ハナオクラ | ||||
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「ハナオクラは、花が食用になるのよ」
そういう言葉が書き添えられていた。
沢山蒔いた種なのに育ったのは、これ1本だった。
たぶん双葉の間に何かに食べられてしまったのかもしれない。
梅雨が上がった頃からどんどん草丈が伸びてきて、小さな蕾も見え、咲くのを心待ちに、朝夕の水遣りを欠かさなかった。
初めて花が咲いた8月15日だった。
クリーム色の大きい花びらが5弁陽に透かしてみると、透明になるように薄い。
切り取るのが惜しかったが、萎れてしまうのも可哀想で、そっと鋏を入れて、氷水に浮かして半日机の上においていた。
そしてビニル袋に入れ冷蔵庫へ。
その日から毎日2~3輪の花が咲く。
今日は、それを刻んで、キュウリとカットわかめと一緒に酢の物にしてみた。さっぱりとして美味しい。
写真では分かりにくいが、クリーム色が美しい。
ハナオクラだけをポン酢にさっとつけて食べるのも好きだ。
育てることを楽しみ、花を楽しみ、食を楽しむ。
送ってくださった3つの楽しみっていいなぁ・・・