家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

知り合いの出る演奏会

2013-07-10 06:56:59 | Weblog
知り合いから頼まれて行く演奏会に付き合った。

アマチュアの合唱団だ。

のんびり会場に行く。

2階席に座った。

最近老眼の度が進み舞台までかなり距離があるが裸眼では少しボケて見えるようになった。

試しに遠近両用めがねを掛けてみると「くっきり」見えた。

ガッカリだが仕方がない。

おばさんたちが二人私たちの前を通って隣に座った。

ところが椅子が跳ね上がり転びそうになった。

「サッ」と椅子を下ろした。

「ありがとうございます」と感謝された。

幕が開くと、そのおばさんたちは自分たちの知り合いを探す。

「奥から2番目の右から何番目」

ありがちな会話が始まった。

すかさず右ひじでおばさんの肩を小さくを突いた。

「すみません」と素直に謝った。

なおも話を続けるその隣のおばさんに口では言わず数字を指で教えたりしていた。

初めが肝心だと確認した。

指揮者がノッシノッシと登場して始まった。

合唱団は楽しそうに唄っている。

第二部ではプロの歌手がノッシノッシと登場した。

ピアノ伴奏者は細い女性だった。

「素人とは違うなぁ」と関心する。

おしゃべりも上手でコチラを飽きさせない。

歌手とピアニストは同級生だと紹介したらピアニストが不機嫌な顔をした。

そこにケータイが鳴る。

「ケータイが鳴っていますよ。出てください。私はおしゃべりしていますから」とユーモアで私たちの心を救ってくれた。

再び唄が始まると今度は鈴の音が。

どこかに座るおばあちゃんが財布を取り出しているに違いない。

知り合いから頼まれて行く演奏会に来ている。

舞台では楽しそうに合唱をしている。

私は「この後どこで呑むかな」と考えることにした。