ユリノキは遠くからでは、どんな花をつけているのか見えない。
新緑の葉っぱの勢いのみが目立つ。
大きな葉が、花を目立ち難くしているのと、花そのものの色が緑がかっているせいもあろう。
半纏の形をした葉から「半纏木」とも呼ばれているらしい。
まるで、葉にかくれんぼをしているようだ。
花の名前の由来について「季節の花300種」で調べると次のような記述があった。
切り倒してカヌーを作ったらしく、そのため
今では大きな百合の木はなくなってしまった、
といわれている。
・明治23年、のちの大正天皇が皇太子の頃に
小石川の植物園を訪ね、そこにある日本最古の
ユリノキ種の木を見て、
その木を「ユリノキ」と命名したとされる。