映像:2008年10月15日に入浴した時点での浴室景観
何が悲しいって、名湯を湛え地域住民の健康福祉に貢献している公衆浴場の廃業程悲しい
事はない。今日、高増温泉不動の湯で顔馴染みと情報交換していたら突然この話題となる。
どうも今年の夏の話らしい、女学校を移築した板柳温泉が休業、果ては町田商会が買った。
再建?かなとも期待したが、どうも福祉施設になるかも。せめて地域民に還元して欲しい。
【DATA】食塩泉 54.5℃ PH8.0 源泉:板柳温泉3号泉
衝撃:板柳地区は板柳温泉、板柳温泉旅館部、板柳ふるさとセンター青柳館、あすなろ温泉、
三千石湯などが中心部に位置し、高増温泉が郊外にある温泉資源が豊かな地域だった
しかし、4つ施設が休廃業し危機的状況である。せめてもの救いが来年1月27日に
板柳ふるさとセンター青柳館がリニュアル、営業再開することだ(予定・・・要確認)。
≪ 入浴速報:幻の温泉 ほとけ沢温泉 東龍館(東北町乙供)2019.11.24 ≫
初入湯が、その儘幻の湯になってしまった。予てから入りたいと思っていたほとけ沢温泉。
実は、長野県の温泉仲間が遠征で漸く宿泊入湯が出来ると予約したら、なんと女将の体調
不良で一時休業とのお話・・・・心配で駆け付けたら、お湯だけはどうにか味わう事ができた。
しかし、この日も女将は体調不良で、当面宿泊、宴会は行わないとのこと、非常に残念だ。
【DATA】単純温泉(俗称モール泉) 37℃ PH9.1 源泉:佛沢温泉(入湯源泉1,051湯目)
所感:広い敷地に本館、別館、浴舎、調理棟、離家などがある温泉マニアなら一度は泊ま
りたい温泉宿が女将の体調不良で営業休止になるとは・・ここでも後継者難が問題と
なる。日本全国、この問題でどれだけの貴重な温泉宿が無くなったことか。悲しい。
鑑定:ほとけ沢温泉東龍館は温泉愛好家の間では有名。やはり、宿泊しないと入れないと
いうプレミアム感が一層秘湯感を増したものと思われる。近くにある東北温泉の循
環・消毒の公衆浴場と違い、泊まったものだけが味わえる源泉掛け流しの至福感が
身体全体を包み込む。源泉は37℃と体温に近い優しさで母親の胎内の羊水の癒しだ。
参照#数百m先のにある「日本一黒い湯」が売り込みで混み合っている公衆浴場「東北温泉」
廃業速報:2021年3月31日で営業停止(玄関貼紙予告)
(過去の記録)
入浴速報:♨青森で最初の釜風呂設置施設(青森県三沢市) 2019.6.10 1,035湯目
青森県の最初の釜風呂と言えば三沢市のあおば温泉。不動産屋さんが経営運営している。
今回2回目の入浴だが、入湯の掲示が未計だったので入浴1035湯目に計上。当初は釜風
呂の衝撃でその他の湯船など記憶にない。今回じっくり立湯、寝湯、薬草湯など観察す。
【DATA】 食塩泉 46.3℃ pH8.4 源泉:新規掘削なので未定(旧あおば温泉)
KEY:釜風呂、露天風呂(源泉掛流)、大浴場、立湯、寝湯、電気風呂、サウナ、水風呂
参照#立湯は、青森県では珍しい、この他においらせ町の「和の湯」に確認。立湯の
名湯は本ブログの「極湯・秘湯」で紹介している鉛温泉「白猿の湯」が著名だ
≪ 入浴速報:石油臭のする温泉(津軽で一カ所) 2019.4.15 入湯源泉 1.030 湯目 ≫
休業:残念ながら、令和二年9月1日から長の休業状態に陥った。真に残念。
【過去の記録】
この施設も久し振りの訪問。本ブログでは初登場なので、今回源泉総数に
カウントする。この施設の特徴は尖がった岩木山を眺める露天風呂。しか
し冬季期間閉鎖まだ再開していない。そして最大の魅力は古代香(石油臭)。
【DATA】単純温泉 56.5℃ pH7.7 塩味微油香/微黄色水明 源泉:掛落林温泉
1986年開業(63.8℃、掘削震度756㎡、33年経過、泉温7.3℃降下)
計測:左奥小41.2℃ 手前中48℃ 右大46℃ 入浴累積3回
KEY:源泉掛流、石油香、激熱、景観露天風呂(閉鎖中)、砂風呂(閉鎖中)
浴感:相当に古びた施設だ。あと二週間で平成が終わる。昭和の温泉銭湯
がまた遠くなる此の頃、この鄙びた温泉の永続を願うのだが。昭和
、平成、令和 ・・・ 時代が温泉を繋いで行く事を思う。熱い湯が尊い。
今日は、ちいさい浴槽 41.2℃をメインに46℃の源泉風呂を味わった。
参照#青森県には同名の温泉施設が結構ある。あすなろ温泉も三つ存在。
①掲題あすなろ温泉②青森のあすなろ温泉 ③七戸のあすなろ温泉
参照#北津軽郡板柳町で筆者が掛かりつけ湯として通ってる「高増温泉」
廃業速報:忘れじの温泉 久吉温泉 (2017.11.25 地元紙報道 )
(過去の記録)
温泉達人が選んだ2015青森県ベスト10-2 竹の子の里の湯船(10.22調査)
古遠部温泉で宿の主人を交えてディープな温泉談議を行
った翌日近隣にある久吉温泉を探査。温泉ルポライター
I・T氏が是非立ち寄りたいといった温泉の一つである。
【Data】含食塩ー正苦味泉 43℃ PH6.4 源泉:営林署久吉源泉
報告:2017年11月25日付地元紙東奥日報報道 利用者P2001年12,064人
、2017年5,067人。施設改修費用4千万円が見込まれて営業断念
≪入浴速報:極湯秘湯 八甲田温泉(青森県 八甲田山)2017.9.16 3回目≫
温泉達人が選んだ2015青森県ベスト10-10 は八甲田温泉の龍神の湯
青森県4日目の宿ともなる八甲田山中の温泉:遊仙の絶景露天風呂。
八甲田山中にある露天風呂は少ない。そのなかでも八甲田山主峰を
望む事が出来るのが唯一この露天風呂である。絶景山岳露天風呂
【Data】
1:含芒硝-石膏泉 64.5℃ PH6.99 龍神の湯(内湯・露天)
2:含硫黄・カルシウム・アルミニュウムー硫酸塩・塩化物泉39.8℃ PH2.38 八甲田元湯(露天)
3:含二酸化炭素・硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉35.9℃ ㏗2.49みるくの湯
参考:他の八甲田山中の露天風呂がある温泉
北八甲田:城ケ倉温泉、猿倉温泉 東八甲田:深沢温泉 西八甲田:青荷温泉
記録:2017.5.1営業再開 昨年湯温低下掘削工事。心配したが湯勢は元通り。
心配:上記は2017.5.18のものだが2017.7.24現在、竜神の湯の湯温低下及び、
湯の花が薄い。これは昨年の湯温低下時にも見られた現象で心配である。
映像:田んぼの真ん中に設置された100円無人風呂 (2017.3.31廃業確認)
長年地域民から親しまれて来た田んぼの中の100円風呂が施設の老朽化に伴い
施設提供者の判断で廃業することとなった。真に残念である。地域の人が本当に
必要なら、我が侭せず、もう少し義援金を募るなどの工夫があったかもしれない。
(過去の記録;2006.7.9)
料金百円。源泉掛け流し、なんとも不思議な温泉。しかも国道沿いに堂々と在る。
昼下がり常連が3名、熊に襲われた人が話題の中心。窓からは水田越しに岩木山
が見え、ゆるゆると時間が流れる田園湯である。勿論保健所から許可を得ている。
【Data】単純温泉 42℃ PH9.2 源泉:追子野木久米源泉
特別公開:下北半島川内渓谷沿いにある幻の安部城温泉隠し湯 (2007年撤去確認)
映像:川内渓谷崖に設置された秘密の湯船(2006年探査)
今から9年前のことである。全国の温泉マニアの間で口伝えで『幻の温泉』と知
られていた安部城温泉。すでに共同浴場が廃止されて、筆者もなんとかこの幻の
温泉に入りたく周辺を探査したらなんと川内川崖下に密かに湯船が作られていた。
【Data】 含芒硝ー石膏泉 39.5C pH 7.5 600L/min 源泉:新田1号泉
浴感:噂通りであった。ものすごい湯量に圧倒されながらも程よい湯温、無色
透明、炭酸味、赤湯花、金気臭、温め…温泉のエキスが全て込められた
一湯である。湯船(廃ポリバス)を設置した人に感謝し秘湯を味わった。
後日:本施設はその後訪問したら跡形も無くなっていた。同時にその後青森県
ではこれも秘湯で知られる「隠れ河童の湯」が破壊・撤去された。悲しい。
参照# 今は面影も無い在りし日の「隠れ河童の湯」(下北半島薬研温泉)野湯景観
≪速報≫温浴施設調査・・・施設中央右に小泊沖津軽半島権現崎が確認できる
青森県にただ一つの温浴健康施設にやって来た。旧市浦村にあるし~うらんど海遊館を
体験ヒアリング。タラソテラピとは、海洋療法とも訳され海水を使った温浴施設で運動
・休養・栄養を体現できる施設。海水なので温泉で云えば強食塩泉の入浴効果に等しい。
【DATA】市浦沖海水(深層水)
閉館:施設の老朽化と利用者減でとうとう2020年9月に閉館する事となった。(2019.12)
廃業速報:2014年10月31日で廃業宣言 女将さん、長い間ご苦労さまでした
(過去の記録:2007.2.13)
浅虫温泉の山手の旅館。共同配湯が一般的な浅虫温泉にあって数少ない自家源泉の宿。
タイル張り浴槽に源泉が流し込まれ、温度43℃ぎりぎりの快適温度。これ以上量を多
くすると熱くて入れない。浅虫温泉を味わえる。スノーハイクの後は格別に癒された。
【Data】含石膏・芒硝ー食塩泉 73℃ PH8.82 源泉:浅虫双葉荘源泉
映像:八甲田温泉新設の[龍神の湯]の湯使いは絶妙,久し振りの名湯施設。
青森県内に露天風呂数多くあれどのこの温泉の露天風呂ほど雄大ではない。
映像は内湯の景観だが、隣接する露天風呂は内湯同様2種類の湯船があり
温めの硫黄泉に浸かりながら仰ぎ見る八甲田山は格別だ。名山名湯を抱く。
【Data】含芒硝ー石膏泉 64.5℃ PH6.99 源泉:八甲田温泉7号
酸性明礬泉 39.8℃ PH2.42 源泉:八甲田温泉
映像:湯船からは雲の合間に津軽富士:岩木山を眺望できた。
津軽富士(三角岩木山)を湯船から眺められる温泉。この地に東京の方が
夢枕にみたという信念で、温泉を掘って見事に掘り当てた。しかも豊富で
良質の食塩泉。津軽の風雪にはピッタリの温泉。それから随分と時が経つ。
【Data】含重曹ー食塩泉 50.5℃ PH8.1 545ℓ /m 源泉:狼野長根温泉
記録:この温泉を掘り当てた東京在住のご主人が亡くなったあと、女将が
引き継ぎ頑張っていたが、経営が思うように行かず、閉鎖となった。
久し振りに地元に帰ってきた。小さいとき通った温泉『幼い湯』。温泉通
はそんな温泉は無いよというかもしれない。今は公共ではない。ジモセン
だ。岩木山神社境内で暮らした幼少期、母に連れられ通った温泉遠い記憶。
ジモセン:地元民専用の温泉、この湯はもはやお金を払って入湯できない。
【DATA】含土類ー食塩泉 51.2℃ PH6.7 源泉:三上源泉(湯元岩木温泉)
記録:父が株主だった時代は青森市の松竹映画経営者三上氏(岩木山神社の熱心な
信奉者)が温泉を掘ったから三上源泉となり。現在同じく青森市在住の自営
業者K氏が保有している。この源泉を引き湯して営業が源泉下の旅館清明館。
映像:八甲田山を眺望し、炭酸泡付き湯にジックリ浸かる幸せ
青森県東八甲田山中にある名湯。猛暑時には絶好の避暑湯。一度
このぬる~い、炭酸泡ぶろを味わったら、また来たいと癖になる。
湯小屋は新しく建て替えられ、木の香が漂い真正面に八甲田山が。
【DATA】 明礬泉 37.9℃ PH2.44 源泉:八甲田温泉(ミルク)
{含硫黄ーカルシウム・アルミニュームー硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)}
映像:板柳温泉旅館部の味わい深い混浴大風呂の景観 (2012.8.19廃業確認)
久しぶりに板柳の名湯をと思い尋ねたら閉鎖であった。もう昨年から営業してい
ないとの事。管理しているお婆さんが亡くなりそろそろ四十九日を向かえるとか。
表の公衆浴場板柳温泉はまだ健在だがこの混浴・個室風呂が味わいのある昭和の
時代を感じさせるものだった。また一つ昭和の風呂が消えた。(2012.8.19確認)
【Data】食塩泉 45.3℃ PH7.4 源泉:板柳温泉1号泉(淡薄黄緑色を帯びた油臭)