先々週は春一番が吹き、2月として史上最高気温の22℃を記録したと思ったら、先週は朝から雪が降る寒い日がありました。 これだけ気温の変化が激しいと年寄りは身体がついていけません。
ところで、昨年12月4日に書いたフランスはパリに遊学中の女性からメールが届きました。 パリ3区のアパートに住んでいて、毎日フランス語学校に通っているようです。 まだ3℃/0℃位で雪も降って外は寒いそうですが、家の中は暖房が効いていて日本より暖かい、トイレが暖かいのに感心したそうです。 3月一杯で初心者コースが終わるので、それからどうするか思案中との由。 パリは住居費も物価も高いので、地方の都市、例えば中部のリヨンとかに移ることも考えているようです。 肝心のフランス語はもうそこそこ話せるようになって日常生活はなんとかなる由で、さすがです。
私めも30年前にベルギーのブリュッセルに住みサバイバル・レベルのフランス語を使っておりました。 昔 フランス語の数の数え方の話をしましたが、フランス語は語彙数が少なく、一つの単語の意味が状況次第で変わってきます。
例えば、パピエpapierは紙、英語のPaperですが、店屋でお金を払った時にパピエ・シルブプレ(s'il vous plait)(直訳すれば、紙をお願いします)と言えば、領収書を下さいという意味で、トイレの中から「紙をくれ」と言えばトイレットペーパーを持って来てになる、といった具合です。 だから、(単語ではなく)言葉の意味を理解するには状況を理解する想像力が必要になります。 相互の想像力が一致しないと、本人はメモ用紙をと言ったつもりが、新聞紙が出てくることになりかねません。
なぁんて偉そうに言っておりますが、当時の私めの常用句は「ジュネ コンプランパ フランセ。 パブレ アングレ?」(私はフランス語ができません。 あなたは英語ができますか?)でした。 アハハ!
10年前にはあれだけパリに行っていたのに…
もうすっかりパリのことも フランス語も忘れてしまいました。
恐ろしいことです!