撮影日時を入れての写真を撮る事にした。
やはりここは季節の歩みが遅い。今年は遅くまで雪があるような話しを耳にしていたので、ごろごろ水を汲みに行くのをこの日に伸ばしてしまった。
この桜並木よりさらに奥に水汲み場がある。水汲み場の傍の山桜はまだ蕾が固く、青空に点々として見える。
新しく鍾乳洞に行く駅が出来ている。
資材を運ぶ1本線路のトロッコだ。後ろ向きに下りてくるのが面白い。
駅に鍾乳洞行きと書いてあった。
乗って行きたい気持ちが働いたが、夕方までに帰りたいので諦めて次回の楽しみとする。
片方が、「幸せ行き」と書いてあるのも遊び心で面白い。
帰りに最初のトンネルの手前で、小休止する。
吊橋から川縁の桜を撮ろうと渡りかけた時、橋の上で一人の女性とであった。
アマゴ釣りをしてきたとのこと。
「あげようか」と親切に言ってくれたが、調理の仕方が分からないので、「写真に頂戴」と見せてもらった。
缶の蓋を開けて見せてもらうと綺麗な模様のあるアマゴが沢山入っている。
釣った直後はもっと美しいと話してくれた。
渓流釣りの名人かと思う。
少し話をするうちに、HPをもっているとの事。
彼女は、私と同じ町の人との事で、偶然の出会いが、嬉しい洞川の夕方だった。
追記・並木の桜は村の人がここを訪れる人に楽しんでもらうために植えた、心の篭った『憩桜』。嬉しいなぁ、こんなお話・・・