amazon 内容紹介
奄美研究に必須の書、待望の復刊――。 記紀万葉などの日本最古典に見える上代語や、古俗信仰などが、奄美には今なお多く存続している。 著者は、言語、芸能、伝説や昔話、信仰……あらゆる分野にわたって検討を加え、詳述している。
この本は6、000円もするのですがその価値は充分にあるだろう。熟読吟味すべき箇所多く、読み終わるまで時間がかかった。
「奄美研究に必須の書」として内容も高度だと思おうが、初めての人でも興味のある人は、引き込まれてしまうだろう。それは奄美そのもののおもしろさかもしれない。
特に、七章天降り女人/ / 九章 もや(喪屋)/ 一〇章 まぶり(霊)たましひ(魂)/ 一一章 をなり神/ 一二章 もの(物)と まどひ(惑)/ 一三章 イャンハツ(い矢の初)と ツモリ/ 一四章 ケンモン(化の物)と ウバ(姥)/など、スピリチュアル系が、ぞくぞくするほどおもしろい。一三章 イャンハツ(い矢の初)と ツモリ/ は初耳の部分が多く、興味深い。どうしで今まで復刻されなかったのだろう?と思うほどだ。奄美そのもののおもしろさと言っても、おもしろいのはそこに今に生きる日本古代の文化があるからだろう。
単行本: 522ページ
出版社: 南方新社; 1版 (2011/7/7)
言語 日本語発売日: 2011/7/7
商品の寸法: 21 x 15 x 3.4 cm
目次
一章 しま(島・洲)/ 二章 みや(宮)あしゃげ(足騰宮)及び とねや(刀禰屋)/ 三章 あじ(阿自)と かなし(加那志)/ 四章 はら(腹)と はるち(腹内)/ 五章 八月踊りの由来/ 六章 諸鈍しばやの由来/ 七章 天降り女人/ 八章 嘉徳ナベ加那節の一考察/ 九章 もや(喪屋)/ 一〇章 まぶり(霊)たましひ(魂)/ 一一章 をなり神/ 一二章 もの(物)と まどひ(惑)/ 一三章 イャンハツ(い矢の初)と ツモリ/ 一四章 ケンモン(化の物)と ウバ(姥)/ 一五章 へび俗信/ 一六章 トーネ(たふね・田舟)/ 一七章 「いも」と「うも」/ 一八章 四季の鳥と はと(鳩)の語源/ 一九章 イャ と ウラ/ 二〇章 「お」と「を」/ 二一章 奄美方言音韻の三大特色/ 二二章 奄美に生きる古典語/ 補遺I 蟹のバプテズマ/ 補遺II 奄美大島の昔話
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復刻 奄美に生きる日本古代文化 価格:¥ 6,090(税込) 発売日:2011-07-07 |