カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

犬飼山・転法輪寺

2007年08月29日 | ☆ ふるさと・大和


上野運動公園のトリムコースを歩いている時、北の方のコースに入ると「ゴーン」というお寺の鐘が聞こえる時がある。
毎日ではないので縁日の法要が行われる日であるのだろうと、鐘の音を聞く。




犬飼山 転法輪寺は、国道24号線の真土峠を越せば、和歌山県橋本市という県境の地にある。

転法輪寺略縁起には、次のようなことが記されている。

「静かに修行のできる地を求めて旅に出られたお大師様は、山の中で道に迷われました。
その時、一人の猟師があらわれ、二犬に道案内をさせました。
そうして、お大師様は無事に高野山へ行かれ、真言密教の修行の道場を開かれたのです。
この猟師こそ狩場明神であり、出会われたこの地が犬飼であります。」



山門


 
山門の両脇に、犬の透かし彫りがある。
縁起にある二犬がここに彫られているのが、高野山発祥の霊場として犬を大切にされているのが分かる。
賢そうで優しい犬の表情である。





寛永10年建立の大師堂である。
弘法大師を本尊とする宝形造で、修行大師像約六百体が安置されているそうである。




修行大師像
お参りする多くの信者を見つめるような位置に建立されている。

「身はここに 心もここに 犬飼の 庭の修行を 見つめ守らん」

これは、お大師様が夢枕に立たれ山主に告げたという和歌であるが、近在、遠方から多くの人がこの境内で、祈願のお百度参りや、四国八十八所のお砂踏みをお大師様が見つめられている、信者にとってはありがたいお姿だ。


 
四国八十八ケ所御砂踏霊場
横に立てられている錫仗を打ち鳴らしながら、写真左のはすの台を踏みしめてお参りをする。



鎮守・丹生・高野 両大明神社 春日造で室町時代の作
お寺の境内に神社?と思ったが、最初の縁起を読んで納得できた。
狛犬も普通神社にあるようなのでなく、あの透かし彫りと同じ犬で、白と黒だ。
この神社の後ろには、1300年前と推定される、大師塚と明神塚と呼ばれる古墳がある。

いつも通過するだけだった「犬飼さん」(お寺を親しみをこめてそう呼んでいる)を、このたび訪ね、お参りしたことから、地元にあって初めて知ったこともあり、母が生前、お四国参りに、犬飼さんの団体で連れて行ってもらったことなどのご縁をふと思い出した。


福島~上松


コメント (8)
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