カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

巨樹・サルスベリ

2006年02月22日 | ☆ ふるさと・大和

大澤寺境内の放生池に迫り出しているサルスベリの古木がある。
褐色の樹表が、池面に堂々とした姿を映す。


幹周りが1,3mもあるというサルスベリにしては、かなりの巨樹である。
長い年月の間に、幹に苔を住まわせて、おおらかに生きてきたことを思う。
ぼこぼことした瘤は、一言主神社で見た大銀杏ににている。


塀の手前の万両は、地面の生えているのではない。
サルスベリの幹から育っている。
小鳥が落とした種も、この巨樹は受け入れ、自らの養分を与えて、育ててきたものと見える。
この万両にとっては、ここが、安住の地になっている。

時代の移り変わりの幾星霜を見てきた巨樹の姿に大澤寺の歴史を重ね見ることが出来そうだ。
夏が来てこの木に花の咲くのを是非見たいと思う。

コメント (14)
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