テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ Q(問い)と、A (答え)と ~

2021-04-21 23:41:00 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あいすくりィ~むゥ!」
「がるる!ぐぅるーる!」(←訳:虎です!ジェラート!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日は本当に、
 ええっ? 
 もう冷菓が美味しい季節になっちゃったの?
 とビックリしてしまう夏日でしたね。
 衣替えの準備をしながら、
 はい、ここからは読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― あなたも名探偵 ――



 著者は収録順に、
 市川憂人さん、米澤穂信さん、東川篤哉さん、
 麻耶雄嵩さん、法月綸太郎さん、白井智之さん、
 2021年2月に発行されました。

 《犯人は誰か?》

 《なぜ?》でも
 《どうやって?》でもなく、
 ミステリというジャンルでは
 最大の基本である《フーダニット=誰が?》。

 人気作家さんたちによる
 6篇の《フーダニットミステリ》アンソロジーは……

「かんがえちゃァだめッ、なのでス!」
「ぐるがるるる~!」(←訳:ただ楽しもう~!)

 市川憂人さん著『赤鉛筆は要らない』
 米澤穂信さん著『伯林あげぱんの謎』
 東川篤哉さん著『アリバイのある容疑者たち』
 麻耶雄嵩さん著『紅葉の錦』
 法月綸太郎さん著『心理的瑕疵あり』
 白井智之さん著『尻の青い死体』 

 と、各作品の題名からも
 お分かりでしょうか。

 6つの作品いずれも、
 涙また涙の大悲劇……ではなくて、
 ニヤリ♫とさせられる会話あり、
 登場人物はヒネくれ者だったり、
 ユーモアが感じられる作風です。

 その中で、
 私ネーさのおすすめは、
 あの父子が活躍する1篇!

「いまァ、わだいのォ~」
「がるるぐるる!」(←訳:アレが鍵です!)

 近年、映画や長編ミステリで
 たびたび取り上げられる
 ”事故物件”。

 法月綸太郎さんの『心理的瑕疵あり』では、
 ”事故物件”が事件を呼びます。

 警視庁の法月(のりづき)警視を父に持つ
 推理作家の法月綸太郎(りんたろう)さんは、
 知人のジャーナリストに呼び出され、
 或るアパートへと
 向かうことになりました。

 そこで起きたのは、
 事件なのか、事故なのか。

 法月父子の推理合戦に加え、
 【読者への挑戦】も設定されていたりして、
 古典ミステリを大いに意識した物語の結末は……?
 犯人は……?

「こたえはァ、ひみつゥ!だけどォ~…」
「ぐるがる!」(←訳:納得です!)

 永遠にして
 シンプル極まる問い――
 犯人は、誰なのか?

 ミステリ好きさん、
 短編好きな活字マニアさんに
 おすすめのアンソロジーです。
 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね~♪
 
 
 
コメント
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