「奈良 紅葉散歩」は、小春日和のとても気持ちよく晴れ上がった24日(日)1日の私の奈良散歩だ。
家を9時過ぎに出て奈良についたのは1時間後。観光スポット周辺の駐車場は、全て満車は覚悟の上で、一気に高畑まで行き、いつもの駐車場も満車なのを知って、更に上のほうへといった。このあたりは、ノルディックウォーキング「あおによし」の例会の時に行っているので、簡単に駐車場へと走っていくことができた。
高畑を基点として4時ごろまで、マイペースで「奈良の晩秋の美」を求めてのゆっくり、のんびり、気ままな歩きのシリーズとなった。
しかも歩いた順ではなく、書きたい順という書くことまでも気ままといった具合である。
2回目は、東大寺から新公会堂までの吉城川に沿って、まるで紅葉の帯に誘われるようなコースを、ルンルン気分で歩く。
吉城川の水面には、岸の楓が逆さに姿を映しているので、赤い川とでもいえるだろう。
赤い川に突然「バシャッ」と鹿が飛び降りてきた。夏の頃にはまるで水遊びをするように、この吉城川に何頭もの鹿が遊んであるのだか、紅葉の陽気に誘われたようで、水面の楓の赤い色が乱れていくのが面白い。
吉城川と鹿と紅葉。趣のある奈良公園の風景は、学生の頃と少しも変わらないのどかなものである。