カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

三つのエリア

2006年05月27日 | ☆ ふるさと・大和



「子供の世界」のエリアには花壇の中央に母子の塑像がある。
色とりどりの花に囲まれて、塑像の白さが目立つ。
ピンクと赤の花がメインであるのは、親子の温もりを表現したのだろうか。
最近マスコミに取り上げられる悲しい記事がふと心を掠める。



美しいものを美しいと感じ、感動する心を成長の過程でもぎ取られてしまったり、そういう心のゆとりさえない状態になりがちな今の社会に贈りたいメッセージを発信しているような気がする。
そんな理屈を抜きにして、実際ここを散策している間中、甘い香りが庭園に満ちて心地よかった。
毎年来たくなるのは、心地よさを求めているからなのだ。



青に近い藤色の薔薇に囲まれて青年の世界のエリアがある。
塑像のバラの女神が、五月の太陽に眩い。



庭園の仕切りとなっているフェンスには、空に向けて立ち上げたバラが美しく空に伸びるようである。




サンサーラ 十三仏噴水
「サンサーラ」は古代インド語であるサンスクリット語で、「流転」「流れ」「廻り巡ること」の意である。
廻わりながら積み上げられたデザインの噴水を数えると13段になっている。
真言宗では、不動、釈迦、文殊、普賢、地蔵、弥勒、薬師、観音、勢至、阿弥陀、アシュク、大日、虚空蔵の仏様を十三仏として、生きているものも、亡くなったものも護ってくれる仏様とされている。

朝晩仏壇の前で唱えているので、PCにタイピングすると十三の仏様の名が自然に出てくるのが不思議だ。アシュクは変換できなかったのでそのままにした。


コメント (12)
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