例年通り今年も、日本年金機構からH28年分の年金受給者の扶養親族申告書 (葉書)が送られて来ました。
この申告書は、年金に課税される所得税を計算する際、基礎&扶養控除をしてもらう為のもので、年金の源泉徴収所得税額を少なくする重要なものです。
年金受給者の方々は、同封の「手引き」があるので、全てお判りのことですが、この申告書は、換言すれば、世帯内の家族の状態に変更はありません、あるいは 変更がありますと、自らが申告するものです。 時折 年金受給者や扶養親族が死亡しているにも拘わらず、生きているように「変更なし」と申告して(あるいは、何ら申告せずに)、年金を多くもらっていたと問題になるケースが出てくることもある、性善説ベースの申告書です。
昨年(→ こちら)は、前年(=一昨年)を見て下さいというだけで終わっておりますので、今年はちゃんと画像を見て頂くことにします。
(↑の大きい画像はありません)
(↑)で、見にくいかもしれませんが、下側半分内の赤線枠で囲んだように、扶養親族に昨年から変更がなければ、上側半分内の赤線枠で囲んだ「A」欄、即ち、私めの氏名、性別、電話番号を記入し、押印すればよいだけの簡単なものです。
この申告書を提出しないと、年金から源泉徴収される所得税が10.21%なのですが、提出すれば半分の5.105%に半減されることになります。
この申告書は、各申告人が返送葉書に52円切手を貼らないといけません。
年金受給者のいる世帯数は約2,430万世帯ですから、全世帯が52円切手を貼って返送すると仮定すると、約12.64億円分の切手が売れると言うことで、日本郵便の収入に貢献している訳です。
逆に言えば、受取人払いの場合と較べて、日本年金機構(≒国)は約12.64億円分の節約になっている訳です。