若宮社の式年造替祝し、国宝・御本殿の夜間特別参拝と春日若宮御造替奉祝万燈籠が、2022年11月の毎週土曜日、特別に開催され、境内約3,000基の燈籠に浄火が灯されました。
最終日の11月26日に参拝しました。
点灯は17時30分~20時。
私が春日大社表参道を歩き始めたのが、17時頃。
あっという間に暗くなりました。
春日大社表参道はかなりカーブの多い参道です。
本殿までは1㎞近くあるでしょうか。
燈籠の紙には「奉祝若宮正遷宮」と書かれています。
長い参道を歩いて、係員の誘導で先ず参拝したのは若宮社。
正面の右手から撮影
若宮社の前の地面に置かれたロウソクの灯りがとてもきれいでした。
人もそれほど多くなくて、ゆっくりとできました。
何よりも見たかったのは、瑠璃燈籠(釣燈籠)。
この燈籠も新しくなったということをテレビで知りました。
正面の左側から撮影
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https://khirin-ld.rekihaku.ac.jp/rdf/nmjh_rekimin_h/12948011より引用
時代 平安時代
法量 高 44.7cm
品質 木造
形状 六角黒漆塗り。朱・胡粉の加彩あり。火袋の上正・中正には、瑠璃色のガラス玉を各々横縦に糸を通して張っている。
讃・奥書・銘文 「宇治関白頼通公御寄進長暦二歳二月日」と伝う。
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若宮宮のお社の正面に釣られている瑠璃燈籠は、遠いので細部はよく見えませんが、透き通ったような青色でした。
続いて御本殿へ向かいました。
釣燈籠の灯りが本当にきれいです。
有名な釣燈籠2基
フラッシュをたくと説明書きがありました。
右側の釣燈籠は、直江兼続奉納の燈籠です。
左側の釣燈籠は、宇喜多秀家寄進の燈籠です。
釣燈籠を見るのならやはり暗闇の中で浄火が灯っているのが最高です。
この夜、私が瑠璃燈籠や新旧個性豊かな万燈籠を見るのはこれが最後かなぁ…とか思いながら、堪能するまでゆっくり眺めました。