妻が、またメガネが合わないからメガネ屋さんに行くと言う。
私も付いていった。
長く視力を診る機械をのぞいていた。
メガネ屋さんが「眼科に行かれた方がいいですよ」と言った.
幸い我が家の近所に新しい眼科ができた。
そこに予約を入れた。
私も視力検査をしてもらいたかったので二人分の予約をした。
歩いて10分の距離だった。
私は15分で検査を終えて先生は「メガネをかけて視力が両目とも1.2です。白内障はありますが、まだ大丈夫です。緑内障はありません。1年に一度検査すればいいでしょう」ということだった。
私は先生にお願いして私の眼球の写真を撮らせてもらった。
妻はそれから15分経っても戻ってこない。
何を手間取っているのだろうか。
いろいろ素人なりにああでもない、こうでもないと考えを巡らせた。
視神経なのか、それともひょっとして脳なのか?
ドキドキしていたら妻が戻ってきた。
「白内障だって。手術は3月だって」と言う。
それが答えだったか。
一番無難な答えで良かった。
妻は眼球の手術ということに複雑な思いをしているようだった。
頭では老齢になれば誰でもこの宣告はあり、手術を受ける人は多いと分かっているが、いざ自分が医師からそう言われると想定と違ったこととも合わせて変な気分になったようだ。
午後になって気分転換に甘味処に行ってみた。
我々がこういう店に行くというのも珍しいのだ。
いつもだったらアルコールを出す店に行きそうなのだが。
私は、わらび餅ぜんざいとコーヒー、妻はわらびあんみつとコーヒーを頼んだ。
静かな店で器もきれいな物を使っていてのんびりできた。
食べ終わったころ着飾った女性の4人組が入ってきた。
とたんにやかましくなり早く店から出たくなった。
会計を済ませて駐車場に出ると彼女たちの乗ってきたアウディとメルセデスが並んで置かれていた。
TVではトランプ大統領の映像が流れている。
妻に「誕生日おめでとう。忘れられない誕生日になりそうだね」といって乾杯した。
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