家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

薪割り3代

2012-05-09 07:50:42 | Weblog
春野に行って驚いた。

Y爺さんの管理するカシの木が倒れていた。

Y爺さんが午前中に庭の手入れをして昼食に自宅に戻っていた間に倒れたという。

ちょうどY爺さんが手入れをしていた当たりに落下したらしい。

Y爺さん親子が通路をふさぎ中途半端に倒れている木をチェーンソーで切って片付けた。

私は急に忙しくなった。

このカシの木を薪にするのだ。

まずは枝の部分をY爺さんの軽トラを借りて運び込んだ。

それを適度な長さに切りそろえ太い物は薪割りで割って薪用棚に並べる。

それが済むと次の段階に進む。

太い枝を現場で玉切りし、その場で薪割りで叩き割る。

ちょうど長男が帰省していたので日ごろの運動不足を解消させる意味もあって手伝ってもらった。

私は杉から始まってカシの木の薪割りは二度目だ。

初めての長男は力の入れ具合と振り下ろす位置に戸惑っていた。

涼しい場所で作業したが大汗をかいていた。

なんとか太い枝の玉切りまで終えてしまったが、まだ直径60センチもある幹は手付かずのままだ。

私の小さなチェーンソーでは玉切りも出来ない。

幸い長いバーのチェーンソーは借りられるようになったので前には進みそうだ。

だが薪割りは困ったものだ。

Y爺さんの息子さんが薪割り機を持っていると聞いて借用を申し込んだが業務用の大きな物で200ボルトが必要なため使えない。

Y爺さんは「薪割りでやりゃいいじゃん」とこともなげに言う。

上京した長男からメールが届いた。

全身筋肉痛で悶え、生きていることの実感をしているそうだ。

長男は100Kg前後。

私は60Kg前後。

Y爺さんは推定50Kg前後。

筋肉量と若さでは、とうてい測りきれない筋肉痛と仕事量。

私は、この先の薪割りの毎日を考えるとゾッとする。