テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 迷路に地図なし ~

2021-05-21 23:36:54 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 らいしゅうゥはァ、げッしょくゥ~!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!晴れるといいな!)

 こんにちは、ネーさです。
 5月26日はスーパームーン皆既月食!
 午後6時44分頃から
 月食が始まるそうですよ。
 どうかどうか当日は晴れますように、と
 週間予報を眺めながら、
 さあ、読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 祈りのカルテ ――



 著者は知念実希人(ちねん・みきと)さん、
 単行本は2018年に、
 画像の文庫版は2021年2月に発行されました。
 短編5作品+エピローグ1編から成る
 “連作医療ミステリ”です。

「なのでェ、しゅじんこうはァ~…」
「ぐるるーがる!」(←訳:ドクターです!)

 諏訪野良太(すわの・りょうた)くんは、
 ドクターではあるんですけど、
 ”ギリギリ”ドクター、
 と言ったらいいんでしょうか。

 医師国家試験に合格し、
 現在は研修医さん。

 初期臨床研修の只中にあります。

 それはつまり、
 別の意味でも”ギリギリ“を意味していまして。

「どれにィ、しようゥ??」
「がるぐる!」(←訳:専門分野!)

 研修の期間は2年。
 その間に、
 内科・外科・小児科・産婦人科・救急など、
 数ヶ月ごとに様々な科を回ってゆき、
 医師としての基礎的な力をつける。

 母校の純正医大付属病院で
 研修に勤しみつつも、
 良太くんは迷いに迷っています。

 研修終了後、どうすべきか?

 外科医? 内科医?
 小児科医? それとも?
 俺はどのジャンルの、
 どんな医者になればいいのか……。

「それェ、だいじィでス!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:一生の問題だよね!)

 良太くん自身にとって、
 また良太くんに診てもらう患者さんにとっても
 重要な問題を、
 気軽に決めちゃうことはできません。

 『彼女が瞳を閉じる理由』では精神科。

 『悪性の境界線』では外科。

 と、物語は
 良太くんが研修する科の内容に寄り添いながら
 進んでゆきますが……。

「どこにィ、いッてもォ?」
「がるぐるるるるぅ!」(←訳:謎がふりかかるぅ!)

 『冷めない傷痕』では皮膚科。

 『シンデレラの吐息』では小児科。

 『胸に嘘を秘めて』では循環器内科。

 各科での研修体験を終えて、
 さて、良太くんが選んだ《道》は。

「そのォこたえェはァ~!」
「ぐるるーるる!」(←訳:エピローグで!)

 科から科へ、さまよう2年間。
 長~い回り道?
 それとも、
 これが最短路?

 患者さんたちの迷路と、
 研修医・良太くんの迷路を
 すっきり解き明かしてゆく連作ミステリは、
 ミステリ好きさんにも、
 医療モノが好きな活字マニアさんにも
 おすすめですよ。
 ぜひ、一読してみてくださいね♪
 
 
 
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~ 白壁を登れ ~

2021-05-20 23:51:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こうふんッ、いまだァさめやらずゥ~!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!見出しを独占!)

 こんにちは、ネーさです。
 SNSのトレンド、新聞、TV……と、
 今日も新垣結衣さん&星野源さんの祝ニュースは
 えらいこっちゃ状態でしたね♪
 ならば本日の読書タイムも
 ド迫力の大作をご紹介いたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
      ―― エヴェレスト ――



 著者は夢枕獏(ゆめまくら・ばく)さん、
 単行本は1997年に、
 画像の文庫合本版は2015年10月に発行されました。
 『EVERREST』と英語題名が、
 『神々の山嶺(かみがみのいただき)』と
 日本語副題が付されています。

「どッしりィ~!」
「ぐるる!」(←訳:分厚い!)

 重厚で長大な物語の主役は、
 人間でしょうか、
 それとも、
 山でしょうか。

 英語ではエヴェレスト、
 チベット語ではチョモランマ、
 ネパール語ではサガルマータ。

 標高8848メートル(2020年計測時)、
 世界最高峰の山として
 山岳家さんたちの憧憬を集める
 唯一無二の嶺(みね)は、
 本来でしたら、ちょうど今頃――
 5月中旬~下旬が
 登山のトップシーズンだそうですが……。

「ことしはァ、さみしィ~…?」
「がるるぐるがるぐる?」(←訳:歴史に残る閑散ぶり?)

 歴史に残るといえば、
 およそ100年前にも
 エヴェレストの、いえ、
 登山史上に残る大事件が
 起こっています。

 1924年6月のこと。
 
 世界初のエヴェレスト登頂を目指していたのは、
 英国の登山家、
 ジョージ・ハーバート・リー・マロリーさん。

   なぜあなたはエヴェレストに登りたかったの?
   そこにエヴェレストがあるから。

 という問いと答えで有名なマロリーさんは、
 登頂付近で行方不明となったのでした。

「いまもォ、なぞォなのでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:謎多き遭難!)

 マロリーさんと
 同行者のアーヴィンさんは
 エヴェレスト登頂に成功したのか。
 遭難したのは、
 登頂の前か、後なのか。

 現在も論争つきぬ遭難の謎を解く、
 その鍵となるのは……

 マロリーさん愛用のカメラ?

「ちいさいィけれどォ!」
「がるるぐっるる!」(←訳:情報はいっぱい!)

 1993年、ネパールのカトマンドゥ。

 写真家の深町誠(ふかまち・まこと)さんは
 裏路地の登山道具店で
 古いカメラを見つけました。

 レンズにヒビが入った
 コダック社製のカメラを検分し、
 深町さんの手は震えます。

 これは……もしかしたら……?

「もしやッ!」
「ぐるる!」(←訳:まさか!)

 登山の歴史を変えるかもしれないカメラ。
 しかし、あっさりと、というべきか、
 やはり、というべきか、
 計り知れぬ価値を有するカメラは、
 奪われて、行方不明となってしまいました。。

 深町さんはカメラの謎に憑かれ、
 そしてまた、
 山の魔力、
 エヴェレストの魔力からも逃れられず、
 首までどっぷり浸かることに。

「だッてェ、とくべつゥでスからッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:天の山なんだ!)

 マロリーさんを、
 深町さんの心を、
 つかんで離さない天の山。
 
 登りついたはてに、
 何があるのか、
 何を見るのか。

 山岳小説の金字塔とされる
 夢枕獏さんの代表作は、
 山岳小説好きな方はもちろん、
 ミステリ&サスペンス好きな方々、
 歴史好きな活字マニアさんにも
 おすすめですよ。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 

 
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~ 旅と喫茶とあまいもの ~

2021-05-19 23:35:26 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わわわわッ! びッくりィしたのでスゥ~!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!思考停止~!)

 こんにちは、ネーさです。
 新垣結衣さんと星野源さんが結婚!
 のニュースには本当に驚かされましたが、
 うん、お似合いのふたりじゃありませんか♪
 祝福の拍手を送りながらの読書タイムは、
 新婚デートにも使えそうな?こちらの御本を、
 さあ、どうぞ~!

  


 
    ―― 純喫茶とあまいもの 京都編 ――



 著者は難波里奈(なんば・りな)さん、
 2020年11月に発行されました。
 『これからも通いたい30の名店』と
 副題が付されています。

「きょうとォ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:あまいもの!)

 そうよね、
 京都、と聞いただけで気分が上向きますが、
 加えて、
 あまいもの。

 そして、著者・難波さんは
 喫茶店のエキスパートとして知られる御方ですから、
 ここは安心して
 本文へと飛び込んでみましょう。

「ふわァ~♪ おいしそうゥ~♫」
「がるる!」(←訳:美しい!)

 『パフェ/ゼリー』
 『プリン/アイス』
 『ホットケーキ/トースト/パン』
 『ケーキ』
 『飲み物』

 と、メニューのように、
 5つのパートに分けられて
 紹介されている30軒の喫茶店は、

 『イノダコーヒ』さん、
 『六曜社』さんなと、
 全国的に有名なお店や、
 京都の方々には
 お馴染みの老舗さんが主流です。

 お店自慢のパフェ、
 ホットケーキが
 テーブルに並べられたお写真には、
 ステキに食欲を刺激されますね。

「それにィそれにィ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:背景がワンダフル!)

 《あまいもの》以上に
 私たち読み手を惹きつけるのは、
 《喫茶店》という
 舞台であり
 ”容物(いれもの)“でしょうか。

 頭上のシャンデリア。
 どっしりした壁に、
 木のチェア、テーブル。
 ステンドグラス越しの光、
 名刺代わりのマッチ箱。

 特別な空間を見事に切り取った写真は
 お店の温度や湿度までも
 写し込まれているようです。

 眺めていると、
 いっそう京都が恋しくなってきてしまい、
 ただただため息……。

「はやくゥ、おでかけェしたいィでス!」
「がるる!」(←訳:京都へ!)

 この御本の取材を始めたのは2019年秋、
 最後の一軒へうかがったのは
 2020年の冬の初めであったと、
 御本の冒頭で
 難波さんは述べています。

 いつかまた、この町へ。
 いえ、
 きっとまた、このお店へ。

 さまざまな想いとともに、
 愉しくも『美味しそう!』な一冊を、
 旅好きさんも
 京都好きさんも
 あまいもの好きさんも、
 ぜひ、ご堪能くださいな♪
 
 
 
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~ 姫さまたちの光芒 ~

2021-05-18 23:38:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しゅだいかにィ~わくわくゥ~♪」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!陽射しキラリン!)

 こんにちは、ネーさです。
 朝ドラ『おかえりモネ』が始まって、
 おお! 主題歌はBUMP OF CHICKENさんの『なないろ』!
 今日18日から公開されたMVにうっとりしながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



     ―― 図説 英国貴族の令嬢 ――



 著者は村上リコさん、
 画像の増補新装版は2020年12月に発行されました。
 『Daughters of the British Aristocracy』と
 英語題名が付されています。

「あはァ! これはァ~」
「ぐるるぅーるる?」(←訳:プリジャートン?)

 Netflixで2020年12月に配信が始まった
 『プリジャートン家』は、
 世界中で大人気となっていますね。

 19世紀から20世紀初頭、
 大英帝国の版図は浮沈の勢いを見せ、
 莫大な富が本国へ流れ込んで、
 上流階級の人びとの暮らしぶりは
 現在では想像もつかぬほど。

 大庭園に大邸宅。
 数百人規模でのキツネ狩り、
 豪華極まる舞踏会。

 そういった空間での《花》といえば。

「おじょうさまッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:ほぼお姫さま!)

 この御本で紹介されているのは、
 まさにその、
 最盛期の大英帝国に於ける
 お嬢さま方のプライヴェートライフ、な訳ですが……

 いやー、眼福です♪

 もうね、読んでおりますと、
 文化とか階級とかプリジャートン家とか
 どうでもよくなってしまうくらいの
 非現実的な美しさ♫

 こういう世界がホントにあったなんて、
 信じ難い気もしますが。

「えいがェみたいィ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:おとぎ話のよう!)

 著者・村上さんは、

 序『彼女たちの人生』
 第1章『英国貴族と継承制度』
 第2章『令嬢の少女時代』
 第3章『令嬢の社交界デビュー』
 第4章『令嬢の《ロマンス》』
 第5章『令嬢の結婚』
 第6章『貴族夫人のつとめ』

 と、”爵位を持つ家“に生まれた女性たちの
 人生のさまざまなイベントを
 絵画、肖像写真、
 ファッションプレートなど
 豊富な図版を掲示しながら
 丁寧に追ってゆきます。

 のびやかな少女時代、
 華やかな娘時代、
 夢のような結婚式のお仕度、
 屋敷の女主人となる結婚後……

「しあわせェ、なのかなァ?」
「がるる~…」(←訳:内心は~…)

 実際のところ、
 美しい貴族令嬢さんたちの足元にも
 軍靴の不穏な響きが迫っておりました。

 新大陸の富裕層は
 英国貴族をもしのぐ巨大な財産を誇示して
 旧大陸に乗り込んで来ましたし、
 海の彼方の植民地では
 暴動の火の手が……。

「もはやァ、きぞくもォ~」
「ぐるぅるるるる!」(←訳:楽じゃないんだ!)

 おっと、
 話が暗くなってしまいましたけれども、
 図版が豊富ですので、
 ヴィクトリアンなデザインや
 ドレスが大好き♪
 アンティークジュエリーや骨董家具が好き♪
 私ネーさのように
 肖像画大好き♪な方々には、
 きっと楽しんでいただける
 ヴィジュアルブックですよ。

 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね~♫


 
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~ 《再生》の神々 ~

2021-05-17 23:21:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きッ、きこえてくるゥ~…?」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!梅雨の足音~!)

 こんにちは、ネーさです。
 関東地方にも梅雨の気配がひたひたと……
 天気図のどこかに
 快適な5月の空が隠れていないかしらと探しながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 週明けの本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



  ―― イラストで読む ルネサンスの巨匠たち ――


 
 著者は杉全美帆子(すぎまた・みほこ)さん、
 画像の新装版は2021年3月に発行されました。

 《ルネサンス》――

 えへん、お恥ずかしい話です。
 私ネーさ、つい最近知りました。

 《ルネサンス》と耳にすれば、
 脳内につらつらと浮かんでくるのは、
 レオナルド・ダ・ヴィンチさんを筆頭とする
 イタリアの芸術家さんたちですが……
 『ルネサンスRenaissance』というのは
 『再生』『復活』を意味する
 フランス語なのだということを。

「ふらんすゥ??」
「ぐるがぅるる?」(←訳:伊語じゃなく?)

 イタリア語で『再生』は『rinascita』。

 しかし、イタリア語でなくフランス語の
 《ルネサンス》が世に広まり、
 定着したのは、
 フランスの人びとの
 ”イタリアへの強い憧れ“があったため、
 かもしれません。

 古代ローマの昔から、
 流行の最先端を引っ張っていたのは、
 常にイタリア――
 ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなど
 イタリア各地の都市国家でしたから。

「かいがにィ、ちょうこくゥ!」
「がるるるぐる!」(←訳:宝飾品と衣服!)

 “イタリアへの憧れ”を象徴するかのような、
 《ルネサンス》の芸術。

 この御本では《ルネサンス》を、

 プロトルネサンス(前期ルネサンス)、
 初期ルネサンス、
 盛期ルネサンス、

 と3つの時代に分け、
 美の《再生》を担った巨匠さんたちを
 紹介してゆきます。

「やぱりィ、れおなるどォさんッ?」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:ミケおじさんもね!)

 《ルネサンス》をテーマとする多くの研究書では、
 何といっても主流&人気なのは、
 レオナルドさんやミケランジェロさん、
 ラファエロさんあたりですね。

 ところが、この御本では、
 初期ルネサンスの巨匠さんたちを
 ぐいっとクローズアップ!

 彫刻家ドナテッロさん、
 遠近法研究の大家ウッチェロさん、
 画僧フラ・アンジェリコさん、
 美人大好き♪なフィリッポ・リッピさん、
 『春』のボッティチェリさんにも
 スポットライトが当てられています。

 その中でも、
 建築家ブルネレスキさんの章は
 傑作ですよ。

「てんさいィけんちくかさんッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:聖堂の設計者!)

 都市フィレンツェの景観に欠かせぬ
 サンタマリア・デル・フィオーレの
 設計・建築に携わった
 フィリッポ・ブルネレスキさん(1377~1446)。

 ライバルを退け、
 いくつものコンペティションを勝ち抜いて、
 いざ聖堂を築かん!
 
 努力と閃きと執念を注ぎ込み、
 着工から16年を費やして 
 クーポラ完成!

 最後の決め手は、
 ドーム屋根の頂塔(ランタン)の設置!

 いや、ここでもまたコンペティションが?

「むふゥ! ふぃれんつぇのォ、ひとたちはァ~」
「ぐるるがる!」(←訳:コンペ好き!)

 イラスト、図版、解説の文章、
 略伝や年代表を駆使して映し出す
 《再生》の時代の活人劇。

 美術史好きな活字マニアさんに、
 美術史は苦手だわ~という御方にも
 おすすめですよ。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね♫
 
 
 
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~ 沸騰のニャンコ愛 ~

2021-05-16 23:33:02 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やぱりィ、ばらんすゥとらないィとォ!」
「がるる!ぐるるがるぐぅる!」(←訳:虎です!ワンの次はニャン!)

 こんにちは、ネーさです。
 前回記事では、
 ワンコ愛あふれるコミック作品をご紹介いたしました。
 ならばここは公平を期すべく、
 ニャンコLOVE!な作品も!という訳で、
 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



       ―― 猫奥 1 ――



 著者は山村東(やまむら・はる)さん、
 2020年10月に発行されました。
 『NEKO-OKU』と英語題名(?)にもありますように、
 『猫奥』は『ねこおく』とお読みくださいね。

「ねこおくゥ~…そこではッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ネコがVIP!)

 時代は江戸――
 徳川家慶(いえよし)さんが第12代将軍の座にあった頃。

 かの大奥では、
 女たちの壮絶な権力争いが……

 なかった?

「ぱふゥ!」
「がるっ!」

 映画やTVドラマでお馴染みの、
 見るも怖ろしい反目や喧嘩は
 この御本には出てまいりません。

 出てくるのは、
 モッフモフで、
 フワフワで、
 喉をゴロゴロ鳴らしたりする
 あの子たち。

 そう、ニャンコです。

「おおおくでェ、だァ~いィにんきィでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:みんな夢中さ!)

 江戸時代、
 大奥に仕える女性たちは、
 現代でいうキャリアウーマン。
 
 日々大奥の運営にあたる
 上臈御年寄(じょうろうおとしより)、
 お年寄(おとしより)、
 御殿女中(ごてんじょちゅう)
 といった役職者を筆頭に、
 下働きの女性たちも皆が皆、
 猫が大好きで。

 よると触るとニャンコ話。

 撫でたり、
 遊んだり、
 オモチャを作ってあげたりと、
 生活の中心は、
 政治よりも猫……!

 あ、でも。

「おひとりィだけッ?」
「がるる?」(←訳:例外が?)

 御殿女中(御年寄)の、
 滝山(たきやま)さん。

   あの御方は猫が嫌いだから
   飼ってないのよねえ。
   まあ仕方ないわ、
   世の中には猫嫌いの人っているもん。

 と、周囲の人がお喋りしているように、
 滝山さんのお部屋では
 猫は飼われておらぬものの。

「ほんとはァ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:逆なんです!)

 滝山さんも、猫が好き。

   猫を飼ってみたい。
   モフモフしたい。
   お膝の上でゴロゴロされたら
   幸せよね~♪

 って、大声で言いたい。
 言いたいのに、
 周囲はすっかり、
 滝山さんは猫嫌いだと思い込んでいて、
 言い出しにくい、いえ、
 言い出せない……。

「こころはァ、うずうずゥ!」
「がるる~る!」(←訳:叫びた~い!)

 大奥を我が物顔して闊歩するニャンコたちと、
 猫LOVEな滝山さんの
 モフモフコメディに奥行きを与えるのは、
 綿密な時代考証です。

 女性たちの結髪、
 髪飾り、
 衣装の細部、
 帯の結び方、
 江戸の文物がしっかり描き込まれていて、
 もう著者さんに大拍手を送りたいわ♫

 なので、
 コミック好きな方々だけでなく、
 歴史好きな活字マニアさんにも
 おすすめですよ。

「わんこのォこみッくもォ、
 にゃんこのォこみッくもォ~」
「ぐるるるがるるるるる!」(←訳:よろしくお願いします!)

 では、今回も
 帯付きの画像を載せておきます。
 本屋さんのコミックコーナーで、
 ↓こちらの表紙を目印に、
 探してみてくださいね♪

  
 

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~ 貼って光れ!こいぬくん ~

2021-05-15 23:31:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 どようびィはァ、りらッくすゥ~♪」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!のんびり行こう!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、週末の読書タイムは
 肩のチカラをスコーンと抜いて、
 ↓こちらのコミック作品を、どうぞ~♫
 
  


 
     ―― 貼りまわれ!こいぬ ① ――



 著者は うかうか さん、2021年5月に発行されました。
 Webで大人気!
 私ネーさも大ファンの『貼りまわれ!こいぬ』が
 ついに書籍化されましたよ。

「まッてましたでスゥ!」
「ぐぅるるる~!」(←訳:ウェルカム~!)

 『貼りまわれ!こいぬ』――

 ストーリーは
 シンプルかつシュールです。

 毎日まじめに早起きし、
 リサイクルショップ『GOOD DOG』で働いている
 こいぬくん。

 が、或る朝、出勤した彼は
 驚愕の事実を知ります。

「とッ、とととッ、とッ」
「がる~!」(←訳:倒産~!)

 失職……
 打ちのめされ、
 うつむき加減にトボトボと町を彷徨う彼の眼は、
 『従業犬募集中』
 の張り紙に吸い寄せられます。

 ベーカリーでパン職人?
 ……う~ん、パン焼き技術の自信はゼロですね。

 本屋さんの販売スタッフ?
 ……あ~、雑誌の名前を憶えられるかしら。

「どうしようゥ~…」
「ぐるがっる……」(←訳:お先真っ暗……)

 公園のベンチで意気消沈するこいぬくん。

 けれども、
 天は彼を見捨ててはいなかった!
 風に乗って飛んできたのは、
 『スタッフ急募!
  これといったとりえのない犬大かんげい!!』
 というチラシ。

「わおおおおォ!」
「がるる!」(←訳:これは!)

 チラシを手に、
 何かに導かれるかのように
 面接会場へと向かうこいぬくん。

 そこで面接犬さんによって説明された
 業務の内容とは……

 《ステッカーを街中のいたるところに貼る》こと。

「そんなのォ、かんたんッ♪」
「ぐるるるがるるるるる!」(←訳:かどうか分からないよ!)

 犬の絵のステッカーを
 貼って貼って貼りまくる。

 簡単そうに思えるけれど、
 そこには果てしない困難が?
 
 こころが暖かくなったり、
 ゾゾ~っとさせられたり、
 ファンタジックあれば
 不条理コメディも、
 楽しい同窓会も?

「しゅやくもォ、わきやくもォ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:みんな素晴らしい!)

 こいぬくんを中心に、
 先輩犬くん、
 知犬友犬、
 通りすがりのわんこたちも皆、
 撫で撫でしたくなる可愛らしさです。

 Webで発表された作品の他に、
 書き下ろし作品、
 パラパラ漫画も収録されているので、
 ファンの方々は
 ぜひ、書籍版『貼りまわれ!こいぬ』を
 書店さんで探してみてくださいね。

 ちなみに、
 オビつきの画像は、↓こちらです♪
 
  

「しんじようゥ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:こいぬくんを!)



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~ 街に花咲くエピソード ~

2021-05-14 23:39:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やややッ! ほんやさんがァ!」
「がるる!ぐるがるるるぅ!」(←訳:虎です!開店してるよぉ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今週末から、駅ビル内の開業エリアが拡大?
 本屋さんが、LoFtさんが、
 靴屋さんも、営業してるわ♫♪
 嬉しくて涙目になりながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

  


 
     ―― 大名の《定年後》 ――



 著者は青木宏一郎(あおき・こういちろう)さん、
 2021年2月に発行されました。
 『江戸の物見遊山』と副題が付されています。

「ふむむゥ! ごいんきょさまァ、でスねッ?」
「ぐるるるるるる?」(←訳:リタイアメント?)

 お侍さんの社会にも、ええ、
 一種の”節目“がありました。

 家長の座を後継者に譲って、
 隠居する――

 隠居の理由は、
 もう充分に働いたから、だけでなく、
 不祥事の責任を取って、とか、
 お家騒動、とか、
 幕府から命令されて、などなど
 ハッピーな隠居があれば
 ドロドロに悲惨な隠居もありまするが。

 ここにひとり、
 ハッピーな隠居を遂げた
 もと大名さまがおられます。

「おじいちゃんがァ、ゆうめいじんッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:お犬さまだね!)

 柳沢信鴻(やなぎさわ・のぶとき)さん。

 大和国郡山の第2代藩主であった信鴻さんは、
 第五代将軍・徳川綱吉(つなよし)さんの
 側用人・柳沢吉保(やなぎさわ・よしやす)さんを
 祖父に持ち、
 延享2年(1745年)から
 安永2年(1773年)まで
 藩主を勤め上げ……

 49歳にして、
 めでたく隠居生活に。

「これでェもうゥ~!」
「ぐるるる!」(←訳:自由の身!)

 堅苦しく、制約だらけの
 ”お殿さま”な生活は、無事終了。

 そうして、
 引退後の信鴻さんが何を始めたかというと。

「あるけェ~あるけェ~」
「がるるぐるる!」(←訳:遊山のために!)

 『物見』には、
 探査か監視、見物、見学といった意味があります。

 『遊山』は、
 『ゆうざん』と読めば野山で遊ぶこと、
 『ゆさん』と読めば行楽すること、だとか。

 政務から解放された信鴻さんは、
 祖父が造った六義園(りくぎえん)を住居にし、
 熱心に物見遊山三昧の日々を送りました。

「あさくさッ! りょうごくゥ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:神田祭に鬼子母神!)

 どこに行って、何をしたか。
 混雑具合は、どうだったか。
 食事は、飲み物は。

 隠居後の日々を『遊山』に充て、
 お江戸市中の東西南北を目と手と足で
 確かめていった信鴻さん、
 詳細な《お出掛け記録》を綴りました。

 この御本は、
 信鴻さんの『宴遊(えんゆう)日記』という、
 お出掛けの記録を中心に、
 安永の時代の江戸の遊山が描かれています。

「るるゥ~♪よのなかがァ~♫へいわァなら~♪」
「がるるぐるる~♫」(←訳:飲めや歌えや~♫)

 ちなみに、
 安永年間は、
 そこそこ平穏な時代だったようです。

 大飢饉はなく、
 もちろん戦争もない時代に、
 多数の庶民と
 極少数のお金持ちたちが、
 ともに夢中になった
 《江戸》の出来事とは。

「やぱりィ、おはなみィ?」
「ぐるるっるがる!」(←訳:ピクニックだよ!)

 大道芸なら、上野広小路。
 お参りなら、湯島の天神さま。
 ザ・観光地な江戸名所めぐり。
 
 平和な江戸に咲く
 ささやかで尊い文化の花のエピソード集は、
 歴史好きな活字マニアさんに、
 ぜひのおすすめです。
 本屋さんや図書館で、
 探してみてくださいね~♪
 

 
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~ 踊って!遊んで!鳥獣戯画の世界へ ~

2021-05-13 22:36:14 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 たけのこォ、いただきィましたでス!」
「がるる!ぐるがるる~?」(←訳:虎です!なに作ろう~?)

 こんにちは、ネーさです。
 旬のタケノコを前に、
 スープにしようか、
 炒め物がいいかなぁ、
 いや自家製メンマもいいかもねと悩みつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのアート本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― 決定版 鳥獣戯画のすべて ――



 監修は上野憲示(うえの・けんじ)さん、
 2021年3月に発行されました。
 ちょうどいま、東京国立博物館で開催中の……
 か、開催中……開催中のはずの……!

「ネーさッ、れいせいィにィ~!」
「ぐるるるる~!」(←訳:落ち着こう~!)

 ええ、分かっています、
 分かっていますけど、
 冷静になるのは難しいわ……

 博物館のスタッフの方々も
 《鳥獣戯画》ファンの方々も、
 待ちに待っていた『鳥獣戯画のすべて展』は現在、
 緊急事態宣言による臨時休館となっています。

 国宝である《鳥獣戯画》は
 法律により公開可能な日数が限定されているので、
 このまま休館が続けば、
 展覧会は終了になってしまいそうな……。

「うわわわァ~んッ!」
「がるるるるる~!」(←訳:しくしくしく~!)

 こんな状況下で何が出来るかというと、
 TVの《鳥獣戯画》特集番組を録画したり、
 関連書籍や美術雑誌を探してみたり。

 そして、多数の関連書籍の中から、
 私ネーさが☆☆☆☆☆をつけたいのが、
 ↑こちらの『鳥獣戯画のすべて』なんです。

「びじゅあるゥ、でスねッ!」
「ぐるがる!」(←訳:視覚優先!)

 《鳥獣戯画》関連書籍の多くは、
 解説や分析をメインとするものですが、
 この御本では
 完全に図版を優先!

 各巻の名場面は拡大サイズで、
 甲・乙・丙・丁の4巻全図も
 きちんと収録されています。

 画像の精度も高いので、
 マニアなファンさんも
 きっと満足できますよ。

 また、御本の冒頭に
 監修者である上野憲示さんが
 『はじめに――監修の言葉にかえて』という
 文章を寄せておられていて、
 これが、短いながらも深くて鋭い~!

「しんはッけんッ!」
「がるる!」(←訳:新解釈!)

 上野さんいわく。

  《全巻通してあまり良い紙をつかっていない》。

 さりげない言葉ですが、
 示唆している内容は衝撃的です。

 良い紙ではない、とは、つまり。

 どの巻も、
 下絵のようなもの、
 手遊びのようなもの、だった?

 描き手さんたちは、
 本画(=完成品)にすることを
 考えていなかった?

 そもそも、
 表装もしていなかった?

「なぞがァ、いッぱいィ!」
「ぐるがるる?」(←訳:何が何やら?)

 追いかけっこに、お相撲、
 泳いだり、碁盤を囲んだり。
 動物たちも人間も、
 永遠に楽しく、
 おもしろおかしく。

 はたして会期中の開館は成るのか、
 展覧会の再開はあるのか、と
 私たちファンは
 はらはらしながら
 見守ることしか出来ませんが、
 いつか《鳥獣戯画》と相見える日が来ると信じ、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪
 
 
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~ 創ろう、どこででも ~

2021-05-12 23:43:48 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わほゥ! としょかんにィ~へんかがッ!」
「がるる?ぐるがる!」(←訳:虎です!開架した!)

 こんにちは、ネーさです。
 緊急事態宣言は続いていますが、
 今日から図書館のサービス内容は
 ちょっとだけ緩和されたようですね。
 さらに状況が落ち着いて
 医療のひっ迫も解消されますようにと
 心より祈りつつ、
 さあ、元気をチャージする読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― TIMELESS 石岡瑛子とその時代 ――



 著者は川尻亨一(かわじり・こういち)さん、
 2020年11月に発行されました。
 『EIKO ISHIOKA A JOURNEY TO FIND NEVER SEEN BEFORE』
 と英語題名が付されています。

 2020年11月から2021年2月、
 東京都現代美術館では
 『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』展が
 開催されました。

「みたかッたでスゥ!」
「ぐるるるっる!」(←訳:行きたかった!)

 悲しいことに
 展覧会ではお出掛けできず、
 公式図録を眺めては
 溜め息しておりましたが……

 いや、まだまだ!
 ここにもうひとつ、
 否、もう一冊!

 石岡さんの業績を世に伝える
 すばらしい御本があるんです。

「ないようゥ、のうみつゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:濃くて熱い!)

 著者・川尻さんは
 石岡さんのラストインタビューも手掛けた
 ジャーナリストさんです。

 石岡瑛子(いしおか・えいこ)さん(1938~2012)。

 アートディレクターとして
 日本の広告界に、
 そして世界中に名を馳せた石岡さんの、
 若き日に始まり、
 最後の日々までを
 川尻さんはリサーチし、
 追いかけます。

 つまり、この御本は評伝というか、
 伝記作品であるわけなんですけど……
 フィクション(小説)と間違えてしまいそうな
 劇的展開の連続!

「もうゥ~…ことばにィなりませんッ!」
「ぐるるるるるー!」(←訳:アンビリバボー!)

 日本での、
 資生堂でデザインした時代、
 パルコの広告が世を席捲した時代の
 エピソードにも
 瞠目させられますが、
 海外に打って出た当時の
 ”仕事ぶり”がまた、素晴らしい!

 特に、
 マイルス・デイヴィスさんとの出会い、
 アルバムのデザイン制作時のエピソードは、
 この御本最大の山場と言えましょうか。

「じゃずのォ、おうさまァ!」
「がるぐる!」(←訳:真の帝王!)

 ええ、誰もが《ジャズの帝王》と認める
 マイルス・デイヴィスさんは、
 えーと、そのぅ、
 気難し屋さんとしても
 広く知られていました。

 そのマイルスさんの、
 日本限定豪華ボックス盤をデザインするため、
 石岡さんはプランを練ります。

 いえ、プランというより、
 知略、でしょうか。

 気難し屋のマイルスさんに、
 写真界の巨匠アーヴィング・ペンさんをぶつける……!

「わおおゥ!」
「ぐるるっ!」

 『ジャズの帝王と写真の神様のあいだで』
 と題された章は、
 石岡さんにとっての花道であり、
 著者・川尻さんにとっても
 花道であるように思えます。

 そして、
 フランシス・コッポラさんと組んでの
 映画『ドラキュラ』衣装デザイン――

 NEVER SEEN BEFORE(誰もまだ見たことがない)、
 美しいもの、
 こころ奪われるものを、
 いかにして創り出すか。

「いしおかさんにィ、はくしゅゥなのでス!」
「がるぐるる!」(←訳:最高だよう!)

 日本でも、世界でも、
 どこでだって、
 創り続ける。

 石岡さんの超人的なお仕事の数々、
 それを丹念に拾い上げ、
 名文へと転換してゆく川尻さんのお仕事、
 どちらへも拍手を送りたくなる一冊です。
 
 展覧会をご覧になった方々も
 展覧会に行けなかった方々も、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね。
 激おすすめですよ~♪
 


 
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