今まで度々会合で来ているのに、季節ごとにどんな花があったか印象にない。
この日、目を捉えたのは鮮やかな色彩であろう。
お天気が良いので、屋上に上った。
幻の五新鉄道が眼下にある。
完成しないまま、今ではこの町の風景に溶け込んでいる。
奥吉野の山並みの西の端まで、見渡すことができる。
中ほどには、以前見えなかった、京奈和自動車道が、麓を走る。
まだ完成していない部分だが、工事用の車だろうか、道路上に走るのが見える。
山に囲まれ、吉野川を挟んで広がるのがわが町である。少しずつ変わっていくけれど、自然に囲まれた地形の中での変わりようで、大きな変化がないだけに、ふるさと情緒のある町と贔屓目に見ている。