改業情報:2021年8月から温泉提供を止め、素泊まり宿に変更との情報
施設名も素泊まりの宿「青岩館」に変更
(過去の記録)
梅雨明けした青森県。海が恋しい季節となった。目の前に紺碧の日本海。
夕日が沈む海を眼下に眺めながらの入浴は又格別。近くの砂浜で焼いた
素肌を優しく包んでくれる。入浴後は亭主心尽くしの磯料理で乾杯
【Data】食塩泉 33.9℃ PH8.8 源泉:中小泊山温泉
休業情報:2021年8月頃休業
≪ 元食堂が提供する内湯 虹の湖温泉(平川市切明地区)2018.11.07 1,017湯目 ≫
晩秋の西八甲田街道を紅葉を愛でながら南下し虹の湖の端 国道454号線のトンネルを
抜けると左側に古びた看板の虹の湖温泉食堂の建屋がある。食堂は現在営業していな
いが実は食堂の奥に密やかな浴室があった。現在は入浴のみ営業している昭和の建屋
【DATA】含芒硝ー食塩泉 62.2℃ pH8.92 源泉:切明虹の湖温泉組合2号泉
浴感:なんともまろやかな湯心地であろうか?源泉掛け流しで42.5℃というほぼ
適温での入浴。昼ならではのノンビリ入浴は出湯の楽しさを満喫できる一湯
閉館速報 : 全く残念、下記の入湯一年後に閉館(令和3年3月31日閉館)
≪ 入浴速報:久吉たけのこ温泉(久吉地区共同浴場:平川市碇ヶ関久吉)2020.3.19 ≫
映像:男子浴室、二つの浴槽があるが、実測左が49℃、右が47℃。
2020年3月17日も又忘れられない日となった。予てから訪問しようと思って居た碇ヶ関温泉郷
最期の共同浴場「久吉たけのこ温泉」。確かに営業はしていたが、衝撃的な地域民の情報を耳
にした。この共同浴場は来年度一杯で廃止という事であった。深い悲しみの中で名湯を味わう。
【DATA】含食塩ー芒硝泉 55.6℃ pH 8.5 源泉:久吉たけのこ温泉2号泉(入湯1,079湯目)
浴感:共同浴場の良さが十分現れている。シンプル過ぎる湯殿に熱い湯が滾々と流されていた。
この温泉が後一年で無くなるとはとても思えない。日本の温泉文化損失が小さな集落で
起こると思うと胸が痛い。何回も繰り返すが温泉はメンテナンスが容易でないという事。
理由:この共同浴場の閉鎖事由は、本地域民の減少とそれに伴う維持費の対費用効果で市当局
は令和二年度一杯で閉鎖を地域民に対して通告したというが本当のところ。維持費とは
管理人の費用、施設維持、加えて源泉の出が悪くなり、現在2号泉だが3号泉の掘削必要
沿革:共同浴場は合併前の碇ヶ関村時代にはもう少し下がった田んぼの近くにあったが老朽化
に伴い平川市に合併した時点で、現在の位置に小さ目に建て替えられた地域民の通い湯。
参照#同じく地域の湯として地域民が守っている「小国温泉」(平川市小国集落)
悲しみ:2020.11.30 で歴史的な共同浴場「大湯」は廃止となった。 サヨウナラ
『下風呂温泉 海峡の湯』・・・になった。こんな悲しいことは無い。
映像:本州最北端の共同浴場のカーボンファイバー製の貴重な青い湯船
(過去の記録)
本州最北、いさり火と海峡の下風呂温泉郷。古くから新湯、大湯の2つの共同浴場がある。
熱く。白く。グラスファイバーの珍しい湯船。今日も共同浴場は地球の慈愛を湛えていた。
かたくなな村民も「熱ければ水を埋めろ!」と声掛けしてくれる。我慢大会のような温度。
しかし、この一言で快感に変わる。このような貴重な共同浴場は永遠に残して北の最果て
の古くからの温泉文化を守りたい。2つの温泉を混ぜる温泉館新築の話題がある。国道沿
いに、今はやりの循環型温浴施設建築計画だ。そんなことは村民も愛好家も望んでいない。
全国の温泉ファンの保存の声を聞きたい。いや、反対して欲しい(下北半島下風呂温泉郷)
【DATA】含酸性・石膏ー食塩泉 56.5℃ pH2.17 源泉:大湯一号泉
悲しみ:2020.11.30 で歴史的な共同浴場「新湯」は廃止となった。サヨウナラ
『下風呂温泉 海峡の湯』になってしまった。サウナなんて要らないし。
(過去の記録)
薬研温泉郷を後にひたすら北上、大畑を過ぎると遂に津軽海峡が望める。此処は
何時来ても郷愁を誘う。眼下に拡がる海岸線、砕ける波。彼方の北海道恵山岬仄
かな硫黄の匂い、懐かしき人々…又来てしまった海峡の湯処下風呂温泉。温泉研
究を境目にして特別な地となった。この地で、皆と何度感動の宴を開いたことか…。
今日は早朝、盆中ということもあって下風呂の泉研メンバーには会わずこっそり
共同浴場へ入った。今回は【新湯】、一番風呂である。管理人のおじさんに聞い
たら、『この温泉は2、3年後は建替えられるらしい。自分たちの知らないところ
で話が進んでいる』・・・。おじさんに是非この共同浴場を守って欲しいと励ました。
泉温75℃のお湯は健在だったが湯量はピーク時の半分以下だそうだ。懐かしい
グラスファイバーの浴槽もそんまま。この温泉の保存をこころから願うのだった。
【 DATA】含硫黄―食塩泉(硫化水素型)78.8℃ PH7.40
源泉:新湯1号泉・2号泉・3号泉・4号泉(混合泉)
久し振りに旧名川町の名湯(冷鉱泉)を味わいたく立ち寄った、ナント閉館の張
り紙が!。この日は同地区の名山(里山)を登山し、その汗を流したく立ち寄っ
たのだが、加温ながら、硫黄の香りが優しく包む出湯であった。又名湯が消えた。
【DATA】含硫化水素―単純冷鉱泉 10.6℃ pH7.4 源泉:古町温泉
(入浴済みなのだが、本ブログには未計上なので、源泉計上1,096湯目)
記録:入口の半分に侵入の防止バーが塞いであり、玄関を覗いたら閉館の張り紙
があった。令和元年閉館とあり、敷地には使われなくなった廃タイヤが寂
しく積まれてあった。里山を眺めながらノンビリ浸かった往時が懐かしい。
映像:好天時、窓が開け放され、180度パノラマ展望風呂となる。(2015.10.23)
鍋石温泉はその景観もさることながら、実は泉質も鉄分含有の強塩泉の優れた
ものである事は意外と知られていない。温泉分析表上認められるものであるが
公共故の循環濾過でその持味が失われているところに原因がある。残念である。
【Data】含鉄Ⅱー食塩泉(強) 50℃ ph6.3 源泉:鍋石温泉
閉館:ウェスパ椿山は10月31日をもって、全ての営業を終了し、全施設閉館。
≪ Memoir:青森忘れじ湯 唐竹大湯温泉(平川市唐竹堀合100‐1 2014.5.15)≫
映像:浴場には微硫黄香の熱めの源泉が掛流しされていた
今日も衝撃の一日だった。かねてより再訪の後に本ブログに紹介しようと思って居た
平川市唐竹地区にある地域湯「唐竹大湯」が訪問したら跡形もなく更地になっていた。
住民に聞いたらもう一年前(20194.30)に廃業したとか!なかなか立ち寄れない地域
だけに遅れを取った。もし分かっていたらもう一度トロトロの源泉に浸かりたかった。
【DATA】単純温泉 66.1℃ PH8.0 源泉:唐竹阿蘇温泉(源泉入湯累積計上1,080湯)
調査:近所の住民にヒアリングを実施。共同浴場が無くなった理由は人手不足が主要
原因らしい(勿論、維持費のかかる温泉施設は自治体にとって処分したい施設)
ヒアリングした方にも管理人の打診があったそうで、もう10年も前から無理に
管理してきた方がいよいよ辞めたそうで、管理者が無くなり閉鎖したという事。
≪ Memoir:青森忘れじ湯 おいらせ米寿温泉(おいらせ町下田字立蛇 2013.1.14)≫
映像:手前がた熱めの湯船、奥が温~い浅い湯船
今日は衝撃の一日だった。かねてより再訪の後に本ブログに紹介しようと思って居た
おいらせ町の米寿温泉。最後の昭和レトロ温泉と考えていたが、今朝ご主人に電話し
開業時間を確認したらなんと「閉めました」の一言、一昨年の今頃はやっていたのに!
【DATA】食塩泉 42.3℃ PH8.07 源泉:立蛇源泉(源泉入湯累積計上1,078湯目)
感慨:ご主人のボソッと放った一言が全てを物語っていた。 恐らく、ギリギリまで
努力したのだろう。廃業してもう一年近くなるのだそうだ。あの演歌が流れて
ぬるーい食塩泉に誰もが唸った筈。入りたいときにお湯は無しの一言に尽きる。
参照#青森県上北郡の温泉探査紀行
≪ Memoir:青森忘れじ湯 交流福祉館 おらほの湯(つがる市森田町2014.1.14)≫
また、悲しい出来事が・・・。2020年3月31日で営業を終了するという掲示物が張られて
いるということである。一時期湯の出が悪くなりその後再掘良質の源泉を得て味わい
深い共同浴場的な施設であったのだが真に残念だ。筆者は平成14年の冬季に訪湯した。
【DATA】含食塩‐重曹泉 46.7℃ pH 7.2 源泉:月見野源泉(未計故1,065湯計上)
所感:また味わい深い地域湯が無くなった!という感がする。つがる市には公的温泉
施設が多い。柏ロマン荘、しゃりき温泉、しゃこちゃん温泉、じょっぱり温泉、
つがる地球村温泉、稲穂の湯、それにこのおらほの湯。特に森田地区に二つの
公的温泉が隣接してあるのがやはり廃止の大きな要因?かな。ここが合併市町
村の泣き所でもある。単体なら二つの公共でも目的が違うのでなんとかなるが、
合併だと他の地区から不満がでるだろう。維持費等を考慮すれば止もう得ない。
しかし、せっかくの貴重な源泉をどうするのかな~と余計な心配をしてしまう。
≪ Memoir:青森忘れじの湯 下北半島佐井村 千金温泉 2003.12・20 ≫
下北半島は秘湯のイメージが強いが、この温泉は普通に掘削して湧いた温泉だった。
この温泉施設が出来た時、わざわざ青森から訪ねて行ったのを昨日の様に思い出す。
佐井村唯一の温泉は地元民で賑わっていた。しかし平成19年突如営業休止となった。
【DATA】含食塩‐芒硝泉 51.7℃ pH8.44 源泉:原田川目温泉(1,059湯目今回計上)
鑑定:現在、建物は株式会社〇〇〇〇となっており、温泉施設とは思えない佇まい。
残念なのは佐井村で一軒しかない温泉施設だったという事。源泉は1500M程
掘削なので、メンテナンスが大変。成分によって2~3年で配管が詰まる事
もある。この温泉成分だと多分揚力管が析出物等で詰まった物と推量される。
記録:青森県内で温泉施設が無いのは佐井村と、階上町、田子町、今別町の4町村。
映像:2008年10月15日に入浴した時点での浴室景観
何が悲しいって、名湯を湛え地域住民の健康福祉に貢献している公衆浴場の廃業程悲しい
事はない。今日、高増温泉不動の湯で顔馴染みと情報交換していたら突然この話題となる。
どうも今年の夏の話らしい、女学校を移築した板柳温泉が休業、果ては町田商会が買った。
再建?かなとも期待したが、どうも福祉施設になるかも。せめて地域民に還元して欲しい。
【DATA】食塩泉 54.5℃ PH8.0 源泉:板柳温泉3号泉
衝撃:板柳地区は板柳温泉、板柳温泉旅館部、板柳ふるさとセンター青柳館、あすなろ温泉、
三千石湯などが中心部に位置し、高増温泉が郊外にある温泉資源が豊かな地域だった
しかし、4つ施設が休廃業し危機的状況である。せめてもの救いが来年1月27日に
板柳ふるさとセンター青柳館がリニュアル、営業再開することだ(予定・・・要確認)。
≪ 入浴速報:幻の温泉 ほとけ沢温泉 東龍館(東北町乙供)2019.11.24 ≫
初入湯が、その儘幻の湯になってしまった。予てから入りたいと思っていたほとけ沢温泉。
実は、長野県の温泉仲間が遠征で漸く宿泊入湯が出来ると予約したら、なんと女将の体調
不良で一時休業とのお話・・・・心配で駆け付けたら、お湯だけはどうにか味わう事ができた。
しかし、この日も女将は体調不良で、当面宿泊、宴会は行わないとのこと、非常に残念だ。
【DATA】単純温泉(俗称モール泉) 37℃ PH9.1 源泉:佛沢温泉(入湯源泉1,051湯目)
所感:広い敷地に本館、別館、浴舎、調理棟、離家などがある温泉マニアなら一度は泊ま
りたい温泉宿が女将の体調不良で営業休止になるとは・・ここでも後継者難が問題と
なる。日本全国、この問題でどれだけの貴重な温泉宿が無くなったことか。悲しい。
鑑定:ほとけ沢温泉東龍館は温泉愛好家の間では有名。やはり、宿泊しないと入れないと
いうプレミアム感が一層秘湯感を増したものと思われる。近くにある東北温泉の循
環・消毒の公衆浴場と違い、泊まったものだけが味わえる源泉掛け流しの至福感が
身体全体を包み込む。源泉は37℃と体温に近い優しさで母親の胎内の羊水の癒しだ。
参照#数百m先のにある「日本一黒い湯」が売り込みで混み合っている公衆浴場「東北温泉」
廃業速報:2021年3月31日で営業停止(玄関貼紙予告)
(過去の記録)
入浴速報:♨青森で最初の釜風呂設置施設(青森県三沢市) 2019.6.10 1,035湯目
青森県の最初の釜風呂と言えば三沢市のあおば温泉。不動産屋さんが経営運営している。
今回2回目の入浴だが、入湯の掲示が未計だったので入浴1035湯目に計上。当初は釜風
呂の衝撃でその他の湯船など記憶にない。今回じっくり立湯、寝湯、薬草湯など観察す。
【DATA】 食塩泉 46.3℃ pH8.4 源泉:新規掘削なので未定(旧あおば温泉)
KEY:釜風呂、露天風呂(源泉掛流)、大浴場、立湯、寝湯、電気風呂、サウナ、水風呂
参照#立湯は、青森県では珍しい、この他においらせ町の「和の湯」に確認。立湯の
名湯は本ブログの「極湯・秘湯」で紹介している鉛温泉「白猿の湯」が著名だ
≪ 入浴速報:石油臭のする温泉(津軽で一カ所) 2019.4.15 入湯源泉 1.030 湯目 ≫
休業:残念ながら、令和二年9月1日から長の休業状態に陥った。真に残念。
【過去の記録】
この施設も久し振りの訪問。本ブログでは初登場なので、今回源泉総数に
カウントする。この施設の特徴は尖がった岩木山を眺める露天風呂。しか
し冬季期間閉鎖まだ再開していない。そして最大の魅力は古代香(石油臭)。
【DATA】単純温泉 56.5℃ pH7.7 塩味微油香/微黄色水明 源泉:掛落林温泉
1986年開業(63.8℃、掘削震度756㎡、33年経過、泉温7.3℃降下)
計測:左奥小41.2℃ 手前中48℃ 右大46℃ 入浴累積3回
KEY:源泉掛流、石油香、激熱、景観露天風呂(閉鎖中)、砂風呂(閉鎖中)
浴感:相当に古びた施設だ。あと二週間で平成が終わる。昭和の温泉銭湯
がまた遠くなる此の頃、この鄙びた温泉の永続を願うのだが。昭和
、平成、令和 ・・・ 時代が温泉を繋いで行く事を思う。熱い湯が尊い。
今日は、ちいさい浴槽 41.2℃をメインに46℃の源泉風呂を味わった。
参照#青森県には同名の温泉施設が結構ある。あすなろ温泉も三つ存在。
①掲題あすなろ温泉②青森のあすなろ温泉 ③七戸のあすなろ温泉
参照#北津軽郡板柳町で筆者が掛かりつけ湯として通ってる「高増温泉」