テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 白鳥、飛び立つ ~

2021-04-16 23:42:21 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むぎゅゥ! しゅうまつゥ~なのでスゥ♪」
「がるる!ぐる~っるるる!」(←訳:虎です!リラ~ックスで!)

 こんにちは、ネーさです。
 今週末の関東圏は、
 お天気は荒れ模様ですし、
 『まん延防止等重点措置』が適用されていますから、
 お家でゆっくり読書タイム!
 ということで、本日は、こちらの御本を、
 さあ、どうぞ~♪

  


 
       ―― カンパニー ――



 著者は伊吹有喜(いぶき・ゆき)さん、
 2017年5月に発行されました。
 現在は文庫版も刊行されています。

「どらまにィ~なッたのでスよゥ!」
「ぐるるっるる!」(←訳:面白かったね!)

 今年2021年の1月から3月にかけて
 NHKのBSプレミアムで放送された
 『カンパニー~逆転のスワン~』は、
 バレエ好きな方々の間で
 大きな話題となりました。

 イノッチこと井ノ原快彦さんに、
 宮尾俊太郎さん、古川雄大さん、
 小西真奈美さん、黒木瞳さん、
 坂井真紀さん他の豪華なキャストに、
 熊川哲也さん率いるKバレエカンパニー監修による
 迫力あるバレエ場面!

「おんがくもォ、すてきィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:美術も衣装も!)

 映像には、映像ならではの
 魅力があります。

 ダンサーさんたちが
 レッスンしているシーンの説得力!
 女性ダンサーさんたちの
 ダンスウェアのデザインがオシャレで可愛い!
 本番の舞台での照明、
 バレエ独特のメイクと衣装と、
 素晴らしいカメラワーク!

「どのォばめんもォ~」
「ぐるがるるる!」(←訳:目が離せない!)

 対して、
 小説には小説だけが有する良さがあります。

 登場人物たちの、こころの機微。
 言葉のリズム、テンポ。
 映像には乗せられなかった
 暗喩や、温度……。

 そう、
 青柳誠一(あおやぎ・せいいち)さん、
 会社員、47歳。
 彼を取り巻く空気は、
 冷え切ってはいませんでしたけれど、
 微妙に寒々しい……

 だって、
 通告されちゃったんですから。

「ふたつにィ~ひとつゥ!」
「がるるるる!」(←訳:選ばないと!)

 窓際部署に異動するか?
 それとも、
 社が後援するバレエ団への出向か?

「よりもよッてェ~??」
「ぐるる!」(←訳:バレエ!)

 おそらく一般的な日本人男性がそうであるように、
 バレエ、と唐突に言われても、
 青柳さんの頭の中は
 《?》
 だらけです。

 しかし、ここは……

 行ってみねば、カンパニーへ。

「はらをォ、くくろうゥ!」
「がるるるる!」(←訳:飛び込もう!)

 カンパニーというのは
 会社ではなく、
 バレエ団を意味しています。

 予想もしなかった新天地、
 敷島バレエ団で青柳さんが担うのは、
 《白鳥の湖》公演の大仕事ですが……

「たてつづけにィ、ぴんちィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:毎日がピンチ!)

 青柳さんと、
 バレエ団と、
 そして
 ダンサーさんたちの未来は?

 活字マニアさんは
 原作小説を、
 映像好きな方々は
 NHKオンデマンドで
 ドラマを視聴してみてくださいね。
 もちろん、
 小説とドラマ、両方を楽しむのも
 おすすめですので、
 皆さま、ぜひ~♪
 
 
 
コメント
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