家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

春野の洗礼

2007-06-17 09:55:01 | Weblog
春野町で先日刈っておいた草を集めていた。

右足のふくらはぎにガサッとでもいうような感覚があった。

まるで杉の枯れた枝が入り込んだかのようだった。

杉の枝を足から落とそうと思い足をトンと地面に着いた。

すると私のズボンの裾から落ちてきたのは杉の枝ではなくムカデだった。

体長15センチほどの気味の悪い色をした奴だった。

「ああ噛まれた」と感じた。

すぐにポイズンリムーバーという器具で毒を吸い出した。

ちょうどたまたま今日持ってきていた。

ズボンを上げて噛まれた位置を確認する。

歯の痕が無い。だが少しだけ痛みを感じる部分はある。

そこを中心にして毒を吸い出した。

ポイズンリムーバーの吸い込む力が強く足には丸く赤く跡がついた。

でも毒らしきものは出ていなかった。

噛まれたといっても、たぶんソックスの上からだったのだろう。

薬局に行き事情を話して薬を塗っておいた。

その後そのムカデ君は私の友人の手で3つに切り分けられた。

4時間後にもう一度彼を見てみると、頭と切り離された足がまだ動いていた。

頭の部分が大きく動いたので「おやっ」と思ってよくよく見てみると小さな蟻が持って帰ろうとして引っ張っているのだった。

自然界ではもう次の段階に入っている。このムカデ君、今度は自分が餌と成ったのだ。

生命力の強いムカデにほんの少し噛まれた。

毒を微量使用すれば薬になるのだと思ってありがたく思っている。

私に薬を注入してくれたのだ。

春野の自然の残っている環境が私を歓迎してくれたのだと思う。

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6 コメント

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Unknown (DOC)
2007-06-17 11:38:20
この世の生き物で、必要がないものはないのですね。
自然界の仕組みは、複雑です。最近かえるの間ではやっている病気が、心配ですね。どうもかえるは食物連鎖になくてはならない生き物だということです。
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DOC様 (無職無収)
2007-06-17 16:29:15
カエルの病気が、もしかして鳥インフルエンザのように人間界にも影響するということなのですか。
自宅の水瓶にカエルが住み込んでいます。
このカエルの卵とカエル自体が私の好物だったら連鎖せず終わってしまいますね。
たぶん私が死んだら火葬されてしまうしから、それでも連鎖しない。
カエルは必要な生き物だが私はほとんど不要。
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Unknown (山水)
2007-06-17 19:57:47
春野の自然環境を受け入れる姿勢 悟りの世界を歩む僧侶のごとく 合掌
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Unknown (DOC)
2007-06-17 22:28:24
あと草むらに入るときは、厚手の長靴 暑いですけど、必須ですよ。ムカデもいやですが、毒虫 マムシ等たくさんいらっしゃるので、草刈機ではじいた小石でのけがも防いでくれます。ちなみに 我が家の別荘草刈まだです。練習に来ます?(核爆)
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山水様 (無職無収)
2007-06-18 09:49:34
いやいや私のような物知らずが自然を相手に太刀打ちできるはずもなく、うっかりでは済まされないことになってしまいそうです。
注意して楽しみます。
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DOC様 (無職無収)
2007-06-18 09:52:44
先日ムカデに噛まれた後は長靴に履き替えました。
宅地内だったので履いてきた靴のままで作業をしていました。油断ですね。
練習にはうかがえません。もうこちらで手一杯です。もしそちらが終わったら、こちらに応援をお願いしたいくらいです。(水爆)
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