お湯の国 日本

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道 (東山魁夷:東京国立近代美術館)

2015年12月31日 |  ✒芸術鑑賞 紀行

   ≪特別 Art(アール):道 2015年末のご挨拶に寄せて

映像:東京国立近代美術館常設展で偶然鑑賞した東山魁夷作「道」

挨拶2015年最後のブログは日本画家東山魁夷の「道」で締めくくる
   なぜなら今年ようやくサラリーマン人生と決別したからである。
   一体、人生とはなんであったのか?これから、何処へいくのか?
   この作品はこの様な人生の区切りに大きな啓示を与えてくれた。
   我が人生そのものである。終わりのない道程をまた一歩一歩だ。

詩集:高校生時代に読んだ高村光太郎作「道程」が本作品から蘇える。
  『僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る
   ああ、自然よ 父よ
   僕を一人立ちさせた広大な父よ
   僕から目を離さないで守る事をせよ
   常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ
   この遠い道程のため この遠い道程のため
      ・・・哀しいかな。筆者は物心がついたころには父は他界していた。
    だから、余計に父の逞しさに憧れ、この詩集にのめり込んだ。

感動:画家#滝田修一氏世界で通用するのは藤田嗣治と東山魁夷だと
   言わしめた、東山魁夷の出世作「道」に偶然に遭遇した。NHK
   のドキュメントで知り是非鑑賞したいと思っていたのだ。感動!

解説:三陸復興国立公園種差海岸に隣接するタイヘイ牧場の道がモデル。
   作品をよく観ると「道」は頂上に達して、更に右奥に果てなく続く。
   
そして道の起点は果てない太平洋の大海原、母なる海なのである。

参照高村光太郎(無垢の愛)探訪紀行
   ②作品の写生地の様子「道・東山魁夷写生地道標
   
作品の写生地の対岸「健康保養海岸(三陸復興国立公園種差海岸)

          (20015年 12月 大晦日)

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