大相撲九月場所 7日目(土)
横綱・大関の結果 奄美郷土力士全13人の新番付と星取表
太字が今日取り組みのあった力士 赤が勝った力士
日本相撲協会
幕内
東前4 栃ノ心4勝3敗○不戦●琴欧洲 1勝6敗 西大関
東前3 豪風 1勝6敗●突き落とし○ 把瑠都 5勝2敗 西大関
東大関 日馬富士 3勝4敗●叩き込み○嘉風 3勝4敗 西前2
横綱 白鵬 7勝0敗○叩き込み●豊ノ島 1勝6敗 東小結
十両
里山(さとやま)奄美市笠利町 尾上部屋
9月東十両12 ○○○●● □● 4勝3敗
7月西幕下6 -○●-○-○--○-○●-- 5勝2敗
5月西幕下20 ●--○○--○-○-○●-- 5勝2敗
1月東幕下24 ●--○-○●-○--●-○- 4勝3敗
11月東幕下19 -○-●●--○-○●--●- 3勝4敗
9月東幕下15 -●○--●-○-●-●-○- 3-4
7月西幕下30 -○○--○○-○-●-●-- 5-2
5月西幕下15 ●--○- ●-●-● ○---●2-5
3月東幕下26 -●-○- ○-○●- -○--○5-2
東十12 ●里山4勝3敗 寄り切り○ 高見盛 4勝3敗 西十7
土俵の進行が遅れて3時23分すぎ。
土曜日とあっていつもよりお客さんの出足は早い。
===== 実況
館内が大きくわいています。
土俵に高見盛登場です。
若い十両の力士の話をここまで、ご紹介してきましたけれども
高見盛が十両に下がってここまで3勝3敗です。
ま、番付が下がってもお客さんの拍手と声援は変わりません。
以前のような、こう、相撲の激しさ厳しさは影をひそめている感じもありますが、常に全力で取り組む姿勢は変わりません。
黒星白星と交互に来てここまで3勝3敗の高見盛です。
今日は帰り十両の里山と対戦をします。
里山も幕下に落ちて長く苦労して3年半ぶりに関取に戻ってきました。
まだまだ若手には負けられない。そしてもう一度幕の内に戻りたい、そういった思いが強く感じられます。相撲内容もいいですしねえ。
そうですね。
体には、ねっ、あのう、体格差は、まわりと比べるとあるんですけどお。
はい。
まず当たって食いつく。これを考えたいですねえ。里山。
そうですね、あのう、やっぱり、こお、段々、こ、波に乗ってきてると思うんですよね、その。
はい。
かんかく、十両の感覚といいますか。
ええ。
ん、それを、こお、つかんでいけば、あのお、しぶとい相撲と言うんですかね。
はい。
まあ取れると思いますしい。
高見盛、塩だまりで気合を入れる声(映像)
ばしっ(右手で左腕たたく) ばしっ(左手で右肩) ばしっ(右で左胸) ばしっ(左で右胸)
よしっ
あうぅ あうっ あうっ! (かがむようなかっこうで両手を同時に三度下に突く)
高見盛は、本来の相撲を、
(うをっし、塩と取って、両手を両胸の前につよく握り、気合と同時に下げた頭を、こんどは天をあおぐようにゆっくり上げながら両こぶしの間隔をややひろげ、頭をそらし口をあけ天の空気を吸う)
また、取り戻していけるか、どうか。ま、ひとつ連勝が欲しい。
里山がここまで4勝2敗、高見盛3勝3敗で。・・時間一杯です。
中に入った、里山っ、右が深くなりました。高見盛は右から抱えてぇ、右が入った。高見盛の勝ち、寄り切り。
館内沸きました。
高見盛、これできのう、きょうと連勝、4勝3敗です。
いやあ、きょうは高見盛の相撲になりました。
VTR
立ち合いからです。
こ高見盛の右と里山の左の差し手争い、ここで入ったのですね。
そうですね。
ですからあ、里山も決して、こお、まっ、力の出ない体勢ではなかったんですけど。→(ナゼでなかったか?サトー氏が後ほどカイセツ ↓)
はい。
やはり今日は高見盛の、この右からの攻めですねえ
はい。
非常おに力強い相撲でしたねえ。
ええ。
最初、あの、腕(かいな)が帰る前、里山の左脚を持ち上げようとしてたんですよね
(笑)そうですね、あの内無双とは、また違いますけど。
はい。
脚を持ち上げようという動きもありました。
それだけ、こお、体全体から力がみなぎっているということですねえ。
はあい。まあ、このお、若手が注目される中でも、まだ、まだ負けないんだと。
はい。
いう気持ちが今日も土俵には表れてましたねえ。
そおですよね、また、こお幕内に戻ってやるんだという気持ちがあると思うんですよね。
ええ。
はい。
ま、その姿勢にファンの、いま、大きな拍手がありました。
勝ってこれからぁ、いつものようにっ、上を見上げて帰っていきます。
=======向こう総面、サトー氏の眼 これよりfiction
今日は甘味研究家のサトーさん(仮名)にお越しいただいています。
サトーさんには勝負審判部長の頭の上という、
ま、一番いい席でご覧いただいてますが、向こうそう面のサトーさん。
はい、サトーです。
里山、最後は、どうしたんでしょうねえ。こお、土俵際なにも出来なかったんですが。
そうですね。
やはり、人気の高見盛とあって、すこし、こ、硬さもあったんでしょうか。そちらからはどうご覧になりましたか。
はい、確かにそれもあったと思いますが
「土俵下では落ち着きを見せつつ、静かな闘志たっぷり」でしたですね。
ほー、そーいたしますと館内の声援はそれほど気にならなかったんですね。
そーですね。「土俵上に上がってから徐々に気合オーラを出していき」ましたね。
なるほどお、それで最後は、どうしたんでしょうねえ。こお、土俵際なにも出来なかったんですが。
あ、はい、高見盛の右のかえしも強烈でしたが。
ええ。
これをご覧下さい。あ、はい、ここですね。
高見盛は右で返すと同時に、寄りながら左で強く、こ、里山の右の肩を抱えこんでいます。
ほう、ここですね、あゝ、なるほどお。
はい、それで里山の右下手の手首が曲がっているのがご覧いただけると思います。あ、はい、ここです。ここはカメラさん寄ってもらわないと、なかなか・・・。
あゝ、クの字に曲がっていますね、あゝ痛そうです。
はい、寄り切られたあと、里山が、右手首を軽く振って痛そうにしたのはこのためです。
ほほー、なるほど、よくご覧になってますねえ。
はい、ここがこの相撲のポイントです。高見盛は鋼のような力を持っています。4日目の旭秀鵬戦でも下手を封じられ逆転を逸していますね里山。はい。(つづく)
幕下
若乃島(わかのしま)奄美大島龍郷町 放駒部屋
9月西幕下8-●-●-○○ 2勝2敗
7月西幕下19 ○-○-○-○-○-●-●-- 5勝2敗
5月西幕下19 -●-●-○-●○--●--○ 3勝4敗
慶(けい)奄美大島瀬戸内町 阿武松部屋
9月東幕下28 ●-○-○-● 2勝2敗
7月東幕下16 -●●-○--●●-○---● 2勝5敗
5月西幕下37 -○○-●-○--○●-○-- 5勝2敗
千代皇(ちよおう)与論島与論町 九重部屋
9月西幕下36 ○--●●-○ 2勝2敗
7月東三段14 ○--○○--○○-○-●-- 6勝1敗
5月東三段82 -○-○-○●--○-○--○ 6勝1敗
勝誠 しょうせい 薩摩響 改)奄美大島宇検村 境川部屋
9月西幕下46 ○--○-○- 3勝0敗
7月西幕下24 -●●--●-●●-●-○-- 1勝6敗
5月東幕下18 -●-○●--●-●-□-●- 2勝5敗
三段目
喜ノ国(よしのくに)喜界島喜界町 境川
9月東三段6 -●-○●-- 1勝2敗
7月東三段32 ○-●--○○--○●--○- 5勝2敗
5月東三段29 ○-●-●--●-○-○-●- 3勝4敗
徳州山(とくしゅうざん)徳之島天城町 松ヶ根部屋
9月東三段75 -●○-○-- 2勝1敗
7月西序二43 ○-○--○-●-○-○○-- 6勝1敗
5月東三段89 ややややややややややややややや 全休
序二段
奄美岳(あまみだけ)奄美市笠利町 北の湖部屋
9月西序二44 ○-●-●-○ 2勝2敗
7月西序二74 ○--○-●-●●-○--○- 4勝3敗
5月西序二67 ●--○○--●●--●--○ 3勝4敗
明生(めいせい)川畑改め 瀬戸内町 立浪部屋
9月東序二73 ○-●--○- 2勝1敗
7月西序ノ口2 -○○-●-○--●-○-●- 4勝3敗
朝奄美(あさあまみ)徳之島 高砂部屋
9月東序二98 ●-○--○- 2勝1敗
7月西序二78 ○--○●-●-●--●-●- 2勝5敗
5月東序二62 -●-●-●○--●●--○- 2勝5敗
序の口
徳ノ海(とくのうみ)牧園改め 徳之島・天城町 境川部屋
9月西序ノ口2 ●-○--○○ 3勝1敗
7月東序ノ口5 -●○--●-○-●-●--○ 3勝4敗
蘇(いける) 瀬戸内町 阿武松部屋
9月東序ノ口17 ややややややや 0勝0敗
7月西序二86 ややややややややややややややや 全休
5月東序二22 ややややややややややややややや 全休
1月西序の口24-○-○○--○○-○-○-- 7勝0敗
舛奄美(ますあまみ)奄美市名瀬 千賀浦部屋
9月西序ノ口19 -○-●○-- 2勝1敗
7月番付外
5月東序ノ口10ややややややややややややややや 全休
=======
■星取表の表示記号の見方
○ 勝 ● 負 □ 不戦勝 ■ 不戦敗
や 休み × 引分 △ 痛分 - 取組なし(幕下以下)