カワセミ (翡翠) のオスの嘴(くちばし)は上下とも黒いのですが、メスは下嘴が赤い ので、外見上からオスと区別できます。 このメスの赤い下嘴を、赤い口紅を塗ったようだと見立てて 俗に「 紅 」とも呼んでおります。
先ずは、カワセミ♀の「紅」の姿をご覧頂きましょう。
カワセミの背中のコバルトブルー(青色)は、羽の色素によるものではなく、羽毛にある微細構造によって光の加減で青く見える「 構造色 」で、シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理です。 ですから、光の当り具合でコバルトブルーの色味がだいぶ変わってきます。
(↓)は、順光で見たコバルトブルーの色味です。
(↓)は、逆光気味で見たコバルトブルーの色味です。
カワセミは、近年 都会の川や公園内の池にも進出してきており、多くの「追っかけ」がいる人気のある美しい野鳥です。 皆さんの近所の川や公園内の池を見回って、カワセミを探してみて下さい。 意外と近所にいますよ。
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)