カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

奈良 紅葉散歩 吉城川に沿って

2013年11月25日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 

「奈良 紅葉散歩」は、小春日和のとても気持ちよく晴れ上がった24日(日)1日の私の奈良散歩だ。

家を9時過ぎに出て奈良についたのは1時間後。観光スポット周辺の駐車場は、全て満車は覚悟の上で、一気に高畑まで行き、いつもの駐車場も満車なのを知って、更に上のほうへといった。このあたりは、ノルディックウォーキング「あおによし」の例会の時に行っているので、簡単に駐車場へと走っていくことができた。

高畑を基点として4時ごろまで、マイペースで「奈良の晩秋の美」を求めてのゆっくり、のんびり、気ままな歩きのシリーズとなった。

しかも歩いた順ではなく、書きたい順という書くことまでも気ままといった具合である。

2回目は、東大寺から新公会堂までの吉城川に沿って、まるで紅葉の帯に誘われるようなコースを、ルンルン気分で歩く。

 

 

 

 

吉城川の水面には、岸の楓が逆さに姿を映しているので、赤い川とでもいえるだろう。

                 

 

赤い川に突然「バシャッ」と鹿が飛び降りてきた。夏の頃にはまるで水遊びをするように、この吉城川に何頭もの鹿が遊んであるのだか、紅葉の陽気に誘われたようで、水面の楓の赤い色が乱れていくのが面白い。

吉城川と鹿と紅葉。趣のある奈良公園の風景は、学生の頃と少しも変わらないのどかなものである。

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奈良 紅葉散歩 手向山八幡宮

2013年11月24日 | ☆ ふるさと・大和

 

  このたびは 幣(ぬさ)もとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに 菅家(菅原道真)

  

百人一首の中から、菅原道真の作を選んで、「紅葉の錦」と詠われた晩秋の手向け山八幡宮に、先ずお参りした。

 

神社の横に、管公の腰掛の岩があり、そこに上の詠が碑に彫られ、いろは紅葉が優しく枝を翳していた。 

 

  

 

拝殿前の能舞台から神殿の色とりどりの、紅葉を観る。 

 

石段下の境内を、紅葉を愛でながら修学旅行生が行く。このような美しい時にここを訪れたことが、いい思い出になることだろう。 

 

ここにも錦織り成す光景が広がる。ことに公孫樹の鮮やかな黄色は、楓の紅葉とはまた違った眩さがある。 

 

大銀杏の黄葉は見事としか表現できない。古代の人たちもこの彩の手向山をこよなく愛でたのが、上の詠でもよく分かる。 

            

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葛城山麓公園 紅葉

2013年11月23日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

葛城山麓公園の標識を見ていたが、五條から左折して葛城山の中ほどへ向かうようにして走る山道を登ったのは初めてだった。 初めての道だからかなりくねくねと登ってきたような気がするが、距離的には山麓線からそう遠い位置にあるのではなかった。 

 

近畿自然歩道を辿って歩く人も多いのだろう。案内地図板には「葛城山麓古代人の祈りが聞こえる道」という言葉が書かれていた。葛城古道の延長線上にある「葛城山麓公園」なのだ。 

 

公園の案内板が同じ所に掲示してある。

 

 

駐車場へ行くまでに公園の下のほうへ行く散策道がある。 刈り込みの美しい道の両側には、種類の違った木々が、様々な彩の紅葉を見せているし、中には常緑樹は紅葉の木々を効果的に引き立てているので、自動車道の高い位置から見ると、そこには秋がいっぱい存在しているようだ。 

 

 

 

 

    

公園は次第に緩い傾斜を登り、いかにも山麓にある公園だといった雰囲気がする。途中で車から降ろしてもらって、左右の紅葉をゆっくりと楽しみながら、行く秋を惜しむような気持ちでカメラに収めながら歩いた。

気分が優れなかった日を取り返すように歩いた。 ウォーキングといった速さでは到底なかったか、やはり自然の中で歩くことの楽しみを十分味わうことができた。 

 

楓の色づきも、山茶花の白やピンクの装いもある。

遠くの錦秋の名所にはない静寂が、山麓にはある。 どこかの施設のマイクロバスが、何台か歩いている私を追い越していった。施設に入所している人たちは、窓から美しい紅葉を楽しんでいるに違いない。やはり外に出られることは、ありがたいものだ。

デジブック 『葛城山麓公園』

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紅葉がひときわ輝いて見えた日

2013年11月22日 | ★ 日々の呟き

 

  

 

前日午後9時以降は何も口にせず、今日は一番の診察というより、胃カメラの撮影検査日だった。殆ど11月の初めから、体調不良に悩まされ、気分の晴れない日の連続で、家族を初め多くの人たちに心配を掛けてきた。

鼻の麻酔の後カメラが食道から胃へ入っていき、自分のおなかの中で、何が起こっているのか、その正体をこの目でしっかり見つけようと眺めた。先生はカメラの映し出す部位を説明してくださいながら、「これは綺麗や!」と何度も仰っておられた。

ピロリ菌の検査のために、疑わしい所を取っての検査もしてくださったが、菌は存在していないという結果を、見せてくださった。

ものを食べると、胃の一番上がいつまでも痛かったのだが、今日は昼食後も夕食後も、その痛みがない。あれは一体何だったのだろう。病気は、気の病と言うのがぴったりと当てはまるように、「悪い部分の見えない胃」の中を見せてもらって納得したように、気にならなくなったのが不思議だ。 

  

11時まで食事はしないようにとのことだったので、帰ってから暫く横になってうとうとしていた。消化の良いものをとのことで、今日は雑炊にした。

その後、また少し横になっていたが、近くの紅葉を見に行く元気があるかしらと友人からの電話で、今一番見たいのは紅葉した楓だったので、乗せて行ってもらった。 葛城山麓を山に向かうにつれ常緑樹の緑と紅葉のコントラストが美しくなってくる。

 

  

道路わきに風で吹き寄せられた落ち葉が並んでいるのを見ると冬がすぐそこまで来ているような気がする。桜の落ち葉が一番多い。 

1枚目の紅葉の輝きをとりあえず今日の気持ちとしてUPしたが、素晴らしい紅葉の全てを明日整理しながら記事にすることにしたい。

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柊の花

2013年11月21日 | 季節の花

 

 

 

寒さが少し緩んだような気のする1日だった。

昨日庭木の剪定をしてもらったので、細かい葉の落ち零れなどを掃除した。柊の白い花の咲いているのに気がついた。

傍によって見ると木犀ほどではないけれど、甘くていい香りがする。ピンボケになってしまったが、表鬼門に植えてあるこの柊の葉には、棘棘のないことに今頃気がついた。 

 

 

 

  

こちらは裏鬼門の柊で、いかにも鬼の目をつきそうな棘棘がある。節分に鰯の頭を突き刺す時に伐っていたのは、こちらの方の柊だった。 こちらの方は花の香がしない。

同じ柊でもいろんな種類があるのだろう。 これからの節分に日には、きっと裏鬼門の方の柊を使うことになるだろう。

何気なくしていたことが理にかなっていたというわけだ。

しかし柊の花は、地味な花だけれど、可愛い。

 

  

植え替えないままにしている水仙は背丈を伸ばしているし、金木犀の下の吉祥草もいつの間にか花を咲かせ始めた。

小さな庭の小さな花たちも、季節の巡りに今年も顔を見せてくれている。

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