家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

草刈りに参加して

2013-10-15 07:45:09 | Weblog
町内一斉草刈りの日だ。

妻は出られず私の出番だ。

昨日研いだ鎌を持って歩く。

どの通りからも大勢の人が堤防に向けて集まる。

一人も歩いていなかった通りが急に人だらけになる。

町内の役員がプラカードや旗で刈る場所を示す。

私は草の生え具合を見て適当に入っていった。

研ぎたての鎌はススキを見事に切り倒す。

菊の葉に似た草もスパスパ切れる。

しかし以前刈った枯れた茎は無理だ。

鋸でも持ってこなければ太刀打ちできない。

軍手をはめて作業していたが鎌を握る力が逃げてしまう。

右手だけ素手になって作業を続けた。

握力が低下したのだろうかと心配になるほど掌や指の筋肉が痛くなった。

しかしそんなことより「これをエンジン刈り払い機でやればなぁ」という思いが強かった。

もう残っている草が少なくなってきても集まる人間は増え続ける。

そこらじゅうで世間話の花が咲き始める。

当初から草刈りをする気のない女性が多くみられる。

年寄りでも、きっちり刈り取りたい爺さんは心配になるほど一所懸命だ。

刈り残っている草を刈り始めたらハンディマイクで

「そこは刈らないで。ハチがいます」と言われた。

たしかにブンブンと飛び交うハチが見られた。

町内の役員もたいへんだ。

ケガしないように川に落ちないように車と接触しないように。

大半が終了宣言だけを待っている。

それでも真面目に作業を続けている人たちがいる。

45分程度で終わる作業だが、もっと少人数で効率よくやったらどうなのだろうという思いは、ここに住み始めてからもう何十年も変わらない。

エンジン刈り払い機を数機ほど購入してスタート地点を別にして始めれば事故も少ないだろうし刈り取った草を集めるのは女性や老人でもいいはずだ。

各自治体の班別で割り振れば、もっときれいに楽にできる。

いやいや参加している人が多すぎるし、こんなに人数が多いと危険も多い。

終了と同時にペットボトルのお茶をいただいて帰る。

こんな費用も無意味だ。

数基のエンジン刈り払い機のメインテナンスとガソリン代に使えばよいものを。

草刈りにボランティアで参加する意思は大いにある。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (山水)
2013-10-15 17:44:41
人海戦術も大変ですね
返信する
山水様 (無職無収)
2013-10-17 10:50:14
人海戦術は困難だらけです。時代に合わないし自分がやらなくても誰かがやってくれるというサインを出しているみたいです。少数で気持ちよく働き、よりきれいに仕上げたい。常にきれいにしておけばゴミ投棄も減るはず。働きたくない人には「邪魔だけはするな」と言ってバリバリ働きたいです。
返信する

コメントを投稿