いきなりこの日のお昼ごはん。 この日までお腹の調子が余りよくなくて、消化のよいものばかりを、ごく少量ずつ食べていたのだが、この日の運動量を考えると、もう少し力のつくものを食べないと、体が持たないような気がしたし、今までなかった食欲が、不思議なくらい出てきたので、茶粥でなく茶飯定食を食した。 この中で一番美味しかったのは、揚げ物で、山芋の天麩羅の海苔巻きだった。これはお代わりしたいくらい美味しかった。
昼食元気でお店の横の石段を上がり若草山の麓に出た。
若草山では、紅葉は余り期待していなかったが、青い空と若草色のなだらかな山の縁の紅葉はそれなりに落ち着いた雰囲気があった。高齢者のご夫婦のゆったりした時間が流れるようだ。
奈良の紅葉散歩もここまで来ると、広々と広がる、空に続くなだらかな山に、心まで広がっていくような気になって、大好きな奈良が歳相応にますます好きになっていく。
最後に百人一首のこの詠を~~~ 奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声聴く時ぞ 秋は悲しき 猿丸太夫
8414