家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

入居とオメデタ

2012-05-02 14:31:38 | Weblog
私が作ったワンルームに募集を掛けたのが去年の3月3日だった。

ヤマガラ限定ではないが当時ヤマガラが毎日来ていたので当然入居はヤマガラだと思っていた。

最近何とシジュウカラが入居して、すでにヒナも誕生していたことに気がついた。

以前シジュウカラが苔を巣に持ち込むところを見かけた。

だがそれっきり見ていなかった。

エサ場にはヤマガラもシジュウカラも来ていた。

このところ相変わらずヤマガラも現われるがシジュウカラに気を使っているように見える
ようになった。

というのは同じエサ場にヒマワリの種を置いているのだが明らかにエサの取り方が変わった。

3箇所のエサ場の内1箇所には近寄らなくなったのだ。

以前はシジュウカラが近づくとヤマガラが追い払っている姿がよく見られた。

だが今はお互いに共存しているようでヤマガラの独り占めはなくなった。

1箇所のエサ場に近いところにシジュウカラの巣がありヤマガラが近づくとシジュウカラに追い払われる。

場所限定で立場が逆転している。

立場が逆転するほどシジュウカラが強くなったのは巣を作りヒナが生まれたからだろうと想像していた。

部屋の中で着替えをしていたらアオムシをくわえて来たシジュウカラを見つけた。

着替えを途中でやめて観察していた。

あたりを警戒したあと巣の前にとまり中のヒナにエサを与えてから飛び去っていった。

再び飛来するのを待ってドキドキしながら写真を撮った。

「やっぱり巣にしたのだ。ヒナまで生まれてる」

私が巣の下を通るとチーチーと鳴くヒナの、か弱い声が聞こえる。

ワンルームのオーナーとして、そしてヒナのおじいちゃんにでもなったかのように嬉しくなる。

ヒナの旅立ちまではジイサンとしてヘビやカラスにやられないように気をつけたいと思っている。

だがカラスも道路下の杉の木に巣を作ったらしく活発に動き回っている。

ヘビも頻繁に見るようになってきた。

シジュウカラだけを応援するのは自然の法則に反するのだろうか。