テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 読まずには、暮らせない ~

2021-05-11 22:29:41 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァ~…はかないィゆめェ、だッたのでス~…」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!泣きたい~!)

 こんにちは、ネーさです。
 東京国立博物館をはじめ、
 開館を発表していたミュージアムは、
 一転、臨時休館続行となりました……
 結局『鳥獣戯画』には会えないのね……
 と落ち込むココロを、
 さあ、読書タイムで励ましましょう!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― わたしの、本のある日々 ――



 著者は小林聡美(こばやし・さとみ)さん、
 2021年2月に発行されました。
 2016年から2020年にかけて
 『サンデー毎日』に連載された読書エッセイ『本のある日々』、
 そして巻末には、
 酒井順子さんとの対談
 《わたしたちの、本のある日々》
 が収録されています。

「たのしきィはァ~♪」
「ぐるがるぐる!」(←訳:本のある日々!)

 ええ、本がなくては
 一日も生きてゆけそうにない私たちとしては、
 ワクワクさせられる題名の御本ですわね。
 が。

 冒頭の『まえがき』に、
 意外な事実が?

  《正直、
   わたしは読書家ではないのだ。》

 ↑この告白にギョギョっとさせられ、

  《読書家でなくとも、本は読む。
   本は好きだ。》

 の言葉にホッとさせられ。

「さすがはァ、じょゆうゥさんッ!」
「がるぐる!」(←訳:変幻自在!)

 読書家ではない、ですって?

 いえいえいえ、
 目次のページを見ただけでもう、
 ”読書家ではない”発言は謙遜だと分かります。

 本文は大きく、

 Ⅰ『出会いと気づきの日々』
 Ⅱ『言葉のふしぎ』
 Ⅲ『先輩たちの本』
 Ⅳ『愉しいひとり暮らし』
 
 という4つのパートに分けられていて、
 理系ノンフィクション、
 小説、
 児童文学、
 俳句の本、
 旅や山歩きの本、
 猫の本、
 音楽の本に随筆に……と、
 小林さんのハートを射抜いた書物たちが
 ずらりと挙げられています。

「むむむッ! これェ、おもしろそうゥ~!」
「ぐっるるる!」(←訳:こっちのも!)

 小林さんの文章を読んで、
 これ読んでみたい!と、
 私ネーさが思ったのは、

 佐野洋子さん著『ぼくの鳥あげる』
 平松洋子さん著『肉とすっぽん』
 嵐山光三郎さん著『猫のほそ道』
 倍賞千恵子さん著『倍賞千恵子の現場』
 横尾忠則さん著
 『本を読むのが苦手な僕はこんなふうに本を読んできた』
 串田孫一さん著『遥かなる山脈』……

 はい、さっそくリストを作成いたしましたよ。
 次に書店さんへ行ったら
 探してみなくちゃ♪

「ほんやさァ~んッ!」
「がるぐるがる~!」(←訳:早く再開して~!)

 ネット書店さんもいい、んですけど、ね、
 やはり中~大規模の本屋さんの、
 アート本、映画本、
 写真集といったちょっとマイナーな御本のコーナーをね、
 いいのないかな~と、
 うろうろしてみたいんですよねえ。

「きんだんッしょうじょうゥ!」
「ぐるるるがるぐる!」(←訳:そろそろ限界です!)

 本のこと、
 日常のこと。
 毎日のささやかな、大切な出来ごと。

 本好きさんなら、
 活字マニアさんなら、
 共感せずにはいられない
 小林さんの読書エッセイ、
 お店やミュージアムが再開する日を待ちながら、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 荒れ地をゆけば ~

2021-05-10 23:49:28 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ひゃほほほほゥ! これはァ、うれしィ~!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!ささやかな朗報!)

 こんにちは、ネーさです。
 緊急事態宣言は延長されましたが、
 都内ではちらほらと開館する美術館も出てきましたよ!
 東京国立博物館『国宝 鳥獣戯画のすべて』展は5月14日から、
 国立新美術館は5月12日から再開するそうです。
 詳細は各ミュージアムのHPをご参照くださいね。
 暗いトンネルの出口まであともう少し……
 と信じつつ、
 さあ、ここから読書タイムです。
 本日はこちらの、古典ミステリ作品を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 原野(ムーア)の館 ――



 著者はダフネ・デュ・モーリアさん、
 原著は1936年に、
 画像の日本語版は2021年3月に発行されました。
 英語原題は『JAMAICA INN』、
 映画『レベッカ』『鳥』などの原作者
 デュ・モーリアさんによる長編作品です。

 英国の原野(ムーア)
 と聞いて、思い出されるのは――

「ばすかびるゥ!」
「ぐるる!」(←訳:魔犬だ!)

 そうですね、
 《シャーロック・ホームズ》シリーズ中でも
 傑作と呼び声高い『バスカヴィル家の犬』は、
 人家もまばらな丘陵と湿地を舞台とする
 ミステリ作品でした。

 この物語でもやはり、
 お隣りさんのお家までは
 いったい何kmあるのだろうか、という
 原野が舞台です。

「おてんきもォ、さいあくゥでスよゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:雨だし寒いし!)

 メアリー・イエランさんは、
 雨が吹き込む乗合馬車に揺られ、
 《ジャマイカ・イン》
 を目指しています。

 お母さんを亡くしたばかりの彼女は、
 叔母であるペイシェンスさんのもとに
 身を寄せることになったのですが……

「ようすがァ、へんでスゥ!」
「ぐるるるるがるる?」(←訳:どうしたんだろう?)

 何もかも、
 予想とは違う――

 《ジャマイカ・イン》でメアリーさんを待っていたのは、
 すっかりやつれて、
 記憶の中の姿とは
 別人のような叔母さん。

 それに《ジャマイカ・イン》とはいうけれど、
 《イン(=宿屋)》の設備も、
 宿泊客も見当たらない館は、
 どこも寂れ切っている……?

「かッかえりましょウゥ!」
「がるるぐるがる!」(←訳:ここは危険だよ!)

 叔母の夫にも、
 館にも、
 不信と嫌悪を抱くメアリーさん。
 一刻も早く逃げ出したいんですけれど、
 踏ん切りがつきません。

 なぜなら、
 もし、ここで
 彼女が逃げ出したら……

 残されたペイシェンス叔母さんは、
 どうなるでしょう……?

「うッ! それはァ~…」
「ぐるるがる~…!」(←訳:マズいよね~…!)

 叔母さんを見捨て、
 ここから逃げ出す?

 そんなこと、出来やしない!
 叔母さんと一緒に、
 ふたりでここを逃げ出さなくちゃ!

「ちゃんすはァ、いつゥ?」
「がるるっる?」(←訳:どうやって?)

 見知らぬ土地で、
 心細さに悲鳴を上げつつ、
 メアリーさんは闘います。

 得体のしれぬ何かと。
 原野の恐怖と。
 《ジャマイカ・イン》に巣食う悪と。

「どこかにィ、いませんかァ?」
「ぐるるがっるるるるる!」(←訳:味方になってくれる人!)

 誰が味方で、誰が敵か?
 メアリーさんを救ってくれるのは?

 100年近く前に著された作品で、
 時代背景は19世紀ですが、
 訳者・務台夏子さんによる新訳は
 まったく古臭さがなく、
 読み始めたら止まらなくなる快作です。

 ミステリ好きさん、
 クラシックな英国エンタ文学が好きな方々、
 そしてヒッチコックさんの映画が大好きな方々も、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 光と水の画家 ~

2021-05-09 22:29:03 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わわわッ! かッこいいィ~♪」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!ステキすぎる!)

 こんにちは、ネーさです。
 大河ドラマ『青天を衝け』に、
 私たち多摩っ子の誇り・土方歳三さんが登場しました。
 町田啓太さん演ずる“歳さん”のまあ凛々しいこと!
 次週もたくさん出演シーンがありますように!
 と祈りながら、
 さあ、ここからは読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

  


 
       ―― モネへの招待 ――



 編者は朝日新聞出版の皆さん、
 2021年3月に発行されました。
 『瞬間を捉えようとした画家』と
 副題が付されています。

 クロード・モネ(Claude Monet)さん、
 1840年生まれ、1926年没――

 実はモネさん、
 土方歳三さんと同時代人、なんですね。

 土方さんは天保6年(1835年)の
 端午の節句(5月5日)生まれと伝えられています。

「おなじィ~じだいィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:激動の時代!)

 19世紀中頃、
 日本は政治的に激動の時代でしたが、
 フランスもまた政治・経済・文化の点で
 激動と激変の時代を迎えていました。

 産業革命が起き、
 新たな富裕層が経済を動かし、
 アカデミーの古めかしい画風に
 飽き足りない者たちが
 行動に出る。

 モネさんもそんな一人、いえ、
 率先して旗を振ったひとり、
 と申せましょうか。

 1874年4月、
 モネさんは仲間たちとともに、
 グループ展を初開催します。

「それがァ、じだいのォまくあけェなのでスゥ!」
「がるるる!」(←訳:印象派展!)

 酷評されてしまった第1回印象派展でしたが、
 第2回、第3回……と
 回を重ねるにつれ、
 世間の風向きは、はっきり変わってゆきます。

 少しずつではあれ、
 モネさんの絵は売れ始めました。

 印象派展も第7回となった1882年には、
 人気作家に。
 翌1883年には、
 ジヴェルニーに転居。
 1886年には米国NYで印象派展が開催されて。

「うれッこォでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:画題も発見!)

 ジヴェルニーの敷地内に
 第2のアトリエを建て、
 《睡蓮》の絵を描き始めたのは
 1897年のこと。

 このとき、
 日本では既に土方さんは世を去り、
 江戸時代は終わっていましたが、
 ジヴェルニーのモネさんの家の壁には
 多数の浮世絵が飾られてました。
 
 国は違え、言葉も違えど、
 おそらく土方さんが見たであろう
 広重さんや北斎さんの作品を、
 モネさんも目にし、
 大切にしていた――
 
 のだと思うと、
 あらためて、
 モネさんに親近感を抱いてしまいます。

「ふらんすとォ、にほんッ!」
「がるぐる!」(←訳:縁は深く!)

 水面に浮かぶ睡蓮の花、
 『印象、日の出』の朝もや、
 霧にけぶるロンドン国会議事堂、
 エトルタの海岸の荒れる波。

 ”睡蓮の画家”であり、
 ”水の画家”でもあったモネさんの生涯と、
 画風の変遷、
 日本美術とのかかわり、についても記された
 観ても読んでも楽しいこの御本は、
 アート好きさんに、
 歴史好きな活字マニアさんにも
 おすすめですよ。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 《笑》の園の星 ~

2021-05-08 23:31:07 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いそげやァ~いそげェ~なのでスゥ!」
「がるる!ぐるが~る!」(←訳:虎です!本屋さ~ん!)

 こんにちは、ネーさです。
 週末の読書タイムは本屋さんへ走れ!
 新刊コーナーへ急げ!
 その理由は、はい、もちろん、
 ↓こちらのコミック作品のためですよ~♪

  


 
     ―― 女の園の星 2 ――



 著者は和山やま さん、2021年5月に発行されました。
 《このマンガがすごい!2021》で第一位を獲得し、
 読書界に大々反響を呼んだ《女の園の星》、
 待望の第2巻です。

 ええ、私ネーさ、ガンバりました。

 今日5月8日朝のTwitterで
 『女の園の星2』がトレンド入りしたことから
 第2巻が出たんだわ!と知り、
 緊急事態宣言下でも開いている本屋さんへ走って、
 新刊コーナーに直行!
 
「わおッ!」
「ぐる!」(←訳:発見!)

 我ながら呆れるほどの速攻ぶりでしたが、
 ふっふっふ、
 頑張りは報われました♪♫

 最高ですわ第2巻~!

「おなかのォかわがァ~…」
「がるるる~!」(←訳:よじれる~!)

 女の園。

 とはつまり、女子高のこと。

 第1巻では、
 成森女子高等学校の国語教師、
 星(ほし)先生を中心に、
 同僚の先生たち、
 生徒さんたちの、
 なんでもないようでいて
 とんでもないような
 “学びの日々“が描かれました。

 この第2巻でも、
 なんでも&とんでもな毎日は健在で
 ……ああ、いいなぁ、
 私もこういう高校に通いたかったわぁ、
 と羨ましくなってしまいます。

「ぷふふッ♪」
「ぐるるっ♫」

 第2巻の表紙は、
 星先生ではなく、
 同僚の小林(こばやし)先生。

 だからでしょうか、
 今回は小林先生が大活躍、
 というか、
 なかなかの迷走っぷりを見せてくれます。

 そして生徒さんたちの、
 小林先生の迷走を上回る大暴走っぷりには
 もう笑うしかなくて。

「これがァせいしゅんッ、なのでス!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:アオハルなんだよ!)

 星先生と、クワガタのエピソード。

 早朝の電車と、或るジャンクフードのエピソード。

 全生徒をザワつかせる、
 キラキラなエピソード。

 小林先生と、ペタリストのエピソード。

「ぺたりすとォ?」
「ぐるるるがる?」(←訳:何だろうそれ?)

 もっとあれこれお喋りしたいんですけど、
 ネタバレ厳禁!
 ですので、
 えへん、自粛いたします。

 あ~…それにしても、
 久しぶりにアハハ♪と爆笑いたしましたよ。
 暗いニュースを吹き飛ばすパワーが欲しければ、
 小説好きさんも
 マンガ好きさんも、
 ぜひ、《女の園の星》1&2巻を
 手に取ってみてくださいね。
 早くも第3巻が待ち遠しい快作にして傑作、
 激おすすめです~!
 
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 億光年の光 ~

2021-05-07 23:30:10 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 みずのォ、わくせいィ……!」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!良い言葉だなぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 宇宙飛行士・野口聡一さんによれば、
 地球は『水の惑星』……!
 漆黒の宇宙にぽつんと浮かぶ
 美しい青い星をあらためて想い浮かべながら、
 さあ、本日の読書タイムは、
 野口さんに敬意を表し、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
   ―― 天体観測に魅せられた人たち ――



 著者はエミリー・レヴェックさん、
 原著は2020年に、
 画像の日本語版は2021年3月に発行されました。
 英語原題は『THE LAST STARGAZERS』、
 天体観測LOVE!な天文学者さんたちの
 ”実態“を掘り起こすノンフィクション作品です。

「てんこうゥ、よしィ!」
「ぐーるるがる!」(←訳:ドームを開け!)
「かんそくゥ~かいしィ!」

 天文学者さん。

 っていうと、
 知力で勝負する
 優秀な頭脳労働者のような
 イメージがありますが。

 著者・レヴェックさんは
 そんなイメージを
 序章でいきなり引っくり返してみせます。

 米国はハワイの山頂に建つ、
 すばる望遠鏡。

 レヴェックさん、
 50億光年先にある銀河を観測するため、
 在籍する大学を通じて、
 一夜、すばる望遠鏡を借り受ける許可を得ました。

「やッたでスねッ!」
「がるるぐる!」(←訳:貴重な一夜!)

 喜び勇んで、観測開始!

 ……のはずが、う~ん?
 機械のどこかがどうかしちゃったようで、
 動かない……?

 レヴェックさん、青ざめます。
 すばる望遠鏡を
 一晩稼働させるのにかかるコストは
 4万7千ドル。

 望遠鏡を壊した、なんてことになったら、
 いったい修理費用は……?
 ど、どうしよう……?

 いや待って、
 壊れたとは限らないよね、
 再起動させて、観測に取り掛からないと!

 望遠鏡のスケジュールは
 何か月も先まで埋まっていて、
 今夜の機会を逃したら、
 論文が書けなくなってしまう……!

「たたたッ、たいへんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:早く観測を!)

 優雅な頭脳労働ではなく、
 あたふた、
 ドタバタ?

 実は、こういったドタバタは
 レヴェックさんに限ったことではありません。

 ずっと昔から、
 観測天文学者さんたちは
 数々のアクシデントと闘いながら
 学問の発展に貢献してきました。

 理想的な天文台というのは、
 殆どが高い山の上にあって。

 つまり、半端なく、寒い。

 凍えるような寒さ&睡魔との闘い。

 そして、ハワイや南米では、
 しばしば地震が……!

「ひえええェッ!」
「がる~!」(←訳:怖い~!)

 星の写真を撮影するのも、
 乾板を使うしかなかった時代には
 苦労が山積み。
 デジタル化された現在でも、
 データからノイズを除く作業があったり、
 それなりの手間がかかります。

 また、
 20世紀以前の天文学会は、
 まったくの男性優先?
 女性は観測所に入れなかった?

「ふァ??」
「ぐるる!」(←訳:無茶だ!)

 観測にいそしむ学者さんたちを
 恐怖に陥れる
 タランチュラの襲来?
 
 写真の現像室には、
 毒蛇コブラも?

「……てんもんがくしゃさんッてェ~…」
「がるるぐるがるる~…」(←訳:スゴイ仕事なんだ~…)

 道のりは険しく、
 困難は尽きず、
 それでもなお、
 レンズの彼方に、
 電波の中に、
 今日も宇宙を探して。

 天体観測や天体写真好きな方々に
 激おすすめのノンフィクションです。
 巻末の『訳者あとがき』も含め、
 皆さま、ぜひ一読を♪
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 1000年むかしも、ガンバリました ~

2021-05-06 23:38:24 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こッ、ころもォがえェ~ッ!」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!夏の暑さだ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 夏物を出さなくちゃ!
 いやその前に春物をまとめなくちゃ!
 と大忙しの一日の終わりは、
 はい、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪

  


   
    ―― 平安男子の元気な!生活 ――



 著者は川村裕子(かわむら・ゆうこ)さん、
 2021年2月に発行されました。
 『岩波ジュニア新書』から刊行されているこの御本は、
 おそらく中学生を中心する
 ジュニアさん向けの作品かと思われますが、
 大人が読んでも大丈夫!

「むしろォ、おとなにィこそッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:おすすめなのです!)

 平安時代――
 大雑把に言っちゃいますと、
 いまから1000年くらい前、になる訳で。

 現代では《古典》とされる
 『源氏物語』や『枕草子』には、
 当時の人間模様や恋愛や文化や流行が
 描き込まれていますけれども。

「なんとなくゥ~くものォうえェ~…」
『がるるぐるるる~?」(←訳:現実感うすいよ~?)

 平安の世の貴公子さんは、
 どんな暮らしをしていたんでしょう?

 光源氏さんのように、
 恋愛恋愛また恋愛たまに配流、
 ってだけじゃないわよね?

「えェ~とォ、たぶんッ?」
「がるるぐるるがる!」(←訳:お仕事してるはず!)

 光源氏さんは
 フィクショナルなキャラクターですが、
 この御本で著者・川村さんが
 取り上げているのは、
 実在した《平安男子》さんです。

 彼の名は、
 藤原行成(ふじわら・ゆきなり)くん。

 お年は、25~26歳というところでしょうか。

「ゆきなりィくんのォ、にちじょうゥせいかつゥ!」
「ぐっるるるる~!」(←訳:追ってみよう~!)

 行成くんのお住まいは、
 当然ながら平安京――京の都の一画です。

 朝はの~んびり寝坊……
 なんていってられないわよ。
 起床の時刻は、
 夏だったら4時半頃、
 冬は6時半頃。

 都の北の方、
 陰陽寮から時刻を報せる太鼓の音が聞こえてきたら、
 はい、
 ぱっちり目を覚まして、
 その日の運勢をチェック、
 身支度を整え、
 ご飯をいただいて。

「しゅッきィ~んッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:牛さんカモン!)

 冠(かんむり)をぶつけぬよう、
 袴を踏まぬよう、
 用心しながら牛車(ぎっしゃ)に乗って、
 さあ、
 勤め先の大内裏(だいだいり)へ、
 ぶっ飛ばせ!

「だめでスゥ~!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:そこは安全運転で!)

 行成くんの職種は、
 秘書室長のようなもの。

 藤原道長さんはじめ、
 国政を動かす実力者たち《公卿(くぎょう)》の、
 サポート役みたいなものでしょうか。

 政争、
 職場の上下関係、
 一族間のパワーゲーム、と
 荒波を乗り越え、
 キャリアアップを目指す行成くん。

 おっと、
 お仕事をガンバった後は、
 歌を詠んだり、
 手紙を送ったり、
 蹴鞠の練習もして、
 恋愛もして、
 セレブが集う宴や
 宮中のイベントにも出席して。

「ふうゥッ! いそがしそうゥ!」
「がーるぐるるぅーる!」(←訳:ハードスケジュール!)

 行成くん、毎日グッジョブ!

 なぁんて、
 1000年昔の平安男子さんに
 労いの声を掛けたくなる
 汗と涙と笑いのお仕事日記、
 歴史好きな活字マニアさんは、
 本屋さんや図書館で探してみてくださいね。
 《源氏物語》など古典大好き!な方々も、
 ぜひ、一読を♪
 

   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 乱歩さんの東京へ ~

2021-05-05 23:30:45 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 るるゥ~♪ごがつはァ~ばらのォはなァ~♪」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!花の王さま!)

 こんにちは、ネーさです。
 5月に入った途端、
 ふっくらとバラの花が咲き始めました。
 サクラもいいけどバラは格別よね~♫
 と頬をゆるめながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



    ―― 東京人 2021年6月号 ――



 『都市を味わい、都市を批評し、都市を創る』をテーマとする
 月刊誌『東京人Tokyojin』の最新号は、
 都市・東京に花咲くミステリ小説を大特集!

「おおッ! ひょうしをォかざるはァ~…!」
「ぐるがる!」(←訳:乱歩さん!)

 真っ赤な夕焼け空を背景にたたずむ、
 江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)さん――
 本名は平井太郎(ひらい・たろう)さん。

 ミステリ好きな活字マニアさんは、
 にやり♪とするに違いない表紙デザインですが、
 内容もファンタスティックですよ。

 メインの特集は、
 《地図と写真で旅する江戸東京探偵散歩》。

 ”主役“はもちろん、
 お江戸の頃から、
 維新・明治の帝都、
 近代、そして現代と、
 東京を舞台に活躍する
 名探偵さんたち。

 そして、彼らが拠点とした《町》は、
 名探偵の“共演者”的な位置づけでしょうか。

「ぎんざにィ、しんじゅくゥ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:神田に歌舞伎町!)

 岡本綺堂さんの『半七捕物帳』、
 横溝正史さんの『人形佐七』の神田。

 宮部みゆきさんの『ぼんくら』は深川。

 江戸川乱歩さんの『明智小五郎』さんは、
 お茶の水に。

 若竹七海さんの『葉村晶』さんは、吉祥寺。

 東側篤哉さんの執事『影山』さんは、国立。

「とうきょうゥ、ひろいィのでスゥ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:下町にビジネス街!)

 海外のミステリ作家さんの目に映るトウキョウは……
 えーと、まあちょっとね、
 微妙にズレてる箇所や解釈があって、
 苦笑いしちゃったり。

 令和の探偵さんたちは、
 都心部よりも
 下北沢や高円寺がお気に入りなかなぁ、と
 郊外の路線図を見直してみたり。

 面積の点では広大ではなくとも、
 摩天楼も住宅街も
 海も山も島もある東京は、
 作家さんにとっては
 使い勝手のいい土地、なのかもしれませんね。

「とちもォ、にんげんもォ~」
「がるぐるるる!」(←訳:色々なんです!)

 ロンドンがシャーロック・ホームズさんの、
 パリがアルセーヌ・ルパンさんの都市(まち)だとしたら、
 東京は……

 明智小五郎さんと怪人二十面相さんの都市、
 と言えましょうか。
 
 ミステリ好きさんにも
 歴史好きさんにも
 地図マニアさんにもおすすめの一冊です。
 《探偵小説に描かれた、
 ミステリアスな追憶の東京》の散歩を、
 ぜひ、体験してみてくださいね~♫
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 最高の音を、響きを ~

2021-05-04 23:43:00 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しんりょくゥ~めきめきィ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!まさに緑の日!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日5月4日は『みどりの日』、
 明日5日は立夏、とあってか、
 スーパーマーケットの売り場に冷し中華が!
 夏が来ちゃうのねえ~と
 夕暮れの空を見上げつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
       ―― 響きをみがく ――



 著者は石合力(いしあい・つとむ)さん、
 2021年3月に発行されました。
 『音響設計家 豊田泰久の仕事』と
 副題が付されています。

 トヨタ――といえば、
 思い浮かべるのは自動車会社のTOYOTAでしょうか。

 けれども、
 音楽に携わるお仕事をしている方々が
 思い浮かべるのは自動車ではなく、
 この御方――

 豊田泰久(とよた・やすひさ)さん。

 なぜなら、
 豊田さんこそ
 ”最高の音の創り手”なのですから。

「おとをォ~でざいんッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:バランスを構成!)

 豊田さんは
 世界中で活躍する
 音響設計家(アコースティックデザイナー)です。

 コンサートホールを設計建築するのではなく、
 ホールの音響を設計(デザイン)し、
 より良い音、
 より良い響きを、
 空間に、演奏者に、聴衆にもたらす。

 その偉業の第一歩は、
 サントリーホールから始まりました。

「にほんでェさいしょォ、だッたのでス!」
「がるるっるぐるがーる!」(←訳:クラシック専門ホール!)

 クラシック音楽を専門とする
 サントリーホールのプロジェクトは
 1981年に始動し、
 豊田さんはホール音響の主担当として
 この大事業に参加することになりました。

 当時サントリーの社長であった
 佐治敬三さんの注文は、
 《ワールドクラスのコンサートホールを》
 というただ一言。

 《帝王》カラヤンさんのアドヴァイスにより、
 客席がステージを360度囲む
 『ヴィンヤード型』(ぶどう畑の意)の、
 その頃の日本では珍しい設計のホールが 
 1986年10月に開館します。

 しかし……?

「こくひょうゥ?」
「ぐる?」(←訳:絶賛?)

 国内のオーケストラからは
 大ブーイング。

 反対に、
 海外のオーケストラや指揮者さんは、
 大絶賛。

「うううゥ? いッたいィ、どッちィ?」
「がるるるるぐる?」(←訳:正しいのはだれ?)

 答えは、
 ホール完成後30年を経た現在、
 国内外のオーケストラに
 サントリーホールが大人気!
 という事実からも明らかですね。

 豊田さんの音響設計は
 間違っていなかったんです。

 けれどオープン当初、
 受け入れられなかった理由は?
 豊田さんはどうやって
 酷評を跳ね返していったのか?
 
 そして、
 建築家さんやマエストロたちが
 大仕事の相棒に
 豊田さんを指名するのは、
 なぜ……?

「よみながらァ、どきどきィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:心臓バクバク!)

 良い音を探して。
 最高の響きを求めて。

 クラシック音楽マニアさんには
 よく知られる数々のエピソードも、
 門外漢の私たちには、
 うわあ!と驚かされることばかり。
 20世紀から21世紀へ、
 今もなお、
 より高みへ羽ばたこうとしている
 音響設計家さんの半生記を、
 皆さま、ぜひ♪
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 哲学もエンタする ~

2021-05-03 22:55:46 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ほわわッ? もうゥ~しんせんぐみィ??」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!早過ぎ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 大河ドラマ《青天を衝け》、
 次回は新選組の土方歳三さんが登場?
 もうすぐ江戸幕府は終っちゃうのかしら?
 展開の速さにオロオロしつつも、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



 ―― むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。 ――



 著者は小川仁志(おがわ・ひとし)さん、
 イラストは おほしんたろう さん、
 昔話脚色は谷口崇(たにぐち・たかし)さん、
 2021年1月に発行されました。
 『7つの昔話で学ぶ日本一おもしろい哲学入門』
 と副題が付されています。

「てッ、てててッ?」
「ぐるぅ~…!」(←訳:哲学ぅ~…!)

 どうしよう、
 のんびりのほほんとしたいGWなのに、
 とんでもないモノに手を出しちゃったわ……
 あら、でも、これって……

 マンガ?

「ふァ?」
「がるっ?」

 全編全ページがマンガなのではなく、
 解説文が併載されていて、
 イラストもあって、
 とにかく分かりやすい~!
 おかげで、
 
  幕末の複雑さにもついてゆけないってのに、
  哲学なんていう奇々怪々な学問に
  ついてゆけるのかなぁ……

 と凹みかけていた読書欲が
 シャキーンと回復いたしましたよ。

「じゃァ、さッそくゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:桃太郎から!)

 本文では、
 7つの昔話をテキストに、
 古今の哲学者さんたちが
 持論を展開&応用してゆきます。

 第一章『桃太郎』
 第二章『浦島太郎』
 第三章『弦の恩返し』
 第四章『おむすびころりん』
 第五章『わらしべ長者』
 第六章『かぐや姫』
 第七章『さるかに合戦』

 の各章では、例えば――

「もものォ、しょゆうけんはァ?」
「がるるるるるるぐるる?」(←訳:浦島太郎さんの本心は?)

 どんぶらこ、と川を流れてきた桃は誰のものか。

 かぐや姫を連れ去ろうとする
 月の使者に抵抗する方法とは。

 さるかに合戦のサルに
 戦わずして復讐するには。

 などの命題と解答が示されています。

 それらの中で、
 私ネーさが気になったのは、
 『桃太郎』に見る『君主論』!

 桃太郎さんは、
 犬・猿・雉をお供にして、
 つまり部下を率いて適地へと赴く
 指揮官(=君主)です。

 君主とは、どうあるべきか。

 ニッコロ・マキアヴェッリさんは
 考えました――

  リーダーは愛されるよりも
  恐れられる方がいい。
  ただ同時に、
  憎まれてはいけない。

  獅子のごとく強くあれ。
  狐の狡猾さをも持て。

  それこそが、君主。

「らいおんとォ、きつねッ!」
「ぐるがる~…」(←訳:至難だね~…)

 マンガという形式を択ることによって、
 抽象的にならず、
 難解にもならず、
 くすくす笑いながら
 サルトルさんの実存主義を知り、
 ボーヴォワールさんの功績を学ぶ。

 エンタ路線の哲学入門書は、
 老若男女問わず
 全活字マニアさんにおすすめですよ。
 ぜひ、軽~い気持ちで、
 哲学の世界を覗き見してみてくださいね~♪
 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ そこに《音》は生まれる ~

2021-05-02 22:18:06 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるゥ~♫なつもォ~ちかづくゥ~♪」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!八十八夜です!)

 こんにちは、ネーさです。
 2021年の八十八夜は、5月1日でした。
 美味しい新茶がお店に並ぶのも
 もうすぐね~♪と期待しながら、
 GW真っ只中の読書タイムですよ。
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
      ―― 国道16号線 ――



 著者は柳瀬博一(やなせ・ひろいち)さん、
 2020年11月に発行されました。
 『《日本》を創った道』と副題が付されています。

「えッ? じゅうろくごうゥせんッ?」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:それ目の前だよ!)

 国道16号線――ROUTE 16。

 ええ、そうなんです。
 東京都の八王子市に住む私たちにとって、
 ”最も親しみがある国道“は、
 16号線と、20号線。

 特に16号線は、
 我が家の目と鼻の先にありますので、
 親しみを越えて、日常の風景です。

 その16号線が……日本を創った、ですって?

「むむゥ! しんじられェませんッ!」
「ぐるるがるぅ?」(←訳:ホントかなぁ?)

 関東以外にお住まいの方々には、
 国道16号線と聞いても
 ピンと来ないでしょうけれど、
 いわゆる都心部――東京23区の外側の、
 郊外エリアをぐる~っとつなぐ道路、
 といったらイメージしやすいかしら。

 千葉県の富津市から、
 市原市や千葉市を通って北上、
 埼玉県の春日部市から西へ向かって
 川越市や入間市を通り、
 羽村市、福生市、八王子……と都内を南下し、
 神奈川県の相模原市と横浜市を経て、
 ゴール地点は横須賀市の横須賀駅。

 それが、国道16号線です。

「こうつうりょうゥ、おおいィのでス!」
「がるるぐる!」(←訳:物流のキモ!)

 20世紀には軍用道路として、
 現代では流通の要路として、
 頻繁に利用されている16号線は、
 著者・柳瀬さんいわく。

 《日本最強の郊外道路》。

 現代だけではありません。
 江戸末期から維新の時代には、
 産業の発展と国力の増強に
 大いに役立った街道が
 武州(武蔵野)の町村を
 結んでいたのでした。

 そして、
 ヒトの行き来があれば、
 そこには”文化“も生まれてゆきます。

「それはァ、きッとォ~…!」
「ぐる!」(←訳:音楽!)

 矢沢永吉さんと、
 ユーミンさんを育てた《道》。

 戦後日本の音楽のゆりかごは
 他ならぬ国道16号線であったと、
 著者・柳瀬さんは説きます。

 えええっ?
 と驚かされる珍説……に見えて、
 しかし、読み進んでゆくとこれがまた、
 うんうんそうかぁ、と
 頷いてしまうんですね。

「あれやこれやァ、ぜェ~んぶゥ?」
「がるるるぐるるがる?」(←訳:16号線エリアから?)

 文化の誕生過程を追いつつ、
 “江戸はむかし僻村だった”という通説を
 ひっくり返してゆくくだりは痛快です。

 そして、

    16号線は絵になる。詩になる。

 という語りから始まる
 本文129ページの文章は
 とりわけ印象的でした。
 
「みらいのォ、ぶんかもォ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:たぶん16号線から!)

 歌が、文化が流れゆく《道》。

 関西や東北、九州の方々からは、
 ちょっと待った!
 と盛大にツッコミが入りそうではありますが、 
 ともかくも先ずは一読してみてくださいね。
 ぷふっとふき出したり、
 あるある~と納得したりの
 楽しい《16号線》文明論、
 連休の読書リストにおすすめです~♪


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする