特別公開:下北半島川内渓谷沿いにある幻の安部城温泉隠し湯 (2007年撤去確認)
映像:川内渓谷崖に設置された秘密の湯船(2006年探査)
今から9年前のことである。全国の温泉マニアの間で口伝えで『幻の温泉』と知
られていた安部城温泉。すでに共同浴場が廃止されて、筆者もなんとかこの幻の
温泉に入りたく周辺を探査したらなんと川内川崖下に密かに湯船が作られていた。
【DATA】 含芒硝ー石膏泉 39.5℃ pH 7.5 600L/min 源泉:新田1号泉
浴感: 噂通りであった。ものすごい湯量に圧倒されながらも程よい湯温、無色
透明、炭酸味、赤湯花、金気臭、温め…温泉のエキスが全て込められた
一湯である。湯船(廃ポリバス)を設置した人に感謝し秘湯を味わった。
後日: 本施設はその後訪問したら跡形も無くなっていた。同時にその後青森県
ではこれも秘湯で知られる「隠れ河童の湯」が破壊・撤去された。悲しい。
参照# 今は面影も無い在りし日の「隠れ河童の湯」(下北半島薬研温泉)野湯景観