カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

屋上・山と川のある町

2006年05月30日 | ★ 日々の呟き
マウスオン プリーズ
打ち合わせのために行ったホテルに入った途端目に入ったのが、朱色も鮮やかな君子蘭だった。
今まで度々会合で来ているのに、季節ごとにどんな花があったか印象にない。
この日、目を捉えたのは鮮やかな色彩であろう。


6階のレストランでコーヒータイムをし、窓越しに広がる景色をのんびり見る。
お天気が良いので、屋上に上った。
幻の五新鉄道が眼下にある。
完成しないまま、今ではこの町の風景に溶け込んでいる。


古い町並みの新町通りの向こうに、吉野川が大きく迂回する曲がり淵と通称呼ばれているところで南に流れを変えその先でまた西に迂回して紀ノ川へと向かう。
奥吉野の山並みの西の端まで、見渡すことができる。


北に振り向くと、初夏の色に衣替えをした金剛山が町を見下ろすような形で存在する。
中ほどには、以前見えなかった、京奈和自動車道が、麓を走る。
まだ完成していない部分だが、工事用の車だろうか、道路上に走るのが見える。
山に囲まれ、吉野川を挟んで広がるのがわが町である。少しずつ変わっていくけれど、自然に囲まれた地形の中での変わりようで、大きな変化がないだけに、ふるさと情緒のある町と贔屓目に見ている。

コメント (12)
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