カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

好きな建物・興福寺付近

2007年08月07日 | ☆ ふるさと・大和



奈良公園の中にある、明治四十年創業の料理旅館 「江戸三」の離れである。
萱葺き、丸窓のある建物が公園の緑の中に溶け込んでいる好きな風景である。
通りすがりに見るだけで、中に入ったことはないが、志賀直哉ほか、多くの文人が、ここを愛用していたという老舗としての歴史のある雰囲気が、かもし出されている。



柳茶屋
興福寺の境内にこの柳茶屋がある。
わらび餅、お薄茶などいただける。
又茶粥、茶飯を予約する事が出来るそうだが、ここではちょっと一息入れるため休憩して、わらび餅を食べたことがある。
こしのあるわらび餅と香りの良いきな粉が美味しかった。




塔の茶屋
興福寺の五重の塔のもとにある、大和の茶粥をメインにしたお食事ができる。
最近は行ったことがないが、ここには亡夫との思い出がある。

手術入院が長引き、やっと復職できた頃、久しぶりでドライブをしようと奈良まで車を走らせた。
確か秋が深まった頃だった。
公園のもみじを楽しんだ時、「生きていることの実感」を語った夫だった。
昼食をしたのが、お粥なら胃に優しいと、ここ塔の茶屋の茶がゆ弁当に決めた。

夫は「おふくろの、味」と言い、私は「実家の母さんの味」と言いながら、
「こんな茶粥の味を出せなくてごめん」と、機先を制して謝っておいた記憶がある。



塩名田~八幡(8・6)
コメント (11)
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