(PKOでの活動を想定したとされる、モンゴルで行われた多国間共同訓練。【10月11日 HARBOR BUSINESS Online 】)
【「(治安が)落ち着いている」とは言い難い南スーダン情勢】
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐり、日本政府は安全保障関連法で可能になった、自衛隊の派遣部隊長の判断で武装勢力に襲われたNGO職員や他国軍の兵士らを武器を持って助けに向かう「駆けつけ警護」と、他国軍と連携して宿営地を守る「共同防護」を陸上自衛隊の派遣部隊に付与するための環境づくりを進めています。
就任後初めて南スーダンを視察した稲田朋美防衛相は8日、同行した代表取材の記者団に「(治安が)落ち着いていることを見ることができ、関係者からもそういう風に聞くことができた。持ち帰って政府全体で議論したい」とも説明しています。
しかし、現地の治安は不安定さを増しており、政府は戦闘に巻き込まれるリスクを最小限に抑えるため、活動範囲をジュバ周辺に限定する方針と報じられています。【10月10日 朝日より】
稲田防衛相の「落ち着いている」との発言(日本のPKO参加を可能にするためには、そう言うしかありませんが)に反して、現地は厳しい情勢にあります。
南スーダンでは7月、キール大統領の支持派とマシャル氏の支持派がジュバで武力衝突し、数百人が死亡。中国のPKO隊員も2人犠牲になっています。
マシャル氏は周辺国に逃れ、「キール氏の独裁政権に武力で抵抗する」との声明を出しており、内戦の再燃が懸念されています。
****銃構える兵士・破壊の店放置 7月に大規模戦闘 ジュバ****
稲田防衛相が視察する直前の4~6日、ジュバに朝日新聞記者が入った。主要道を四輪駆動車で走ると、数分ごとに、兵士を満載した南スーダン政府軍の軍用トラックとすれ違った。兵士はいつでも発砲できるよう、自動小銃の銃口を外側に向けて構えていた。
7月の大規模な戦闘で数百人が死亡した中心部では、政府庁舎の外壁に数千の弾痕があった。戦闘を目撃した保健省職員フィリップ・マジェークさん(35)は「最初は兵士同士の口論だったが、やがて銃撃戦になり、最後にはロケット砲弾が飛び交った」。
国連施設から約2キロの場所にあるジェベル市場にも戦闘は飛び火。壊され、略奪された数千の店舗が今も放置されていた。
市民からは、PKO部隊を嫌悪する声も出はじめている。7月の戦闘の際、隊員が国連施設に逃げ込もうとした住民を追い返したり、近くで女性がレイプされても見て見ぬふりをしたりした疑いが発覚。ホテル従業員は「戦闘が起きても何もしない。国連は出ていってほしい」と憤った。
現地英字紙ジュバ・モニターのアルフレッド・タバン編集長(59)によると、南スーダン北部では今も散発的に戦闘が続いている。「和平合意はほぼ崩壊したと見ていい。今後何が起きるかは誰も予想できない」と話す。
南スーダンは2011年に独立したが、石油利権などをめぐってキール大統領とマシャル副大統領が対立。13年にマシャル氏が解任されて内戦状態に陥った。昨年8月の和平合意を受けてマシャル氏は復職したが、7月の戦闘後、再び解任された。
周辺国に逃れたマシャル氏は、「キール氏の独裁政権に武力で抵抗する」との声明を出した。【10月10日 朝日】
******************
稲田防衛相が南スーダンを訪れた8日にも、民間人を乗せたトラック4台が待ち伏せ攻撃を受け、市民21人が死亡する事件が起きています。
ロイターによると、地元当局者は、マシャル前副大統領を支持するグループによる攻撃だと主張。一方、マシャル氏側の広報担当者は、攻撃対象は軍事施設だけで、「市民を襲ったり殺害したりするつもりはない」と否定しているとのことです。【10月11日 朝日より】
【民間人保護での失態相次ぐ国連PKO】
南スーダンに展開するPKOについて、国連は市民の保護や空港などの警備などにあたり、より積極的な武力行使に踏み切る権限を認める部隊を増派して現地情勢の安定化を図ろうとしていること、しかし、その一方で、現地PKO部隊が住民保護の機能をはたしていないことなどは、8月19日ブログ“南スーダン 存在意義が問われる国連PKO部隊 救助要請でも出動せず”http://blog.goo.ne.jp/azianokaze/d/20160819でも取り上げました。
****住民に催涙弾、敵前逃亡、レイプ傍観──国連の失態相次ぐ南スーダン****
・・・7月には、ジェベルのPoC(文民保護区)のすぐ外で南スーダン政府軍の兵士らが数十人の住民をレイプする事件も発生。現場付近くにいたPKO隊員は少なくとも1人の女性が性的暴行に合う現場を目撃していたとされるが、制止しなかった。
また居住用のテレイン居住区では7月11日、地元や外国の援助団体の職員が南スーダン兵の集団に襲撃される事件が発生。国連は救助要請を受けたにも関わらずPKO部隊は出動せず、1人が死亡、数人の職員が集団レイプされた。同キャンプはジェベルの国連基地から1.6キロ圏内にある。
ジュバで起きたような国連の失態は、今に始まったことではない。4万7500人以上が避難生活を送るマラカルの国連基地内で2月に民間人が武装集団に襲撃されたときは、PKO部隊が持ち場を放棄して40人以上が死傷した。
この事件を受けて国連本部調査委員会は、「行動せず、持ち場を放棄し、事態への対応を拒んだ結果」としてPKO部隊を激しく非難。PKO部隊が「国連を頼ってきた民間人を命の危険にさらした」と結論づけた。
マラカルの襲撃後、フランスのエルベ・ラドスース国連PKO担当事務次長は南スーダンにおけるPKO任務の失敗を認めたうえで、現場にいた一部の隊員を本国に送還すると発言。二度と同じ事態を繰り返さないために「訓練の強化」を誓ったばかりだった。
だが7月に起きた一連の事件へのUNMISSの対応を見る限り、マラカルの教訓は未だ生かされていない。詳細な事実関係については議論の余地があるとはいえ、PKO部隊がまたもや民間人を守る任務を怠ったのは事実だ。
7月8日にジュバで戦闘が勃発したとき、2万7000人以上の民間人がジェベルの国連基地内にある2箇所の保護区「第1PoC1」と「第3PoC3」に避難していた。
サルバ・キール大統領派の軍隊と、同大統領の第1副大統領で反体制派の元指導者であるリヤク・マシャール派の軍隊との戦闘が激しくなると、2つの保護区もも集中砲火を浴びるようになった。
戦闘が最も激しかった7月10日と11日の2日間で民間人10数人が死亡、さらに多くが負傷した。PKOに参加する中国人隊員2名も、乗っていた車両が爆破物の攻撃を受けて死亡した。
保護区という名前とは裏腹に、PoCは外で繰り広げられる戦闘から文民を守るようにはできていない。PoCを囲むのは有刺鉄線のフェンスや土のバリケードで、銃弾や砲弾に対しては防御力をほとんど発揮しない。テントは主にビニールシートや固めた泥でできており、8月上旬に筆者がPoCを訪れたとき、人々はテントに無数に開いた銃弾の穴を見せてくれた。(中略)
7月10日の戦闘のさなか、国連キャンプ内の難民たちが恐怖に震えながら目にしたのは、第1PoC内のPKO部隊の隊員たちが、歩哨としての任務を放棄する様子だった。
第3PoC内のエチオピア平和維持部隊は、戦闘が終わるまで持ち場に残ったが、基地居住者たちによると、第1PoC内にいた中国とネパールの部隊は、国連基地の主要区域へと撤退したという。「自分たちを守ってくれると信頼していた人々が真っ先に逃げた」と、ある年配の男性は語った。
UNMISSのエリザベス・チェスター報道官は、PKO部隊に対して持ち場を離れるよう命令が下したことはないとしながらも、一部の部隊が集中砲火を受けて「避難した」可能性があると認めた。
基地居住者によると、PKO隊員が持ち場を放棄した結果、十字砲火のなかで無防備な状態で残された多数の難民が、国連基地の中核施設に保護を求めたという。そこでは国連職員たちが、はるかに頑丈な建物のなかに避難していた。
有刺鉄線を乗り越えて
女性と子どもたちはパニックになりながらも、有刺鉄線バリアをよじ登って乗り越え、中核施設に辿り着いた(多くの住民が、そのときに負った擦り傷や切り傷を見せてくれた)。第1PoCの居住者によると、バリアのひとつに穴が開いたため、何千人もの人々が何とか中核施設のエリアに入れたという。
しかし、そこで彼らを待っていたのは、警棒を振りかざす国連の警官だった。屋内に避難するのを阻止されたと避難民は語る。「青い制服を着て警棒を持った大柄の男たちに止められた」と、若い女性は言う。「結局、一晩中外で過ごした」
翌11日は基地のまわりでまだ戦闘が続いていたため、避難民は国連基地の中核施設の周りに滞在することを許可された。だが、国連職員が頑丈な壁の向こうに避難する一方で、彼らは屋外で無防備な状態に置かれたままだった。そして、7月12日の朝に銃撃が静まると、第1PoCに戻るように言われた。
避難民がためらうと、国連警察は群衆に向かって催涙ガス弾を撃ち込んだと、目撃者は言う。(中略)
赤ん坊が煙のために呼吸困難になり、意識を失ったと言う女性たちもいる。キャンプの医療管理者もスタッフも、その日、催涙ガスを吸い込んだ患者数人の手当てをしたと言う。
ジェベル基地での催涙ガス使用についてチェスターに聞くと、民間人向けに使用したことはないと否定した。彼女によれば、その時に起こったのは「催涙ガスの爆発事故」だという。
今月、UNMIDDは独立の特別調査官に7月の事件についての調査を託した。調査官はテレイン居住区やPoCで起こったことに加え、催涙ガス事件についても事実関係を明らかにすべきだ。法執行機関が暴動鎮圧のために催涙ガスを使う国は多いが、ジュバでの使い方は民間人を保護するという国連の使命を裏切るものだ。
南スーダンやその他の国における過去数年に及ぶ平和維持活動の失敗の数々を見ると、国連には民間人保護という使命を果たす能力があるのかどうか疑わしくなる。徹底した反省と改革が必要だろう。【8月30日 Newsweek】
*******************
なお、中国のPKO部隊が数千人の市民が避難していた国連の保護施設の持ち場を放棄して逃走したと非難されている件については、中国は事実関係を否定しており、「事実と符号せず、悪意ある中傷だ」(楊報道官)とも。
【犠牲があったとしても“犬死”ではない南スーダンPKO】
このような厳しい状況にある南スーダンですが、私個人としては、日本のPKO参加を積極的に進めるべきだと考えています。(この点で、珍しく安倍首相と意見が一致しています。)
日本の平和主義には全く依存ありませんが、日本というタコツボの中にこもって、その中の平和維持だけを考えるのではなく、世界各地に国際社会の支援を必要としている地域があれば(現実には山ほどあり、その多くはとても手が出せない状況にありますが)、可能な限り、その支援に努めるべきだと考えています。
その過程で「殺し、殺される」ような局面があったとしても、やむを得ないと考えています。そのことによって現地住民が保護されるのであれば。(PKO協力法及び憲法上の疑義はありますが・・・・)
尖閣諸島での有事のような場合ならともかく、日本国内の関心が非常に低い南スーダンに自衛隊を派遣して、犠牲者が出れば“犬死”だ・・・との批判もあります。あくまでも私個人の考えですが、命の保証のない任務として尖閣か南スーダンのどちらかを選べと言われれば、迷いなく南スーダンを選びます。岩だけの無人島の取り合いよりは、住民保護を選びます。
【扇動される排外主義 狙われる外国人】
そうしたPKO参加を支持する立場からすると、“不都合な真実”ではありますが、現在の南スーダンは単に政府軍と反政府勢力の間で銃弾が飛び交うだけでなく、国連職員や外交官、援助職員ら外国人が標的として襲撃される状況にあります。
****南スーダンで狙われる国連や援助職員****
7月7日、南スーダンのユネスコ(国連教育科学文化機関)職員トップだったサラフ・ハレドは、首都ジュバの繁華街で開かれた自分の送別会に参加していた。すると突如、街の反対側から爆発音と銃声が響いた。政府軍と反政府勢力との間で散発的に行われていた戦闘が首都全体に広がるのではないかと考え、ハレドらは出口へと急いだ。
エジプト人のハレドは、国連のマークが入った白のトヨタ・ランドクルーザーに乗り込むと、滞在先のエジプト大使館へ急いだ。時刻は午後8時15分を過ぎたところ。(中略)
大使館の入り口まで約25メートルの地点まで来たとき、通りの向かいのパノラマ・ホテルに設けられた軍検問所から、私服をの男が突進してきた。車の助手席側から銃弾が浴びせられ、ドアや窓を貫通する。銃弾4発の欠片がハレドの左脚や腕、手に突き刺さった。
敵も味方もわからない
アクセルを踏み込み、なんとか大使館の入り口ゲートをくぐり抜けた。車内には割れたガラスが散乱していたが、これでひとまず安全だ。
しかしその後2時間、検問所の南スーダン治安部隊はハレドの救護に駆け付けた国連の救急車に銃を向けて追い返したり、PKO部隊がジュバ中心部にある国連施設内の診療所にハレドを運ぼうとするのを妨害した。南スーダンの大統領警護隊が介入し、治安部隊を説得してハレドを診療所に運ばせてくれたのは、夜も10時を過ぎてからだ。
ハレドが生き延びたのは「奇跡だった」と、ある国連職員は言う。
この事件は地元メディアで報じられたが、駐米南スーダン大使は知らないと回答。ユネスコは事件の容疑者についての推測を差し控え、調査中だと米フォーリン・ポリシー誌に語った。だが、ある米国務省当局者と国連当局者は、南スーダン政府軍がハレドを銃撃したのは間違いないと述べている。
7月7日のハレド襲撃は、南スーダン政府軍による一連の外国人襲撃事件の端緒を開いた。1時間後には、南スーダン大統領サルバ・キールの警護隊が、外での食事から戻るところだった米外交官7人と南スーダン人の運転手に向けて発砲。ハレド救護のために検問所の治安部隊と交渉したのと同じ大統領警備隊が、である。
さらに4日後、80〜100人の南スーダン政府軍がジェバのテレイン・ホテルを急襲し、同国のジャーナリスト1人を処刑、5人の援助団体職員を集団レイプした事件があった。アメリカ人が選び出されたという。
国連安保理の専門家委員会が先月まとめた報告書は、「(テレインでの)襲撃を境に、南スーダン兵士による国際援助団体職員攻撃の残忍さが増した」と結論付けている。「犯人らはよく組織されており、偶発的な暴力・強盗とは考えられない」
国連にとって厳しい現実を象徴する事件だ。2011年7月にスーダンから分離独立した、世界で最も若い国家である南スーダンが内戦に陥ったのは3年前。以来、国連と南スーダンの関係は日増しに緊迫したものとなってきている。国際援助団体の職員や外交官らが今、まさに南スーダン政府軍の主要な攻撃対象となっているのだ。
政府軍と反政府勢力との戦闘が再燃し、事態が緊迫化した今夏以降、アメリカなど各国が和平を実現しようとしてきた。しかし紛争当事者である南スーダン政府が外国勢力に敵意を向け、最近ではPKO部隊や外交官を攻撃対象としたことで、戦闘終結は一層困難になっている。
PKO部隊を4000人増派しようというアメリカの計画に基づき、サマンサ・パワー米国連大使らが9月にジュバを訪問、増派受け入れをキールに認めさせた。
大統領より強い部族長老会議
ところがこの約束は、キールの出身部族であるディンカ族で構成する「ジエング長老評議会」の圧力で、あっという間に反故にされた。同評議会は長年、外国勢力によるいかなる介入にも反対してきた。7月18日にはキールの腹心であるアンブローズ・リーニ・ティークが、PKO部隊の配備は事実上の「宣戦布告であり国家侵略」に等しいと警告した。
さらに翌19〜20日には、ケニア、ウガンダ、エチオピアから新たに部隊を派遣するという国連の計画に反対するため、長老評議会が抗議集会を組織。ジュバから北方200キロに位置する都市ボルでは、国連南スーダン派遣団(UNMISS)施設付近で、4名の国連職員が抗議に参加した数人の若者から刃物で襲撃された。
安保理の専門家パネルは、キール陣営が故意に市民の間に排外感情をかき立てた結果、一連の武力衝突に発展したと指摘した。
「危険の及ぶ範囲が国連や国際機関で人道支援を行う職員まで広がり、被害件数も増加。暴力の度合いも増している。サルバ・キールを含む南スーダン政府の高官は、国連や国際社会に対して民衆の敵愾心を煽るレトリックを強めている」
ここ数カ月、国連職員は政府軍の検問所で殴られ、拳銃で撃つと脅されるなど、日常的に虐待行為に遭っている。戦闘が再燃した7月には、政府軍の兵士が国連世界食糧計画(WFP)の物流拠点で22万人の1カ月分に相当する食料を略奪し、被害額は3000万ドルに上った。
8月2日には出産間近の妊婦を搬送していた国連の救急車が、15カ所の政府軍の検問所で次々に足止めされ、医療施設への到着が当初予定より2時間も遅れた。国連の機密報告書によると、「赤ん坊は生まれた時すでに死亡していた」。AP通信が最初に伝えた。
その3日後には、自動小銃を持った南スーダン政府軍兵士が国連施設の外で車両を止め、2人の外国人職員に「言いがかりをつけて激しく暴行」、殺すと脅した。8月16日にも南スーダン兵が国連の事務所近くに設置された検問所で、国連車両に乗っていた運転手を電気コードで打ちすえたうえ、解放のために賄賂をよこせと脅迫した。
「7月にジュバで戦闘が起きて以来、国連職員を標的にした襲撃は、残虐さも、暴力が及ぶ範囲もエスカレートしている」と、国連の専門家パネルは報告書で指摘した。(中略)
米政府も国連も、アメリカ人やPKO隊員が襲撃されたことについてはあまり南スーダンを責めたがらない。数万人の国内難民を保護し国づくりを支援するため、PKOを増員させて欲しいと頼む立場だからだ。ある国務省高官は、7月の襲撃は訓練の行き届かない兵士が戦闘に乗じて暴走したもの、と言う。
南スーダンは、外国人に対する襲撃や嫌がらせがあったことを否定している。駐米南スーダン大使のガラン・ディン・アクオンはフォーリン・ポリシーに対しこうコメントした。「我が政府が国連の活動を妨害しているとか、人道援助を邪魔しているというのはウソだ」【10月12日 Newsweek】
******************
政府軍との衝突も想定される状況で、南スーダンPKOに参加する自衛隊は相当の覚悟と準備が必要です。
PKOについては、国連から支給される資金目当てとも思える途上国からの派遣が増えており、その“質”にも問題がありそうですが、長くなるので、その件はまた別機会に。
そうした問題もあるだけに、参加自衛隊には“日本らしい”働きを期待します。