家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

釜山旅行その4

2006-03-21 10:33:01 | Weblog
第一回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日韓第2戦目が放映されていたとき私は釜山ロッテデパートの電化製品売り場に居た。

この日に試合の放映があるのは承知していた。しかしこの日はあいにくの雨で観光客の私としては地下街やデパートを回るしか遊ぶ方法が見つからなかったのである。

その時私はショーケースの中の万年筆を見ていた。すると「ウォー」という数人の男性の大声が聞こえた。「はっ」として振り返ってみるとテレビ売り場に集まっている人達がいた。

この時間が例の時間だと瞬時に思い出した。

私も画面を見に行った。先ほどの「ウォー」は韓国選手の打った球があわやホームランになろうかというときの期待を込めた叫びであった。結局ファウルボールであった。

別の売り場に移動した。

パソコン売り場でも画面は全てWBCにしてあった。
イチローが2塁にいたシーン。バッターに向かって「どうせお前は3振だよ」という意味のことを掃き捨てるように言う店員。私の存在は確認しているが無視している。というより自分が店員であることを完全に忘れていた。

3振した。

満面の笑みで空手の正拳突きのようなガッツポーズをした。

結局韓国チームが勝利したことをテレビニュースで知った。

雨も止み夕食を屋台でとっているとき「韓国野球チームおめでとうございます」と言うと、おばさんはとても嬉しそうに「私は野球ファンで今日は試合が気になってなかなか仕事が手につかなかった」から始まって延々と喋りだした。

熱い熱い韓国人を実感した。

写真は大覚寺という寺の軒下を店舗にしてしまっている所。
御利益があるのか罰が当たるのか。

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