家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

油を舐めるケモノ

2014-03-23 07:34:33 | Weblog
日本では古来より油を舐めるといったら化け猫だ。

そのような事件が起こった。

先日春野で天ぷらを楽しんだ。

毎年春先には庭や山で取れたものを天ぷらに揚げて昼食にする。

その残り油は元々入っていた容器に入れて保管する。

非常時用に保存しておくのだ。

明かりにもなるし燃料にもなる。

今までの物はスチール物置の中に保管した。

今回は、とりあえずスチール物置の前の棚の上に置いておいた。

以前の廃油と一緒に保管するための大きな容器が見つかるまでの処置だ。

ところが、棚の上に保管していた容器が落ちていた。

そしてその中にあったはずの油が一滴も残っていない。

日清キャノーラ油600gというもので400gは入っていたと思う。

容器には歯型や牙の後と思われる穴が複数付いていた。

不思議なことに油が流れ出たはずなのに地面には油の跡が全く付いていない。

油が石や土の上に落ちると、その跡はしばらくの間消えることはない。

すると容器を持ち上げて飲み干したのか?

それとも、まさかストローを差して吸い上げた?

置いておいた棚の上というのは高さが1メーター30センチほどだ。

それに乗って容器を下ろし、その場で飲んだと思われる。

犯人として化け猫はどうか。

近世では行灯などの灯火用に安価な鰯油などの魚油が用いられ、ネコがそうした魚油を好んで舐めたためと見られているとWikipediaの化け猫の項に出ている。

今回の油は原材料として「なたね油」を使用しているので猫が舐めたくなる風味とは思えない。

次にサルを疑う。

以前サルにやられたことがある。

油を捨てたコンポストのフタをねじって開けて中に侵入して荒らした。

出て行く時の手形でサルと判明したし、ねじって入れる動物は、ほかに浮かばない。

1メーター30センチほどの高さにある物を問題なく取れることもサルを疑う根拠だ。

そしてサルならボトルを手に持ってグイグイ飲めると思う。

他の動物なら地面に流れ落ちたものを舐めるから必ず地面に油が付着しているものと思う。

というわけで、もしもの時用油400gを残さず胃袋にしまいこんだ奴がいる。

胃がもたれているかもしれないし吐き気におそわれているかもしれない。

フキノトウ かぼちゃ しいたけ ユキノシタ ネギ ヨモギのエキスがにじみ出ていて、その時は美味しかったに違いない。

400g飲み干してもコレステロール0だから大丈夫。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿