家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

アブ

2007-09-06 09:06:44 | Weblog
車を降りて春野の敷地に入ったとたんにアブがやって来る。

妻にも近所の爺さんにもアブは来ない。

私の周りだけをグルグルグルグル旋回する。

目に入りそうになったりもする。

かなり、うっとうしい。

牛の気持ちが分かった気がする。

私は尻尾がないので手で追い払う。

居なくなったなと思うと背中を噛んでいたりする。

分厚い作業用手袋の上からでも平気で噛む。

匂いでやって来るらしいから私の体臭は「牛」。

先日噛まれた背中と腿がかゆーい。

ヤマボウシの実

2007-09-05 07:41:46 | Weblog
ヤマボウシの実が落ちるようになった。

先日まで緑色をしていたが赤く色づいた。

食べられると聞いていたので口に運んでみた。 甘い。まるで果物のようだ。

実の数が少ないので果物のように食用として出回ることはないようだ。

この甘さは誰かに食べさせようとする植物の戦略なのだろう

樹木のいったいどこにその頭脳があるのだろう


ご飯屋か?

2007-09-04 08:47:47 | Weblog
ご飯屋の看板ではない。

土管を縦に埋めて、その上に大鉄鍋を置いた。

我が家を訪ねてくれても表札が出ているわけではない。

「ここだと思うけど」と言って帰ってしまう人もいた。

で、我が家の目印兼メダカの水槽。


近所の爺さんが来て

「ありやぁ鍋かね?」

「はい。そうです」

当たり前の会話。

爺さんには鍋にメダカを入れる発想がない。

大鍋を家の目印にする気持ちがない。

「何故あそこにあんな物を置いた?」疑問だらけで帰っていった。


次男の誕生日

2007-09-02 10:36:19 | Weblog
9月1日は防災の日。

「だから防災訓練をしている」のではない。

近所に住む知人が、どういうわけか消防用の火消しポンプを持っている。

で、その試運転を兼ねて川から水を吸い上げて土手に生えている草を水圧で剥がしているところ。


ところで今日は私の次男の27回目の誕生日。

そこで思いついたのが私の父の27歳の頃は何をしていたのかということ。

母によれば父は未婚で戦地から帰ってきたばかり。

戦地で罹ったマラリアと戦いながら職探しをしていたという。

私は次男が生まれた年である。

妻と1歳10ヶ月の長男と0歳のシュナウザー犬に囲まれて既に幸せに暮らしていた。

何と幸運なのだろうと改めて感じ入った。

さて次男も強運の持ち主である。

自己の夢に向かって邁進している。

夢を追えること自体が幸運であるといえる。

現実は厳しいというのは、いずこも同じ。

夢を追い続け現実と折り合いながら健康に暮らして欲しい。

猿が出た

2007-09-01 08:03:31 | Weblog
コナラの林の枝打ち作業を終えて昼食にした。

今終えたばかりの成果を見ながら食べようと思い藤棚の下でコナラの林の方に向いて座った。

今日の弁当は親子丼だ。

お茶を飲み1 2回口の中にご飯を運んだ、その時林の中で何かが動いた。

目を凝らしてみていると、猿だ。  猿が居た。

あっ あっちにも居る。

猿が林の中を北から南に移動していたのだった。

小猿やメス猿など5 6頭確認して、もう全員言ってしまったかな、と思った瞬間だった。

ひときわ大きな猿が枝払いして固めて置いてあった場所から出てきた。

それが最後の猿の姿であった。

たぶんあれはボス猿なのであろう。

最初からあの位置に居て仲間の安全を見守っていたらしい。

つまり私を監視していたに違いない。

私に全く気付かれることなく群れの先頭でやってきて葉陰に隠れてボスの責任を果たし最後尾として去っていったと思われる。

こちらを一瞥もしないで悠々と去っていく姿は雄雄しかった。

こんな男になれたらなぁ、と感心していたとき私の弁当箱に小さな蟻の群れが押し寄せてきていた。

こんなに小さな蟻たちが親子丼の匂いを嗅ぎつけて集まってきている。

「親子丼まで匂ったのかぃ?」と声に出てしまった。

皆こんなに真剣に生きている場所なのだなとつくづく感心させられた。