「こんにちわッ、テディちゃでス!
うちあげェ、せいこうゥでスゥ!」
「がるる!ぐるーるるるる!」(←訳:虎です!行けクルードラゴン!)
こんにちは、ネーさです。
3度目の緊急事態宣言で
落ち込む私たちを力付けてくれるかのように、
クルードラゴンは打ち上げ成功!
星出彰彦さんは宇宙ステーションへと飛び立ちました。
日本の、そして世界各国の
宇宙飛行士さんたちの無事を祈りつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/06/6e9dbd2aae865f3e48ccff58224a7bf7.jpg)
―― 世界の児童文学をめぐる旅 ――
著者は池田正孝(いけだ・まさよし)さん、
2020年11月に発行されました。
40年以上にわたって
海外児童文学の舞台となった場所を訪れ、
ゆかりの風物、風景を写真に収める――
ふうぅ、
想像するだけでも圧倒されますが、
ページを捲る度に
ますます圧倒されます。
なんという偉業!
「めぐりィ~めぐるゥはァ~…」
「ぐるるがるる!」(←訳:異国のお屋敷!)
この御本で取り上げられている児童文学作品は、
『ピーターラビットのおはなし』
『ツバメ号とアマゾン郷』
『クマのプーさん』
『不思議の国のアリス』
『思い出のマーニー』
などの英国の作家さんによる作品を中心に、
北欧を舞台にした作品として、
『ニルスの不思議な旅』
アンデルセンさんの著作、
アストリッド・リンドグレーンさんの著作、
フランス・スイスを舞台にした作品として、
『星の王子さま』
『ハイジ』
も含まれています。
「まいえんふぇるとォ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:アルムのお山だ!)
しかしながら、
著者・池田さんの
特別な思い入れが感じられるのは、
本文144ページの
『ドリトル先生航海記』
でしょうか。
動物の言葉を話せるお医者さん、
ドリトル先生。
英国西部、
”沼のほとりのパドルビー”に暮らす
ドリトル先生の物語が
雑誌『少年倶楽部』に連載されたのは
池田さんの少年時代……
小学校3年生のときでした。
「たちまちィ、とりこにィ!」
「ぐるがる!」(←訳:夢中です!)
『ドリトル先生船の旅』と題された作品が
『少年倶楽部』に毎月掲載されたのは、
太平洋戦争勃発前後であった、とか。
”敵国”である英国の小説が、
軍国主義下の日本で
2年間も連載されていたなんて、
おそらく複雑な攻防があったにせよ、
驚くべきことでした。
小学生の池田さんに強烈な印象を与えた
《ドリトル先生》の物語は、
大人になった池田さんの
人生の指針ともなります、が……。
「ぶたいィはァ、どこォでスかァ?」
「がるるぐるがる?」(←訳:架空の土地なの?)
舞台であるパドルビーは架空の町か……と、
諦めかけていたところへ。
生物学者・福岡伸一さんの紀行文を読み、
池田さんは飛び上がります。
パドルビーのモデルは、
英国の港湾都市ブリストル!?!
「ほほゥ?」
「ぐるるるる?」(←訳:そうなんだ?)
ブリストルなら、よく知ってる!
40年前、ブリストル大学に
半年ほど滞在してたんだから!
と、思いも新たに
ブリストルを再訪する池田さん。
はたして、
再開発工事完了後のブリストルに
パドルビーの面影を
見出せるのでしょうか……?
「なつかしのォ、みなとまちィ!」
「がるぐる!」(←訳:潮の香り!)
池田さんが活写する
『秘密の花園』
『たのしい川べ』
『ライオンと魔女』……
いまも物語が息づく町の、森の、
美しさや如何ばかりか。
児童文学とともに過ごした日々を
今も記憶している活字マニアさんに
激おすすめの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね♪
なお、現在『朝日新聞』朝刊に
『福岡伸一の新・ドリトル先生物語
ドリトル先生 ガラパゴスを救う』
が連載されています。
ドリトル先生ファンの方々は
『朝日新聞デジタル』で
公開されているはずですので、
チェックしてみてくださいな♫
うちあげェ、せいこうゥでスゥ!」
「がるる!ぐるーるるるる!」(←訳:虎です!行けクルードラゴン!)
こんにちは、ネーさです。
3度目の緊急事態宣言で
落ち込む私たちを力付けてくれるかのように、
クルードラゴンは打ち上げ成功!
星出彰彦さんは宇宙ステーションへと飛び立ちました。
日本の、そして世界各国の
宇宙飛行士さんたちの無事を祈りつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/06/6e9dbd2aae865f3e48ccff58224a7bf7.jpg)
―― 世界の児童文学をめぐる旅 ――
著者は池田正孝(いけだ・まさよし)さん、
2020年11月に発行されました。
40年以上にわたって
海外児童文学の舞台となった場所を訪れ、
ゆかりの風物、風景を写真に収める――
ふうぅ、
想像するだけでも圧倒されますが、
ページを捲る度に
ますます圧倒されます。
なんという偉業!
「めぐりィ~めぐるゥはァ~…」
「ぐるるがるる!」(←訳:異国のお屋敷!)
この御本で取り上げられている児童文学作品は、
『ピーターラビットのおはなし』
『ツバメ号とアマゾン郷』
『クマのプーさん』
『不思議の国のアリス』
『思い出のマーニー』
などの英国の作家さんによる作品を中心に、
北欧を舞台にした作品として、
『ニルスの不思議な旅』
アンデルセンさんの著作、
アストリッド・リンドグレーンさんの著作、
フランス・スイスを舞台にした作品として、
『星の王子さま』
『ハイジ』
も含まれています。
「まいえんふぇるとォ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:アルムのお山だ!)
しかしながら、
著者・池田さんの
特別な思い入れが感じられるのは、
本文144ページの
『ドリトル先生航海記』
でしょうか。
動物の言葉を話せるお医者さん、
ドリトル先生。
英国西部、
”沼のほとりのパドルビー”に暮らす
ドリトル先生の物語が
雑誌『少年倶楽部』に連載されたのは
池田さんの少年時代……
小学校3年生のときでした。
「たちまちィ、とりこにィ!」
「ぐるがる!」(←訳:夢中です!)
『ドリトル先生船の旅』と題された作品が
『少年倶楽部』に毎月掲載されたのは、
太平洋戦争勃発前後であった、とか。
”敵国”である英国の小説が、
軍国主義下の日本で
2年間も連載されていたなんて、
おそらく複雑な攻防があったにせよ、
驚くべきことでした。
小学生の池田さんに強烈な印象を与えた
《ドリトル先生》の物語は、
大人になった池田さんの
人生の指針ともなります、が……。
「ぶたいィはァ、どこォでスかァ?」
「がるるぐるがる?」(←訳:架空の土地なの?)
舞台であるパドルビーは架空の町か……と、
諦めかけていたところへ。
生物学者・福岡伸一さんの紀行文を読み、
池田さんは飛び上がります。
パドルビーのモデルは、
英国の港湾都市ブリストル!?!
「ほほゥ?」
「ぐるるるる?」(←訳:そうなんだ?)
ブリストルなら、よく知ってる!
40年前、ブリストル大学に
半年ほど滞在してたんだから!
と、思いも新たに
ブリストルを再訪する池田さん。
はたして、
再開発工事完了後のブリストルに
パドルビーの面影を
見出せるのでしょうか……?
「なつかしのォ、みなとまちィ!」
「がるぐる!」(←訳:潮の香り!)
池田さんが活写する
『秘密の花園』
『たのしい川べ』
『ライオンと魔女』……
いまも物語が息づく町の、森の、
美しさや如何ばかりか。
児童文学とともに過ごした日々を
今も記憶している活字マニアさんに
激おすすめの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね♪
なお、現在『朝日新聞』朝刊に
『福岡伸一の新・ドリトル先生物語
ドリトル先生 ガラパゴスを救う』
が連載されています。
ドリトル先生ファンの方々は
『朝日新聞デジタル』で
公開されているはずですので、
チェックしてみてくださいな♫