奄美 海風blog

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ソテツ 奄美 笠利崎園地の植物たち

2009年06月09日 | 田中一村

奄美最北端 笠利崎 地図

長い長い海岸沿いの道路は、亜熱帯な植物たちの写真を撮りたい人にはたまらない、

皆既日食でもにぎわいそうだ。

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↑↓ ソテツ 雌(め)花

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↑ 赤くなる前のソテツの実は、見ることが少ないが、やはり青かった。

今年は、ソテツの雄花と雌花がたくさん咲いているのが目立つように思う。

全植物の約8割を占める種子植物は、裸子(らし)植物と被子(ひし)植物とに分けられるが、
ソテツは、胚珠(はいしゅ)がむき出しになった裸子植物である。

裸子植物は、雌雄異花(ソテツは雌雄異株しゆういしゅ)が普通で、ほとんどが風媒花。

ソテツの雌株の大胞子葉(だいほうしよう)は心皮(しんぴ)といわれ、根元に付くオレンジ色のもの(4個)は種子。

写真の雌株のような大胞子葉(心皮(しんぴ)は雌しべの原初形態で、あらゆる花の器官がすべて葉の変形であることの証拠と言える。

(雄株には小胞子葉が付く)

胞子生殖を行うシダ植物から進化したと考えられる種子植物の胚珠と花粉はシダ植物の胞子に相当する。

胚珠や花粉を形成する葉は、胞子葉と呼ばれる。
裸子植物の場合、胞子は雌性の胚珠と雄性の花粉に分化したものと考えられる。

参考 このブログ 2008年12月 6日 (土曜日)
ソテツの観察 中級編 1-1 大胞子葉(だいほうしよう)
 

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