年に池野成一郎がソテツで精子を発見した。

精子発見とその意義

おどろくべきことにこのことが日本で広く知られ評価されるようになったのは最近のことである。それはナゼか?歴史の勉強中。

鹿児島県は、去年、平成20年4月22日に 鹿児島市城山町1-1の鹿児島県立博物館にある「世界で初めて精子が発見されたソテツ」を県の天然記念物に指定した(県HP)。

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↑ 雌花の大胞子葉(上)と 雄花の小胞子葉(裏側に花粉)。つぶは、指でかるくさすったくらいでは、はがれない。

大胞子葉の下の部分についた4つの胚珠の内のひとつをカッターで二つに切った写真が上の写真です。

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↑ 2008年12月6日に観察した大胞子葉

このとき、赤いちいさな実の中は空洞だった。

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↑ 小胞子葉(拡大写真↓)の集合体 雄花

軽くなでると、少量の花粉が飛んだ。

花粉と精子はどう違うのか?は、次回。

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