コナラの林の枝打ち作業を終えて昼食にした。
今終えたばかりの成果を見ながら食べようと思い藤棚の下でコナラの林の方に向いて座った。
今日の弁当は親子丼だ。
お茶を飲み1 2回口の中にご飯を運んだ、その時林の中で何かが動いた。
目を凝らしてみていると、猿だ。 猿が居た。
あっ あっちにも居る。
猿が林の中を北から南に移動していたのだった。
小猿やメス猿など5 6頭確認して、もう全員言ってしまったかな、と思った瞬間だった。
ひときわ大きな猿が枝払いして固めて置いてあった場所から出てきた。
それが最後の猿の姿であった。
たぶんあれはボス猿なのであろう。
最初からあの位置に居て仲間の安全を見守っていたらしい。
つまり私を監視していたに違いない。
私に全く気付かれることなく群れの先頭でやってきて葉陰に隠れてボスの責任を果たし最後尾として去っていったと思われる。
こちらを一瞥もしないで悠々と去っていく姿は雄雄しかった。
こんな男になれたらなぁ、と感心していたとき私の弁当箱に小さな蟻の群れが押し寄せてきていた。
こんなに小さな蟻たちが親子丼の匂いを嗅ぎつけて集まってきている。
「親子丼まで匂ったのかぃ?」と声に出てしまった。
皆こんなに真剣に生きている場所なのだなとつくづく感心させられた。
今終えたばかりの成果を見ながら食べようと思い藤棚の下でコナラの林の方に向いて座った。
今日の弁当は親子丼だ。
お茶を飲み1 2回口の中にご飯を運んだ、その時林の中で何かが動いた。
目を凝らしてみていると、猿だ。 猿が居た。
あっ あっちにも居る。
猿が林の中を北から南に移動していたのだった。
小猿やメス猿など5 6頭確認して、もう全員言ってしまったかな、と思った瞬間だった。
ひときわ大きな猿が枝払いして固めて置いてあった場所から出てきた。
それが最後の猿の姿であった。
たぶんあれはボス猿なのであろう。
最初からあの位置に居て仲間の安全を見守っていたらしい。
つまり私を監視していたに違いない。
私に全く気付かれることなく群れの先頭でやってきて葉陰に隠れてボスの責任を果たし最後尾として去っていったと思われる。
こちらを一瞥もしないで悠々と去っていく姿は雄雄しかった。
こんな男になれたらなぁ、と感心していたとき私の弁当箱に小さな蟻の群れが押し寄せてきていた。
こんなに小さな蟻たちが親子丼の匂いを嗅ぎつけて集まってきている。
「親子丼まで匂ったのかぃ?」と声に出てしまった。
皆こんなに真剣に生きている場所なのだなとつくづく感心させられた。