家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

燻製

2014-03-15 10:19:00 | Weblog
先日ミツバチ用の箱を作ったとき塗装屋さんから一斗缶をもらったのだが1缶多くもらっておいた。

それを利用して燻製器を作った。

作ったといっても缶に穴を開けて、その穴にナッターというネジを取り付けただけだ。

ナッターを着けると、そこにボルトを通すことができる。

そうすると一斗缶の中に棚ができて、そこに金網を乗せることができるようになる。

その棚を2段作った。

缶の下には空気取り入れ用の穴。

これだけで完成だ。

以前友人たちが燻製器を作って、そのできあがったものを、いただいたことはあったが自分で燻製するのは初めてだ。

燻製するのはチーズ、かまぼこ、ゆで卵、たくあん、生鮭、ハムそしてカシューナッツ。

燻煙材としては市販されている桜のスモークウッドだ。

全体に着火すると5時間燃え続けるらしいから3分の1に折り、それにバーナーで着火した。

一斗缶の底に金属トレーに乗せた煙の出始めた燻煙材を入れて下の段にチーズ、たくあん、かまぼこ、生鮭を乗せた。

まだ煙が充満しているということはない。

上の段に準備してきた残りのものを置く。

適当な物で蓋をして、あとは出来上がりを待つだけ。

缶から少し立ち昇る煙が期待をさせてくれる。

「もう消えたみたいよ」妻が言う。

「よし、開けてみよう」

フタを取るとうっすら色のついた食材。

次々と取り出してみると裏側は、はっきりと色づいている。

「途中でひっくり返したほうがよかったみたいね」と妻が言う。

だが味はしっかり付いていた。

どれも、そのまま食べられる食材なのだが煙によって一味加わり風味がガラリと変わった。

さっそく友人宅に持ち込み皆で味わった。

「うまい。うまい」の連続だ。

「これらの物を食べて何が不足しているか?」の問いに全員「ビール」と答えた。

そこにお客さんが来た。

彼は全くアルコールを飲まない。

「これを食べてご飯くださいと言ったらぶん殴る」と初対面の私が言うと彼は笑って

「人生大きな損をしていると言われます」と言って次々と食べた。

帰宅した後は、これにビールが加わったものだからついつい食べ過ぎてしまった。

翌朝は少し胃が疲れた状態になった。

だが次にはもっと飲める食材を作ることを目指している。