家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ソリで引き上げる

2019-02-07 08:09:56 | Weblog
一箇所に集めておいたコナラだがシイタケの菌打ちをして寝かす場所ではなかった。

元々段々畑であった場所なので何段かの斜面と平面が続く。

残念ながら、全部のコナラをもう一段引き上げる必要があった。

そこで思いついたのは子供がスキー場で遊ぶためのソリだ。

キッズソリという名前だった。

ホームセンターで購入したあとコナラをソリに縛るための穴を開け細いロープを通した。

さて実際に使用してみる。

ソリは子供用なので幅が狭い。

太いコナラなら1本しか乗せられない。

とりあえず、その1本を引き上げてみた。

簡単にスイスイ上がってきた。

この1本を肩に担いで坂を上るのは無理。

平地もしくは下り坂なら歩ける。

ソリに乗らないほど太くて長いコナラを1本だけ直接引き上げてみた。

上から状態を見ながらロープを引っ張るのでコナラの先端が土にめり込まないように引き上げることはできたが、それでも枯葉や枝などを巻き込んで上がってきた。

やはりソリを利用して正解だなと感じた。

ただしロープの長さが足りないため、思い通りの場所には上げられず坂を登りきったあたりでソリを留め、あとは手で引き上げざるを得なかった。

こういう作業は道具がたくさん有れば有るほど楽にできるのだな、と痛感した。

だが商売でもないし何度も同じ作業をするわけでもないからお金をかけることはできない。

不便は力や回数で補うのは鉄則だ。

幸い今回は、あまり力が要らないし時間は無制限にある。

引っ張り上げている時間よりもソリにコナラを括りつけたり、上げたあとそれを解いている時間が圧倒的に長かった。

午後は慣れとスキルアップで時間短縮できたと思う。

最近この辺りを私がよく歩くので枯れ枝は取り除いてある。

私の歩いた跡にシカのフンがポロポロ落ちている。

いずれは、この場所もワイヤーメッシュで囲わなければならない。

もう少ししたらシイタケ菌を打つことになり、打ったあとは、それを寝かすことになる。

まだまだ作業は続く。